南ア人の主食であるパップは、
トウモロコシの粉を沸騰した水で溶かし、練ったもの。
※こちらではメイズと言います。
日本人でお米を食べないと食べた気がしない人がいるかもしれませんが、
南ア人にとってのパップも同じようになくてはならないものです。
これです、これ。
当然、南アでは大量に生産されています。
南アのとうもろこしの生産量は、世界でもトップ10に入っています。
先日のプレトリアニュースの記事で、
そのメイズが将来的に足りなくなるかもしれないというものを見つけました。
SA experiencing maize shortage-SABCnews-(英語)
記事によると、
トウモロコシが足りなくなる原因が
日本を含む諸外国への輸出が大幅に増えたからだと説明されています。
※日本はトウモロコシの輸入量世界第1位です。ほとんどアメリカからですが‥
特に名前が挙がっているのが、日本とベネズエラだそうです。
また記事では、今後、中国への輸出も激増しそうだと書かれています。
トウモロコシの輸出量に占めるアフリカ大陸以外の割合
6%(2007年)→84%(2011年)
南アで食糧危機が直ちに起こるとは思えませんが、
今後、生産体制を整えておかないと、いくら広大な土地を誇る南アであっても、
決して永年安泰ではないと考えされる記事でした。