しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

白鳥について、訂正とお詫び

2014-02-27 13:15:52 | つぶやき


旭川市永山新川の白鳥について、勝手な思い込みを書いていたようなので、ここに訂正してお詫び申し上げます。



上の写真には、12羽の白鳥が写っています。奥に小さく丸まっているのも居ますよ。この白鳥たちは、すべて、渡りをせずに、この川で越冬したのだそうです。傷ついた白鳥は、2羽だけではありませんでした。チーズやクーだけではなく、羽が傷ついて飛べなくなった白鳥が他にも居ます。その中に、まだ幼い鳥もいて、そのお母さんが付き添って残ったというパターンもありました。お母さん鳥は飛べるけど、仲間と離れ、子供に寄り添っているのです。その反対に、幼鳥が親鳥においてけぼりにされたケースもあります。この子は、体は元気で飛べるのに川で一人ぼっち。餌のとり方を教わっていないから、エサやりのおじさんがあげるパンは食べるけど、おじさんが川にまいた米粒は、もぐって取ることができなかったそうです。最近、周りの白鳥を見て、見よう見真似で憶えて、少しづつ、川に頭を突っ込んで食べるようになったそうです。



これらの話は、エサやりのおじさんから聞きました。実はこのおじさん、「野鳥の会」の人だったのです! ルール違反のエサやりではなく、渡りが出来なくなった白鳥の保護をしていたんだよ。いやはや、全く勘違いをしてしまいました。どうりで、わざわざ川の中に入って、氷を割ったり、石を除けて整備したり、大変な作業をしていました!おじさんは、ほぼ毎日、ここに来て、エサをやり、白鳥の情況を把握していたのです。私が勝手に「クー」と名付けた子を、おじさんは「チビ」と呼んでいました。

自然の中に生きる野生生物と人間との関わりは、難しい問題ですね。人が手をかけることによって、野生が野生でなくなって、生態系にも影響が出ることもあります。 でも、渡れなくなった渡り鳥に、手を差し出すことは許されてもいいのではないでしょうか? 羽を失い、エサをとる術を無くしても、この土地で静かに生きていく彼らを見守ることで、私の心は救われます。 彼らはここで、生きていく。 私もこの土地で生きていく。 その存在だけで、救われる人間が、ここに一人居るのです。


チーズは、わたし。
クーは、わたし。

無理に飛ぶことはない。ここで、自分の生き方を見つけよう。





この子は、羽の先が傷ついていますが、お母さんが一緒に、川に残ってくれました。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年も、永山新川の白鳥。 | トップ | いよいよ、放流の準備。 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
友達もいるから (masaayafigft)
2014-02-27 17:35:37
皆が皆一緒に空を飛べることはないのですね。

飛べない白鳥(渡り鳥)がいるなんて考えたこともありませんでした。

そうですよね・・・遠くの地に飛んで行くのだから
怪我をしていたら付いていけないですよね。

永山新川の白鳥さん達が健やかに暮らせますように
返信する

コメントを投稿

つぶやき」カテゴリの最新記事