東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

旧川越街道~板橋、練馬、和光~その二十二(白子〈四〉)

2014-09-09 19:35:35 | 東京以外の町
さて、旧川越街道を行く、白子宿の続きである。旧道と県道の交差点から、旧道は一気に上り勾配に掛かっていく。今でこそ、道路は拡幅されており、さらに舗装されている。昔の未舗装で雨など降ろうものなら、急勾配のこの道はさぞや難所と化したことだろう。その上り口まで白子宿の名残は続いている。見事な旧家が聳えている。


川越の殿様の行列が通り掛かる光景が思い浮かんできそうな雰囲気を感じる。立派な建物であるだけではなく、手入れが充分にされているところがすごいと思う。


二階の窓の格子が細かくて美しい。重厚なばかりではなく、繊細な美しさを感じる。


道の向かい側にも、古い時代からの名残を感じる建物がある。


かつては商店であった様子。今もこの建物も大事にされている様子が分かる。


旧街道を向いた軒先の雰囲気。ここで、国道254号線方面へ行く道が別れている。


その分岐点の様子。背後にはマンションなども見えるが、ここだけは時が止まっているような感じ。この一画を見る為に足を運ぶ価値がある。旧街道の雰囲気をこんなにも感じられるところが、これほど近い所にあるという点が驚きだった。


分かれる道の方から、旧道を望んだところ。この光景はずっと長い間変わらずにきた景色。


道はカーブしながら、どんどん上っていく。振り返ると蔵が見えた。


道の具合はこんな感じ。カーブしながら急速に上っている。


きつい上り坂を上っていくと、左手に公園というのか、緑地があり、入れるようになっている。「大坂ふれあいの森」と標識が出ている。この坂はかなりの坂で、大坂と呼ばれている。


決して、周囲が農村風景の残るところなのではないのだが、こんな風に斜面の森が残されている事で、旧街道の時代の雰囲気が少しは想像出来る。


とはいえ、この向こう側には国道254号線の幹線道路が走っているはず。それを忘れるような、森の雰囲気だった。


さらに上っていく。振り返ると、こんな感じ。昔の街道時代には大変だっただろうなとしみじみ思う。


そして、これは国道254号線側から斜面の森の入口を見たところ。上っていける道が付いているようだけど、ふれあいの杜へ通じているのかどうかは分からない。


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