エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

人気アニメ「エウレカセブン」を愛し、ツッこみ、ゲスの勘ぐりでエピソードを読み解くブログです(ひでぇ)。リンクフリー。

第6話「チャイルドフッド」Childhood

2005-05-22 07:29:55 | 各話ガイド(第1クール)


エウレカをママと呼ぶ、三人の子どもたち。彼らは、なぜかレントンを目の仇にし、執拗にいたずらを繰り返していた。しかし、レントンにエウレカの子どもたちを叱る勇気はない。そんな中、彼らのいたずらが原因で月光号が窮地に陥る。州軍の基地の上、前進することができなくなってしまった月光号。レントンは、ピンチを切り抜けるため、子どもたちを乗せてLFOを動かす。しかし、そこで州軍のKLF部隊に取り囲まれてしまい…。【公式あらすじ】





月光号のなかで、いまだにテント暮らしのレントン。今日もまた、雑用に追われるはずだったが・・・。
テントの中で目覚めたレントンは、ある異変に気づいて、大声を上げながらテントから飛び出した。タルホのグラビア撮影、ムーンドギーの書類仕事、ゴンの茶会をぶち壊して、月光号の中を駆け回る。

倉庫に駆け込んだレントンは、そこに探していたものを見つけた。モーリス、メーテル、リンク・・・三人の子供たち。寝ている間に、レントンの顔にラクガキをした張本人だ。叱りつけるが、子供たちはレントンの勢いに怯むこともなく、逆に彼をバカにした。堪忍袋の緒が切れ、子供たちに殴りかかろうとしたレントン。そこにエウレカが現れ、声をかけた。拳を引っ込め、エウレカを食事に誘おうとするが、ホランドに呼ばれていると、子供たちに水を差されてしまう。
エウレカの子供たちである以上、反撃もできず、また、子供たちには和睦する気もないことを感じ、レントンは思い悩む。


ホランドの用事は、貨物室にある巨大なワックス・タンクの荷札をはがして、送り主と届け先を特定できないようにしろ、という内容だった。届け先が倒産して行方をくらましたため、最寄りの都市・バーデスで売り払うことになったという。

地図を見たレントンは、月光号がいまいる地点からバーデスに向かう途中に、州軍基地があることに気づいた。軍の目の前を横切る危険を冒すのかと疑問に思ったレントンに、ウォズが答えた。月光号の中央電算装置には、コンパクドライブから放射されるトラパー波を利用して、立体レーダー上に機影を探知、または自機を遮蔽することのできる、「コンパク・インターフェアレンサー」というシステムが備わっているという。今回はこれを月光号の遮蔽に用いて、軍のレーダーに探知されないように飛行するとのことだった。



件の州軍基地では、管轄下に月光号が接近しているという情報を得て、索敵部隊を出撃させていた。
月光号の中では、レントンが相変わらず子供たちから容赦のないイタズラを受けていた。様子がおかしいことに気づいたエウレカが、レントンに問いただすが、彼は子供たちをかばうのだった。
エウレカは、自分がちゃんと母親をやれているのかどうか、不安に思っていた。親は子供を叱らなくてはいけない、それが躾というものだ、と教わったという。エウレカはレントンに、どんな躾を受けたのかたずねた。物心つく前に両親が死んでしまい、姉が親代わりだったと語るレントン。姉からはいい匂いがしていたという。その話に、エウレカは一瞬険しい表情をみせた。

自室でくつろいでいたホランドは、テレビのニュースを見て愕然とした。州軍のコペル基地で起きた爆発事故の続報だったが、そこにあの男の姿を見つけたのだ。デューイ・ノヴァク。ホランドは彼の姿をみてつぶやいた。「王殺し・・・しかし、その王は・・・」



だんだんエスカレートする攻撃に、レントンは口では相手にしないといいつつも、ついムキになってしまうのだった。子供たちは、更なるイタズラを思いつき、それに必要な長いロープの代わりに、中央電算機のケーブルを引き抜いてしまう。

突然コンパク・インターフェアレンサーが停止し、月光号の遮蔽効果が消失した。山の陰に機体を隠して飛行するが、このままでは州軍のレーダーに発見されてしまう。責任を感じた子供たちは、艦長のホランドに謝りに行こうと相談するが、咎められて月光号から下ろされてしまい、母親のエウレカに会えなくなることを思うと、こらえきれずに泣き出してしまうのだった。

レントンは子供たちの話を聞いてしまい、かつて自分もそうだったことを思い出す。姉のダイアンに彼氏ができたとき、嫌がらせをして姉を困らせたことを。今の子供たちも、大事なエウレカをとられないために、レントンを月光号から追い出そうとイタズラをしかけていたのだった。



ブリッジでは、遮蔽効果が消失したことで大騒ぎになっていた。物陰からその様子をこっそり伺う子供たち。レントンは彼らに声をかけ、格納庫に向かった。命令なしに、ワックスタンクを両手に抱えて発進するニルヴァーシュ。そのコクピットにはレントンと子供たちの姿があった。ニルヴァーシュの顔にまでラクガキした子供たちに、レントンは「もっと大きなイタズラを見せてやる」と言い、ニルヴァーシュを州軍基地へと向かわせた。

ニルヴァーシュの接近に、州軍基地から部隊が出撃する気配はなかった。索敵部隊を広範囲に展開していたため、KLFが全て出払っていたのだ。対空放火をかわし、ニルヴァーシュの手に持たせていたタンクから、ワックスを基地に向けて吹き付けるレントン。そして、基地全体に巨大なラクガキを描いてみせた。吹き付けられたリフボード用ワックスの性質により、基地のレーダー誘導兵装が沈黙し、迎撃効率が大幅にダウンした。完成したラクガキに感動する子供たち。あまりのおかしさに、いつも冷めた表情を見せていたモーリスまでもが、こらえきれずに笑い出すのだった。



しかし、その直後、事態は急変した。3機のKLFからなる偵察部隊が、防衛のために基地へと戻ってきたのだ。
アクセルのガレージでLFOを動かしていた経験も役立ち、普段エウレカの隣にいたことでニルヴァーシュの操縦は一通りできるようになったが、戦闘ともなると話は別だ。急襲する3機のKLFに、子供たちを乗せたレントンは攻撃を回避することで精一杯だった。

ついに取り囲まれてしまうニルヴァーシュ。絶体絶命の危機。
そのとき、一条の火線が走った。月光号のLFO、808のビーム砲が州軍KLFの一機を打ち抜いたのだ。



月光号の残りの3機のLFOがニルヴァーシュを加勢しに駆けつけてきてくれた。ニルヴァーシュの真上にホバリングする606。いつものようにマシューが乗っているかと思われたが、コックピットのハッチが開くとエウレカの姿が現れた。何かを叫ぶエウレカだが、レントンには聞こえない。しかし、メーテルは口の動きからなのか、普段から意思疎通をしているからなのか、エウレカの指示が理解できたらしく、コックピットのハッチを開放するのだった。
突如、エウレカは606をオート操縦にして、コックピットから身一つで飛び降りた。見事ニルヴァーシュのシートにおさまったエウレカ。メーテルをシートの後ろのスペースに下がらせ、レントンがシートベルトを使用しているため、自分の身体を固定させるために、レントンに両腕でしっかり抱きしめるように指示した。

レントンからエウレカに操縦を代わったことで、ニルヴァーシュの動きが大きく変わった。攻めに転じた激しい操縦に、レントンはエウレカを必死に抱きしめる。ホランドの909がもう一機をビームで撃破し、エウレカの操るニルヴァーシュが、カットバック・ドロップターンで最後の一機を撃墜した。



おおはしゃぎする子供たち。このとき、レントンと子供たちの確執は完全に消失した

月光号に帰投したレントンを待っていたのは、規律命令違反による、営倉入りの処分だった。レントンが子供たちをかばったために行った行為だということは、誰の目にも明らかだったが、ホランドは譲らない。レントンをきちんと叱ってやる大人が必要なのだと口にするホランド。一見理不尽に見えるが、ホランドは、レントンを預かる責任をしっかりと自覚していたのだった。

薄暗い営倉の中で、一人うずくまるレントン。そこにエウレカが顔を出し、なぜ子供たちをかばったのかと、レントンに問い掛ける。「オトナだから? オトコだから?」その問いに、「・・・レントン・サーストン・・・だからかな」と答えるレントン。
エウレカの後ろから子供たちが現れ、自分たちも罰をきちんと受けたいと、レントンに謝った。そして、一人、また一人と、レントンのそばに腰掛け、自ら営倉入りを志願した。一番生意気だったモーリスは、詫びのしるしに、エウレカの写った一枚の写真をレントンに差し出すのだった。最後にエウレカも、母親としての責任を果たそうと、レントンの隣に身を落ち着けた。一つの家族のように、並んで座る5人。ゆっくりと、時は過ぎていく・・・。





【今週のみどころ、ツっこみどころ】A-part
●テントの中に手鏡でもあったのか、寝起きのレントンが顔のラクガキに気づいた件。
●タルホのグラビア撮影風景。あまりにもベタすぎる「うっふ~ん」、ギャグかと思ったのに、ストナー真剣に撮ってるし。
●先週に続き、日曜の朝から生えてる生えてない論議。今度は幼女にこの表情(↓)でこのセリフを言わせました。
●ドギー兄さんが仕事をしている風景が、さりげなく初出な件。
●ゴンジイ、初セリフなのに、以前から当然のごとくいるように、説明なしの描写で登場。セリフも一言だし。謎キャラだ・・・。
●タルホがエウレカを来月号(やっぱり月刊か?)のray=outグラビアに推薦している。ちょっち意外・・・。。
●やっぱり見えないパンチラ。今回は見えそうなショットが劇中に多いが、どれもギリギリのところで見えない・・・。




【今週のみどころ、ツっこみどころ】B-part
●過激すぎるイタズラ。あんな高いところから落ちて、打ち所が悪かったら死ねると思う。真似する奴がいたらどうするんだ(笑)!
●ぱおーん。果たして、子供と一緒にこのアニメを見ていたお母様方は、「ねぇねぇ、どういうことぉ?」と聞かれたときにちゃんと説明したりするのだろうか? 視聴者に気を遣わせるアニメなんて作るなよ(苦笑)!
●ニルヴァーシュのハッチ開閉スイッチが、巨大なジョグダイヤルみたいになってるとこ。メーテルがぐいっと回しただけで開いちゃった。危ないぞ。
●エウレカ美麗ピンナップ(笑)! なんとも自然なトボけ具合です! 油断している表情から、モーリス撮影かと思われます!




【初登場人物】
・ゴン
・州軍基地指令(ヒゲ)
・州軍基地指令補佐(金髪イケメン)
・オペレーターA(内気顔)
・オペレーターB(メガネ)




【伏線とか】
●ゲッコーステートのメンバーの多くが、エウレカの年齢を知らないという事実。
●レントンが姉のダイアンについて語った最後に、エウレカの表情が一変して曇った場面。




【判明した事柄・世界観】
●ホランドも「金枝篇」持ってるよ! 表紙にハダカの女の人の絵があるけど、中身は決してエロくない。




【まとめ・補足など】
●アルファ、ブラボー、チャーリーとは、機体名ではなく、識別子。アルファのA、ブラボーのB、チャーリーのC。聞き間違いを防ぐため。



【おまけ・たるほっちピンナップ】


ついでだからブサイクなアップものせちゃえ(笑)!


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-01-23 21:09:18
超美人さんですよ(マジ顔)
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