エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

人気アニメ「エウレカセブン」を愛し、ツッこみ、ゲスの勘ぐりでエピソードを読み解くブログです(ひでぇ)。リンクフリー。

第5話「ビビット・ビット」Vivid Bit

2005-05-15 07:30:00 | 各話ガイド(第1クール)


月光号での新しい生活。レントンは、与えられた仕事を頑張ってこなそうとするが、やることなすことすべてが裏目に出てしまう。恋するエウレカの前では醜態をさらすはめになり、二人の距離はいっこうに縮まらない。しかも、エウレカへの恋心をタルホに見透かされ、弄ばれてしまう。そんな中、タルホが街へ買出しに行く。同行したレントンは、そこでタルホの悩みを垣間見ることに。揺れ動く大人の感情に翻弄されるレントン。そんな中、タルホが街で絡まれて…【公式あらすじ】




ミーシャはレントンの存在によりニルヴァーシュの性能が以前よりも増していることを指摘し、エウレカとともに彼をニルヴァーシュに乗せた状態で激しいマヌーバとトリックを繰り返させることで、その検証を続けていた。しかしレントンは人の操縦するLFOに乗ることにまだ慣れていなく、エウレカの隣で耐え切れず嘔吐してしまうのだった。
任された仕事が全てうまくいかず落ち込んでいるレントンを、子供たちが容赦なくからかう。レントンは必死に弁解するが、エウレカと相性が悪いという結論を出されてしまい、さらに打ちのめされるのだった。悲劇はとどまることなく、その場にいたタルホに一部始終を見られ、レントンがエウレカに寄せる恋心を知られてしまい、レントンはいいようにタルホにこき使われるはめになるのだった。



前回の密輸で収入はあったものの、報酬は値切られた上に、ニルヴァーシュのパーツ費がかさみ、相変わらず月光号はやりくりに苦労していた。食料、雑貨など、必要な購入物資を決める会議で、タルホがジョン・ヘンリの限定復刻シルバーリングがどうしても欲しいと割り込んできた。『ray=out』のグラビア撮影に必要で、それもシリアル番号一桁のものが欲しいと主張するが、当然のごとくホランドに却下される。今はエウレカ関連が最優先なのだという。

ニルヴァーシュにホランドとエウレカ、606にタルホとヒルダ、この2機で最寄の都市に買出しに行くことになった。タルホはホランドがエウレカと同乗することに異議を唱えるが、ニルヴァーシュのパーツの目利きにはエウレカが不可欠、とヒルダに諭される。不満を口にしながらレントンを引きつれ606に向かうタルホ。ハップはホランドにもっと彼女のことを気遣えとフォローを入れる。ホランドはカタログに目を落とし、生返事で答えるのだった。



それぞれ街に降り立ったメンバー。ホランドはエウレカを連れパーツショップに。店員がおすすめのパーツをエウレカに見せるが、「このコは死んでいる」と即答される。店員がルーペで調べると、確かにブレードが数枚欠損していた。パーツが乱暴にゴミ箱に投げ捨てられるのを見て、エウレカは表情を歪ませた。

タルホはレントンを荷物持ちにして、ランジェリーショップにいた。下着をレントンに選ばせようとして屈託のない笑顔を見せる彼女に、レントンは姉のダイアンの姿を重ねるのだった。
ホランドはパーツショップでエウレカが胸を痛めたことを気遣い、今後はついてこなくてもいいと言うが、エウレカはニルヴァーシュの面倒は自分でちゃんと見たいから、とそれを拒否した。「レントンも機械の心が分かる」と続けるエウレカの言葉に、ホランドは「さすがサーストンのとこのガキだ」と感心する。

必要なパーツは全て買ったのに、何かを買い忘れたと慌てて走り去るホランド。その頃ヒルダは、マーケットのバーゲンでセール品を奪い合って格闘していた。タルホは欲しがっていたリングを販売している貴金属店を見つけ、見るだけでもと思い店内に入るが、ちょうど最後の1つが購入された直後だった。意気消沈したタルホ。次の瞬間には怒りが湧き上がり、うっぷんを晴らすべく、ムチャな買い物をしようとしてレントンを困らせるのだった。



買い物を終え、待ち合わせ場所のファミレスで一息つくレントンとタルホ。ビールを大ジョッキで飲むタルホはやがて酔いが回り、レントンに悪態をつきつつも、悩む姿を垣間見せるのだった。そこへ大音量でサウンドを垂れ流しながら、3人のヤンキーがバイク型LFOで駐車場に乗り付けてきた。音がダルいと毒付いて出てきたタルホに気づくヤンキー。その中の一人がカメラでタルホを撮ったことからゴタゴタが始まり、タルホはヤンキーに絡まれ、地面に組み伏せられてしまう。

タルホを守ろうと、レントンはヤンキーに向かっていくが、ゴルフクラブで打ち付けられて地面に転がってしまう。さらに、乗ってきたビークルでレントンを追い回すヤンキーたち。レントンは606に飛び乗り、立ち向かおうとするが、不慣れな機体に戸惑い、ファミレスに勢いよく突っ込んでしまう。その後も人型に変形したヤンキーのビークルに翻弄されるレントンの606。この有様を目にしたヒルダが無線でニルヴァーシュのホランドに伝えると、エウレカはニルヴァーシュを急発進させ、現場へと向かった。



危ういところで駆けつけたホランド、そしてエウレカのニルヴァーシュ。ホランドはタルホからヤンキーを引き剥がし、無茶をしたタルホを責める。助けられたタルホは、ホランドにはっきりと口に出して言えない不満を、一発の蹴りに込めてヤンキーの股間に打ち付ける。ニルヴァーシュにより助けられた606のレントンは、安心した途端、それまでタルホのために限界まで張り詰められていた緊張の糸が切れ、コックピットの中で気を失ってしまうのだった。

直後、残っていたヤンキーのLFOが怒りにまかせてタルホを踏み潰そうと襲い掛かってきた。瞬間的に反応したホランドはタルホを抱えて、地面に倒れ込んでこれを避けるが、起き上がった彼が目にしたものは、LFOに踏みつぶされた小さい包みだった。
突然逆上して、生身一つで叫び声を上げながらLFOに向かっていくホランド。掴みかかろうと伸びてきたLFOの腕に飛び乗り、駆け上がり、頭頂部に取り付いたかと思うと、コクピットの外部スイッチを操作して開放させ、中にいたヤンキーに天誅をくらわせたのだった。


荷物を満載した606の後部座席で目を覚ましたレントン。タルホにやさしい言葉をかけられ、素直に礼を言われて照れてしまう。美しい夕焼けの空の中、月光号へと帰投する606とニルヴァーシュ。「モニターごしに見ると息苦しい」とキャノピーを透過モードにしたタルホ。同じ思いを抱いていたレントンはこの一言に心を満たされるのだった。
安心したレントンは自分が操縦していないLFOに乗っていることに気づき、再び吐き気を催す。大騒ぎする606のコックピットの様子に、ニルヴァーシュのエウレカはクスリと笑みを浮かべた。その隣のコ・パイシートでは、無残に潰れたジョン・ヘンリのリングの小箱を手に、ホランドがため息をついていた。


月光号に戻ってきたレントン。結局606の中で吐いてしまい、マシューに嫌味を言われるが、大活躍のことを褒められたりもする。しかし、艦内のメンバーがエウレカを除いて全員、レントンの恋心を知っていることに気づき、タルホを責める。自分は言ってないというタルホの胸には、ジョン・ヘンリのリングがネックレスに通されて輝いていたのだった。
ミーシャからも身を挺してタルホを守ろうとしたことを評価され、今後の恋愛アドバイスを授かるレントン。成長していつか身長がホランドと同じくらいになったなら、ホランドに彼の初恋はどんな味だったのかと、聞いてみたいと思うのだった。



【今週のみどころ、ツっこみどころ】A-part
●コンパクイロハ。見出しを見る限りではコンパクの基本を述べたレポートっぽい。
●「せんせい、レントンくんがクネクネしてます」
●エロエロの、あまりにリアルな効果音。ふさいだ指のスキマから、吐瀉物があふれ出てくる様をイメージできるような(笑)。
●レントン、メカニック志望だがパソコンはダメっぽい。ハップのPCデータ全部飛ばすなんて。エロ画像ばかりならまだいいんだけど。
●げろんちょ。エウレカが鼻をつまんで、上目遣いにレントンを見るさまにカタルシスを感じます。レントンにそこまでダメージ与えんでも。どこまでが天然で、どこからがワザとなんだろう。
●レントン屈指の名ゼリフ。「初恋が甘酸っぱいなんて誰が言ったんだろう・・・ただ、苦いだけ」ゲロって普通甘酸っぱい香りがしそうなもんだけど、レントンのは苦かったのか。胃酸でほとんど消化されかけてたのかも。
●タルホの絶妙なアテレコ。「嗚呼、天使に恋した僕に神が与えた試練でしょうか?・・・追えばふわりと逃げる綿毛は重くこの胸を締めつける」インテリだね!
●この世界の通貨。ホランドが手にしている紙幣は10000×31枚。単位表記はなく、塔都市が描かれているユーロ紙幣のようなデザイン。10000塔州ユーロだ(笑)。
●やりくり上手ヒルダ。行きつけのマーケットのバーゲン日をしっかり記憶している。さすが元公務員。
●ついにピザーラ、作品内に上陸。ロゴマークがちらほらと街中に出現。
●とむらい2。手と手の節を合わせて不幸せ。なーむー。




【今週のみどころ、ツっこみどころ】B-part
●タルホの下着攻撃。「ぬふん、ね、どっち?」・・・ていうか、いつも下着みたいなカッコやん、あんた。
●ヒルダ、女の戦い。「うらー、タマ(=トイレットペーパー)とったるぁぁー!!」バーゲンセール会場にて。
●日曜の朝から「生えてる」「生えてない」論議。しっかり「あそこの毛」とか言ってるし。
●レントンが向かってきたときに、ヤンキー2が都合よくゴルフクラブを手にしていた謎。ファミレスの駐車場でゴルフ談義していたとでもいうのか(笑)。
●レントンが壊したファミレスの損害賠償はどうなったんだろう。ゲッコーステイトの仕業なのは目撃者多数。ヤンキーに責任転嫁したとか?
●リングがLFOに踏み潰されたときのホランドの切れっぷり。これぞ激昂ステイト!
●ありえないくらいコクピットに積み込んだ買い物の品々。LFOってトランクないんだ。クルマなのに・・・。
●ホランドが購入した最後のリングのシリアルナンバーは、013だった。一桁じゃないけどタルホが喜んでいたのは周知のとおり。
●マシューの戦闘報告書。なに、このヒドクオリティ・・・。あまりにスゴイので、巻末で内容を徹底紹介。
●5歳のモーリスと3歳のリンクがチェスをしている。きっと、テキトーにルールを作って、チェスの真似事をしているのだろう。「ヒカ碁」の塔矢アキラくんは2歳から碁を始めていたそうですけど・・・。




【初登場人物】
・ヤンキー1(EDでヤンキーって書いてあったので)
・ヤンキー2
・ヤンキー3
・店員1(パーツ屋)
・店員2(ランジェリーショップ)
・店員3(貴金属店)
・店員4(ファミレス)




【伏線とか】
●アミタドライブはその使用対象に語りかけてくる機能を秘めているらしい。


【判明した事柄・世界観】
●ビークルモードでクルマでなくバイク型に変形するLFOもある。ビークルって「乗り物」だし当然か。
●エウレカはLFOだけでなく、パーツ一つの声もきくことができる。モノの気持ちが分かるらしい。タルホっちの新しいペンダントトップの声を聞いてもらいたいものです。あとは、げろんちょされたときのニルヴァーシュの気持ちとか。


【おまけ・マシューの戦闘報告書】


緊急企画! マシューの提出した戦闘報告の内容が一部明らかになった!
ここではその内容を紹介する。見たまんまアホなマシューに共感するのもいい、作文がダメでもLFOに乗ればカッコイイと応援するのもいい。
これを読んでどう思うか、それはあなたに委ねられるのだ。
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『戦闘報告書』作成者・マシュー

エウレカとニルヴァーシュが先行して、ベルフォレストに行った。
そのなん分か後に、オレとストナーとリーダーで909と606でベルフォレストに向かった。
なんでいっしょに行かなかったのかは、リーダーが教えてくれなかった。

そしたら、その途中で軍とはちあわせした。
モンスーノの小隊だった。
でも全部リーダーがぶっ壊した。
リーダーの909はあいかわらずかっこよかった。
ストナーはリーダーのリフをいっぱい撮っていた。
あいかわらずわけのわかんないことをブツブツ言っていた。

ベルフォレストに着いたときはもう夜だった。
バレるとめんどうなので、ビークルでいくことにした。
リーダーについていくと、サーストン工場についた。

先にエウレカがついているみたいだった。
工場のとなりの建物がぶっ壊れていた。
リーダーは工場にいかずに、遠くからそうがんきょうで様子を見る、と言った。
理由を聞いたが教えてくれなかった。


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(注・句読点、使用漢字など全て原文ママ)
うう、マシュー・・・(笑)。


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