エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

人気アニメ「エウレカセブン」を愛し、ツッこみ、ゲスの勘ぐりでエピソードを読み解くブログです(ひでぇ)。リンクフリー。

第2期OP

2006-05-08 14:09:03 | OP/ED詳細

第15話~第26話まで使用された2ndオープニング。
OPの詳細を追うことで、作品の世界観、散りばめられた伏線の数々を読み解いていこう。

◆オープニング曲:少年ハート
◆アーティスト:HOME MADE家族



人の手が入り込んでいない、ダイナミックな自然。
空を汚さないリフボーダー集団であるゲッコーステイトのメンバーは、この自然の楽園でリフを楽しんでいた。



太陽の光がキラキラと反射する美しい水面。
広大な湖をボードで疾走するゲッコーステイトのLFO。
ニルヴァーシュのコパイシートで、開放感に包まれるレントン。
もっと速く、もっと高く。気持ちをこめてエウレカを見やるレントン。
パイロットシートのエウレカは笑みを浮かべてうなずき、スロットルを全開にする。



ブースターを噴射させ、紺碧の空に駆け上がるニルヴァーシュ。
他のLFOも一斉に続く。



ベルフォレストを見下ろすことのできる丘の上。
旅立ちを決意したダイアン。これを追わなかったホランド。
ダイアンへの想いを胸に残したまま、現在のパートナーであるタルホの姿が重なる。
完全に自分へ向き合ってくれないホランドに、彼の心のなかでもタルホは複雑な表情を見せている。



同様に複雑な関係になりつつある、エウレカとレントン。
月光号から発進して、ボードで飛行するニルヴァーシュ。
二人一緒に操縦することの少ない第2クール。ニルヴァーシュ自身の想いとは?




青空の下、底抜けに明るいゲッコーステイトのメンバー。
ミーシャと子供たち。
モーリスの、写真への目覚めがここで早くも示唆されている。



突如出現する、謎のカップル。
彼らが操縦しているであろう、謎のLFOが背後の闇に立ち、この二人が演じる役割にさらなる謎を加えている。
ちなみに彼ら(チャールズ夫妻)が登場するのは21話から。




塔州軍側のメンバー。
軍帽をかぶりなおすドミニク。金枝篇を読むデューイ。
振り返るアネモネの背後、THE-ENDが双眸を赤く不気味に輝かせる。
恐怖を感じたのか、あわてて起き上がって逃げ出すガリバー。



イズモ艦から、月光号から、そしてモンスーノから・・・おびただしいミサイルが発射され、歌詞に合わせて火球の花が大空のキャンバスに咲き乱れる。



異形のLFOの姿が映し出される。
ニルヴァーシュtypeTHE-END、そしてスピアヘッド2機。
本編でこれらの機体はどのように活躍をするのだろうか。



909を機関銃で攻撃するモンスーノ。
これをかわし、ボードから飛び降りて奇襲をかけ、肩のロングレンジビーム砲でモンスーノを撃ち抜く909。
この場面のクオリティの高さは必見。



板野サーカス全開のミサイル群を、類い稀なテクニックでかわしきるニルヴァーシュ。



その勢いにのり、コックピット(パイロットシート)で吼えるレントン。
気合をこめてブーメランナイフを飛ばし、ミサイルを打ち落とす。



爆風の中から躍り出るニルヴァーシュ。
レントン、エウレカ、こどもたち、ホランドとタルホの姿がこれに重なり、OP終了。


第3期OP(初期)

2006-04-14 22:53:37 | OP/ED詳細

第27話~第39話まで使用された3rdオープニング。
OPの詳細を追うことで、作品の世界観、散りばめられた伏線の数々を読み解いていこう。

◆オープニング曲:太陽の真ん中へ
◆アーティスト:ビバッチェ




夜の帳が訪れようとしている薄暗い空。この夕闇の中で、ゲッコーステイトはイズモ艦と再び交戦を行っていた。
カメラが下方へ移動する。ここから時間を遡ること少し、夕焼けの頃。
ニルヴァーシュ(spec2)がモンスーノから攻撃を受け、パイロットシート側のキャノピーが破壊される。
その衝撃に、エウレカが外へ吸い出されてしまう。



コパイシートのキャノピーを開け、すぐさまエウレカの手をつかみ、引き戻そうとするレントン。
しかし、二人の手は離れ、エウレカは空中へ放り出されてしまう。ここでタイトルカット。



はらんだ風に翻弄されるかのように空中を漂うエウレカ。
モンスーノ小隊の残り2機がそばを通過していく。



レントンはエウレカを受け止めるべく、ニルヴァーシュを降下させる。
下にはユルゲンスのイズモ艦が待ち受けていた。



ニルヴァーシュに向け、AAM(空対空誘導ミサイル)を一斉発射するイズモ艦。
ミサイルの噴射煙の軌跡が、菊の花のように広がる。
レントンはエウレカを救うため、コックピットから身を乗り出し、虚空へ向かって飛び出した。



しっかりとエウレカをつかまえるレントン。空中で、お互いの身を寄せる。
2機のモンスーノが通り過ぎ、ホランドの909が、ニルヴァーシュと二人を守ろうと接近する。



囮となって、誘導ミサイルの群れを引き連れて空高く上昇する909。
誘導ミサイルの煙の軌跡が、踊る筆致となって空のキャンバスに広がる。
ホランドはミサイルをぎりぎりまで引き付け、宙返りをして、ミサイルを誤爆させる。
宙返り後の困難な姿勢のまま間髪いれずに、もう一度ターンを加え、さらにミサイルを回避する。




肩に装備したロングレンジレーザー砲で、残りのミサイルを砲撃する909。
ミサイルの火球が次々と開いていく。
落下を続けている二人。ホランドに救われ、表情に明るさが戻っている。



再び手を取り合おうとする二人。
しかし、接近する脅威を感じて、レントンは厳しい表情を見せる。
飛来する金属片からエウレカをかばうレントン。



THE-ENDの襲来。
コックピットのアネモネは二人の姿を視認する。



固く抱き合うエウレカとレントンの姿を見て、動揺するアネモネ。
自分にはないものをエウレカに見てしまったためだろうか。
ニルヴァーシュが二人を受け止めるかのように真下に移動し、コックピットの中へと回収する。



ボードで着水するとともに、エウレカとレントンがニルヴァーシュの力を解放させる。
セブンスウェルに似た、激しいトラパー波の噴出が、大きな水柱を立てる。
それに巻き込まれ、墜落していくモンスーノ。



イズモ艦のブリッジからその光景を目の当たりにして驚くドミニク。
双眸を輝かせ、自律行動するニルヴァーシュ。



その力をアピールするかのごとく、大きく腕を振り払うニルヴァーシュ。
そのシルエットに主要人物が重なって止め絵となり、オープニングは終了する。


第4期OP(訂正)

2006-01-29 20:30:39 | OP/ED詳細
本放送の大きい画面で見たら、先日のOP詳細記事にて、思いっきり間違った解釈をしていた箇所がありました。
とばっちりを受けた方には深くお詫び申し上げます。すみませんでした。


まちがい・その1

・・・思いっきり指輪が埋まってますね。ごめんなさい。
真ん中に何か刻まれているようにも見えますが。



まちがい・その2

                  ↓

・・・ニルヴァーシュから流れる光が惑星にかかると、我々の地球がそれにフェードインするようにとって代わり、少年少女たちの手に・・・という表現が正しいですね。
お詫びして訂正させていただきます。



あとは何点か新たなツッコミを。

●ピョンて驚いて飛ぶ効果だと思ったら、ガリバーのお漏らしでした。




●ソニーミュージックの動画、一時停止が上手くできなかったのですが、ビデオ録画でキャプチャ。
 ・・・攻撃を受けてる塔だと思っていたのですが、巨大な樹木、もしくはスカブの塊のように見えますね。
 「知識の大樹」とか何かでしょうか? 上空が渦巻いていることから、グレートウォールの真下にあたる場所かもしれません。
 キラキラとした輝きは巨大な抗体コーラリアン(湧き出ている?)でしょうか、それともトラパーとか魂の光とか(吸い込まれている?)でしょうか。






●謎のLFOですが、「ホビージャパン」「レイラインガイド」で新型LFO、303だと紹介されていたそうです。
 ・・・胸のヘッドライト(ビークルモード時)かと思ったら、アイカメラのアップでした。重ね重ねごめんなさい。

第4期OP

2006-01-24 17:40:07 | OP/ED詳細

第40話から最終話である第50話まで使用される4thオープニングが、ソニーミュージックのHPで先行配信された。
正式オンエアは来週からだが、新OPの詳細を追うことで、最終クールの展開を読み解いていこう。


◆オープニング曲:sakura
◆アーティスト:NIRGILIS



コンパクドライブに「EUREKA」の文字が浮かび、複数の光が現れてニルヴァーシュへと収束する。
そしてニルヴァーシュの双眸が輝きを放つ。そう、セブンスウェルの発現だ。



赤茶けたスカブコーラルの大地が、セブンスウェルの波動を受けて緑の大地へと変わっていく。
これはハッシェンダでレントンが起こした、星の息吹を呼び起こすセブンスウェルと同じ性質のものか。
光輪を伴って立ちのぼる光の柱は空を突き破って、惑星の成層圏にまで達する。
カメラはそれを追い、その先の宇宙に、暖かい輝きを放つ銀河を映し出す。ここでタイトル。



舞台は地上へ。朝焼けの光を迎えるゲッコーステートのメンバーたち。



レントンとエウレカのアップ。
一陣の風が吹き、二人はそれに流されるように視線を動かす。
その先にはニルヴァーシュが。穏やかに二人を見つめ返しているようだ。
この描写は第1期OPと呼応しているようにも感じられる。



二人のもとにメンバーが楽しそうに駆け寄ってくる。
笑いあうメンバー。そのときメーテルが何かを見つけ、空を指差した。
皆が見上げると、朝焼けの空にスカイフィッシュの群れが飛んでいた。
メンバーの幸せそうな様子にひかれて現れたのだろうか。彼らを祝福しているようにも見える。



今度は敵役サイド。上空に集結するアゲハ旗艦と夥しい数のローランド級戦艦。モンスーノVCの姿も見える。
旗艦のブリッジ。アゲハ5人と、指揮官のデューイが不敵な笑みを浮かべている。



抗体コーラリアンと戦うタイプ・ジ・エンド。しかし、そのコックピットではアネモネが涙を流して叫んでいた。
それを見てメインスクリーンに駆け寄るドミニク。驚きに飛び跳ねるガリバー。



白鳥号と同型の新型戦艦。それを与えられたユルゲンスが、月光号との因縁に決着をつけようと襲い掛かる。




そして伏線のカットイン。
●砂に埋もれた琥珀のような物体。人型コーラリアンの成れの果てか。コンパクが嵌められていた跡が確認できる。
ここに嵌っていたコンパクは現在ノルブの胸にあるものか。では、これは心と記憶の全てをコンパクに込めたサクヤの残滓なのだろうか。
●チャールズのライフルを握り締めるレントン。その悲壮な表情の理由とは?
●天頂に浮かぶ謎の物体。これはスカブコーラルの核めがけて放たれるインドラジット、最終兵器なのだろうか?
●笑みを浮かべるデューイ。
●スカブコーラルの意識の中で外界に目を向けるアドロックとダイアンの後姿。ゲッコーステイトの戦い、この惑星の運命を見守っているかに見える。かつてエウレカがここを訪れたとき、本棚は空だった。しかし、今は夥しい数の書物で満たされている。これは変化を受け入れ、人間との共存へと大きく踏み出した、人型コーラリアンであるエウレカを通じて、出会い・感情・経験・記憶がスカブコーラルに蓄積された様子を表しているのか。それとも、アドロックとダイアンのそれを反映しているのか。
●金の首輪を握り締める手と金枝篇。先ほどのパートの流れを受けて、アネモネの首輪で、ドミニクの手と思えるが、直前のカットインでデューイの背後に窓枠が映っていることと、机の上に窓枠の影が落ちていることから、デューイの手だと考えることもできる。



惑星の超高空上での戦い。AFXから月光号に向けてミサイルが一斉に発射される。
爆発の中から現れる謎のLFO。



ボードや後姿の構造から、この白い機体のベースはタイプ・ジ・エンドであることが明らかだ。
しかし、タイプ・ジ・エンド自体は先ほどのパートで従来の姿で登場している。
ジ・エンドのSPEC2形態か、それとも、ジ・エンドの基本設計を流用して開発された全くの新型LFO(噂の303とか)なのだろうか。
胸部のランプがターミナスベースの形状であるため、後者のほうが可能性が高そうだ。
いずれにせよ、月光号から発進してAFXを次々と粉砕しており、宇宙空間で月光号に追随飛行していることから、ゲッコーステイト所属の機体であることは間違いないだろう。



月光号のブリッジ。操舵を務めるのはムーンドギー。AFX部隊を殲滅して、嬉しそうな表情で振り返る指揮官席のタルホ。
ホランドがこれに答える。



ホランドとタルホから譲り受けたロングボードで飛行するレントンとエウレカ。
ボードから飛び降りる二人。エウレカは笑っている。そこにニルヴァーシュが接近し、二人はコックピットへ。



飛行形態にシフトし、七色の光を噴き出して飛び去るニルヴァーシュ。
光は惑星全体を包み、惑星は鮮やかな命の色に彩られ、未来を担う少年少女たちの手のひらに託される。


第1期OP

2005-11-19 01:38:21 | OP/ED詳細

第1話~第13話まで使用された1stオープニング。
OPの詳細を追うことで、作品の世界観、散りばめられた伏線の数々を読み解いていこう。

オープニング曲:DAYS
アーティスト:FLOW



雲海のなかをリフボードで勇ましく飛ぶレントン。反対方向からエウレカの操るニルヴァーシュ。
二つは絡み合うかのようにベルフォレストの上空へ飛翔していく。カメラはそれを追い、その頂点で太陽が輝く。



レンズフレアを追うように、カメラはそのまま地上に向けられる。
握り締めたコンパクドライブを見つめるレントン。胸に浮かぶはダイアンへの思いか。



気配を感じて振り返るレントン。
そこには優しい笑みを浮かべたエウレカの姿があった。



ゲッコーステイトのメンバーたち。
レントンの肩に手をおいたタルホは、ホランドを責めるように見やる。
気まずそうな表情を見せて顔をそらすホランド。



3人のこどもと立つエウレカ。
その瞳にはダイアンの影が。エウレカとダイアンの繋がりとは一体・・・?





サビの直前に重要なシーンの数々が瞬間的に挿入されている。




なお、この部分は話数が進行するにつれ、若干の差し替えが行われている。詳細は以下のとおり。


アクセルが手にするアミタドライブ(~第3話)


アネモネの登場(第4話~)


ゾーンの中にみた、記憶の風景に立つダイアン(第6話~)


スカブの中から発見されたエウレカ(第7話~)




(ここからOP続きに戻る)

レントンの気合に発動する、アミタドライブで拡張したコンパクドライブ。
EUREKAの文字が輝いて浮かぶ。



呼応してニルヴァーシュの双眸が輝く。
これにシンクロするような、操縦席のレントンとエウレカのカット。



月光号から発進するニルヴァーシュ。



空中でビークルモードから人型に変形し、ウイングをリフボードにして空を滑空する。



606、808、909がそれに続く。
KLF小隊が出現し戦闘が始まるが、巧みにこれをかわして撃破する。



記憶の風景の中で、しっかりと手をにぎって立つレントンとエウレカ。
そしてタイトル。
最後にニルヴァーシュとゲッコーステートのメンバーを映して、OPは終了。