エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

人気アニメ「エウレカセブン」を愛し、ツッこみ、ゲスの勘ぐりでエピソードを読み解くブログです(ひでぇ)。リンクフリー。

第7話「アブソリュート・ディフィート」Absolute Defeat 後編

2005-05-30 08:25:43 | 各話ガイド(第1クール)


デューイは、ドミニクをともなって、2個小隊が立て続けに消息を絶った現場へと訪れていた。ドミニクの報告を受けながら、崖の淵にしゃがみこむデューイ。その視線の先には、消息したKLFの1機、ノーマ01の無残に変わり果てた姿があった。ドミニクに報告を続けさせるデューイ。隊長機に攻撃が先立って行われたという点が、6度の消失事件に共通している事柄だという。

月光号で成り行きを見守っていたメンバーたちは、これまで弄られ役だったムーンドギーがレントンに嫉妬しているのを看破した上で、今後どういう展開になるのか測りかねていた。夕日の中、オープンカフェで向かい合うレントンとムーンドギー。隠し撮りが発覚して、作戦がうやむやになり、リフスポットに隣接していたカフェでお茶を濁していたのだが、レントンはまだ作戦にこだわっていた。レントンの天然ぶりに、逸材だと感嘆の声をもらすストナー。



自分が頼りないからヘルプに来てくれたのだと思い込むレントン。ムーンドギーが自分に嫉妬しているとは露知らず、レントンは自分の本音を打ち明けた。正直に告白するレントンの言葉は飾り気がなく、どれも立派なものだった。ムーンドギーはいらつきを抑えきれず、ついには自分から暴露しにかかるのだった。
「一体なに企んでんだよ! ・・・お前、本当は分かってるんだろ!?」そう言ってレントンにつかみかかるムーンドギー。しかし、レントンはムーンドギーが自分のことを思ってくれているんだと、とことん勘違いして、ついには「ドギー兄さん」といって慕い出すのだった。

レントンのこの言葉に、月光号で見ていたメンバーはこらえ切れず、大爆笑してしまう。その様子をヘルメットのスピーカーで聞いたムーンドギーは、ますます嫉妬にかられ、レントンの頬を思い切り両手で引っ張り伸ばした。「お前が来るまでは・・・おれが、おれが・・・!」

そこに、リフをしていた3人組の男が現れ、ムーンドギーに子供をいじめるのはその辺にしておけ、と声をかけてきた。レントンは、その中の一人の背中にホランドの肖像をモチーフにしたイレズミを見つけた。「ハップさん、ついに見つけました! 伝説の生き物のタトゥーを・・・!」
笑い転げ続ける食堂のメンバーたち。すかさずハップは、その男こそが目的の人物だといい、レントンに合言葉を伝えた。

 

レントンの2倍近くも大きい背丈の男に、マシューとストナーは危険を感じるが、素直なレントンは指示通り、その男に向かって教わった合言葉を口にした。
「ねえ、おにいちゃん・・・何食ったらそんなにデカくなれるわけ?」

助けてやったにも関わらず、失礼な言葉を浴びせかけられた男は、レントンの岡持ちからラーメンのどんぶりを取り出すと、レントンの頭の上から中身をザバッとぶちまけた。「ナメんな坊主、恩をアダで返しやがって」「世も末だな・・・」去っていくリフライダーたち。

月光号に戻ったレントンを賞賛するメンバーたち。しかしレントンはひどく傷つき、落ち込んでいた。自分が笑いのネタにされていたところを、エウレカにも見られていたという。全てを知りながら、自分をバカにしていたとムーンドギーに突っかかるレントン。しかし、ムーンドギーはレントンに嫉妬こそすれ、最後までやりとげるその意気に大変感動したと、レントンに握手を申し出た。

ニルヴァーシュの隣のテントに戻ったレントンのもとへエウレカが現れた。夜食に差し出したトレイに乗っていたのはまたもやラーメン。つらすぎる仕打ちに涙しそうになるが、エウレカはレントンのことをすごいと言った。「ださい、じゃなくて、すごい?」聞き返すレントンに、「うん、みんながレントンのこと、すごいって言ってたよ」とエウレカは繰り返し伝えるのだった。

月光号のブリッジでは、タルホ、ハップ、ヒルダ、ホランドの4人が深刻な表情で話し合っていた。調査の結果、ホランドがテレビのニュースで見た通り、デューイが禁固から解かれ、軍務に復帰していたことがわかったのだ。もともとデューイが牢獄の中で一生を終えるとは誰も思っておらず、来るべきものがきた、という空気が漂っていた。気分転換に、昼間のレントンのドッキリを収録したビデオを見ることをすすめるハップ。自室でそのビデオを見ていたホランドは、大いにウケると同時に、「かっこわりいな・・・俺」と自嘲するのだった。





【今週のみどころ、ツっこみどころ】B-part
●ギジェットによれば、ムーンドギーとはまだ付き合ってもいないらしい。ウソつけぇ!!
●いくら何でもヒルダの2.5倍カップラーメンはデカすぎると思う。フツーに食ってるし。推定1500kcal。
●竜や虎はいいとして、カンガルー(袋に子供入り)のイレズミをしているヤツが混じっている! それも伝説の生き物なのかぁ(笑)!?
●ドッキリの伝統に忠実にもとづいた、看板とヘルメット。あれ、ピコピコハンマーは?
●夕日の中、見つめあう男二人。注文したのはパフェ・・・って、パフェもデカいな、おい!!
●リフボーダーにとって、ホランドは確かに伝説の生き物だったという件(笑)。後でビデオ見たホランド、マッチョ男の背中に自分の顔があるなんて知ったら・・・。





【初登場人物】
●ノーマ小隊の3人(パイロットスーツ着用)
●ペロリンキャンデーの子供
●サウナ「レインボー」の客たち(ヤクザ率高し)。ウホッな貴男のために、ちょっと多めにアップしてみました(笑)。
●ボード乗りの3人組






【伏線とか】
●クゼミが言ってたオシリスって、ワイトやノーマみたくKLF小隊の一つなのか、予言されていた兆しの一つを指す、意味ありげな名称なのか不明なところ。
●地殻変動とスカブの関連のように、コーラリアンも地殻変動に関係しているっぽい。見た目も似てるし。



【判明した事柄・世界観】
●州軍KLFに搭乗するパイロットスーツが異様な形状な点。とくにヘルメット。生体システムっぽくて気持ち悪い。
●州軍は秘密裏に、コーラリアンという謎の存在と敵対していることがデューイの説明から明らかになる。
●君はコーラリアンを知っているか? ・・・見た目はトラパー色に輝く七支刀チック。んで、あとで珊瑚みたく成長して定着。スカブみたく毒々しい七色に。
●距離もキロメートルの他に別の単位が併用されているようだが、この世界では震度も違う尺度があるらしい。震度45だって。
●リフのテクニックに新トリック判明。ラウンドハウス・カットバックだって。落ちないCBDT、要はただの宙返りっぽい。
●ドギー兄さんのスゴい訛り。興奮すると訛りが出てしまう模様。「びすぃーっときんめた」→「ビシッと決めた」・・・あまりの怖さに、ギジェットも泣き出してしまうほど。


第7話「アブソリュート・ディフィート」Absolute Defeat 前編

2005-05-29 07:45:00 | 各話ガイド(第1クール)


謎の敵機に襲われた、塔州連邦軍のKLF部隊。賢人会議は、その報告を受け、密かにある男を召還する。その頃、月光号ではレントンが営倉から出され、重大な任務を言いつけられていた。とある人物と密会し、危険物を手渡すという、その任務。ゲッコーステイトの役に立とうと、レントンは勢い込んで街へ出かけて行く。しかし、レントンの行動は、一部始終見えない視線にさらされていたのだった。それはレントンにとって、あまりにも過酷な試練となる。【公式あらすじ】





2時間前に突然消息を絶ったワイトKLF小隊を捜索しに、新たに投入されたノーマKLF小隊。消失ポイント付近を捜索しているところ、突然レーダー上に熱源が現れ、それはまたたくまに増殖し、KLFに襲い掛かってきた。トラパーに似た光を放つ謎の物体に貫かれ、ノーマ小隊も全機消息を絶ってしまうのだった。
賢人会議ではこの報告を受け、小隊消失も6度目ともなればメディアへの規制も限界で、もはや猶予はないという結論に至る。禁固を解き、調査にあたらせたデューイからの報告はなく、その所在もつかめないのだった。



月光号では、営倉入り10日間の処罰を受けていたレントンが、7日目にして任務のため、途中で営倉から出されていた。第1食堂でハップとストナーたちが、仕事の内容の説明をはじめた。その様子を伺う子供たち。なぜか、意地悪い微笑みを浮かべている。レントンに与えられた任務の内容とは・・・?

目の前には出前用の岡持ちが一つ。中を開けようと手を伸ばしたレントンに、ストナーが「危ない!」と大声を出した。「素手で触るとは・・・信じられん」とハップ。
ムーンドギーがゴム手袋を装着し、恐る恐るフタを開けると、中からドライアイスの煙とともに現れたのは、一見何の変哲もない、ラーメンだった。



「これって、普通のラーメンですよね・・・?」と訝るレントンに、ハップは真剣な表情で警告した。「これ一つで街がな・・・」
ハップがいうには、大人の事情で、このラーメンに見える危険な代物を、街にいる、ある重要人物に届けなくてはならないという。しかもこの任務は、レントンにしかできないのだという。
しばし考え込むレントン。そして、彼は答えた。「やります・・・っていうか、俺にやらせてください!」
レントンの答えに、マシューが包みを手渡した。どうみても、つんつるてんのジャージ。しかしストナーによれば、これは都市型迷彩の一種で、敵の目から姿をくらませることができるという。少しも疑うことなく、元気よく返事をするレントン。ムーンドギーが複雑な表情でそれを見つめていた。



指示通り街に降り、所定の地点で受け渡しの相手を待つレントン。しかし、周囲の視線をやたらと感じてしょうがないのだった。ハップは、逆にその目立つ格好により、特別な任務を帯びているとは気づかれないと説明する。その背後には、戸惑うレントンの様子をモニターで鑑賞するメンバーたち。そう、これはレントンの反応を見て楽しむ、新人いじりのゲームだったのだ。

笑いのネタにされていることを露とも疑わず、レントンは熱心に任務を続行する。カメラをもった怪しい男に気づき、「俺、監視されてる!」と騒ぎ出すレントン。しかし、それは月光号の食堂にライブ映像を送るために、自分から志願してレントンを尾行していたムーンドギーだった。幸いばれなかったものの、月光号のメンバーからは野次が飛んでくる。



月光号内の売店では、ヒルダが在庫管理をしていたが、ジャンクフードの異常な減りにため息をついていた。そこへ現れるエウレカ。食事を差し入れに営倉にいったのだが、レントンがいないのだという。ヒルダは、レントンはおつかいをしに外へ出て行ったのだと説明した。用意した食事のトレイに目を落とすエウレカ。その表情には、どことなく、がっかりした様子が漂っているように見えた。

ムーンドギーのポカにより、ドッキリの内容を変更することを余儀なくされるメンバー。誰が考えたのか、次の受け渡し場所は、よりにもよって、彫り物をした物騒な客の多いサウナだった。腰に巻いたタオル一丁と、通信機器を内蔵した都市型迷彩ヘルメットという異様ないでたちで、果敢に潜入するレントン。ムーンドギーも脱衣場で、カメラを手にしっかり尾行を続けていた。

ハップがトイレに行っているため、ストナーが進行を仕切っていた。サウナの客のなかから、受け渡し相手を探し出せと指示するストナー。相手の特徴は、背中一面に伝説の生き物のイレズミをしている男だという。当然のごとく狼狽するレントン。サウナには、竜、妖虎、猫又など、伝説の生き物をモチーフにしたイレズミを背負った物騒な男だらけだったのだ。何か他に特徴は?、と助け舟を求めるレントンに、ストナーは進行に困ってメンバーにうれしそうにアイデアを募る。



助け舟を出したのはモーリスだった。しかし、冷めた表情で彼が出したアイデアは「カツラの人」という、レントンにとっては残酷すぎる内容だった。「それ、いただき!」と飛びつくストナー。早速レントンに追加の指示を出す。
「・・・ちょっと! できるわけないでしょう!? 殺されますよ!!」第二の特徴を聞いて、レントンは悲鳴を挙げた。完全にふざけきったストナーは、「受取人本人であれば、絶対怒られることはありますん」などと意味不明なことをいい、レントンをより困惑させる。どっちなんだかハッキリしてほしいと泣きつくレントンに、ストナーは「ならば残念だが作戦終了だ・・・帰って来い」と帰投指示を出す。「ドッキリ大成功!!」の看板を用意して、意地悪く微笑むムーンドギー。しかし・・・。

レントンは勇気を出して、作戦続行を希望した。サウナ室の内部を捜索することに決めたのだ。ブツの入った岡持ちを手に、ペタペタと浴場内を駆けるレントン。撮影を続けるため、レントンを追ってジャージ姿でカメラを手に中まで入ってきたムーンドギーは、なかなか音を上げないレントンに嫉妬するのだった。



トイレから慌てて駆け戻ったハップは、ドッキリがまだ進行していることにホッとする。ヤクザの頭からヅラを取ることになったという、メーテルの説明に、「最高の展開!」と満足げだ。
レントンのキャラが微妙に立ってきたことに、不安と不満を感じるムーンドギー。浴場内部までレントンを追ってきたものの、湯気にあてられ、のぼせてしまう。
ジャンクフードを大量に消費しながらドッキリ鑑賞を続けていたメンバーのもとに、ヒルダとエウレカがやってきた。またルーキーいじりをしているのか、と呆れるヒルダだったが、マシューの説明から、言いだしっぺがタルホで、ホランドもしっかり記録しておけと命令したことを知ると、自分も腰を下ろして、カップラーメンを啜りながらレントンの動向を眺めることにしたのだった。マシューによれば、これは月光号に新メンバーが加入したときの恒例行事で、一種の愛情表現なのだという。

のぼせてフラフラになったムーンドギーは、カメラを構えたまま、何の警戒もなしにサウナ室のドアを開けて中へと入ってしまう。当然レントンに見つかるムーンドギー。しかし、レントンは、ムーンドギーが自分のために来てくれたのだと勘違いする。子供たちに引っ張られ、エウレカもその様子をモニターで見ていた。

(10,000文字制限のため後編に続きます)



【今週のみどころ、ツっこみどころ】A-part
●ラーメン。ハップの説明ではこれ一つで街が大変なことになるらしい。レントンは細菌兵器だと思ったようだが、ラップ1枚でフタしてるだけなのだった(笑)。  
●都市型迷彩。イカスぅー! メンバーのこじつけな説明も面白い。
●どっかで見たようなジャンクフードの数々。今回食べ物ネタが多いので、詳しくはカテゴリ「食べ物」を参照されたし。
●エウレカの用意した食事が、まんま学校の給食チックな件。炭水化物にたんぱく質に食物繊維・・・と、結構バランスとれてるかも。
●緊急の老廃物処理。ていうか、今回ウホッ要素多すぎなんですけど。男らしいっちゃ、男らしいのかもしれんが。
●美青年がビデオカメラを手に、全裸の男あふれる浴場に堂々と入っていく件。そして、それを誰も取り押さえようとしない件(笑)。


第6話「チャイルドフッド」Childhood

2005-05-22 07:29:55 | 各話ガイド(第1クール)


エウレカをママと呼ぶ、三人の子どもたち。彼らは、なぜかレントンを目の仇にし、執拗にいたずらを繰り返していた。しかし、レントンにエウレカの子どもたちを叱る勇気はない。そんな中、彼らのいたずらが原因で月光号が窮地に陥る。州軍の基地の上、前進することができなくなってしまった月光号。レントンは、ピンチを切り抜けるため、子どもたちを乗せてLFOを動かす。しかし、そこで州軍のKLF部隊に取り囲まれてしまい…。【公式あらすじ】





月光号のなかで、いまだにテント暮らしのレントン。今日もまた、雑用に追われるはずだったが・・・。
テントの中で目覚めたレントンは、ある異変に気づいて、大声を上げながらテントから飛び出した。タルホのグラビア撮影、ムーンドギーの書類仕事、ゴンの茶会をぶち壊して、月光号の中を駆け回る。

倉庫に駆け込んだレントンは、そこに探していたものを見つけた。モーリス、メーテル、リンク・・・三人の子供たち。寝ている間に、レントンの顔にラクガキをした張本人だ。叱りつけるが、子供たちはレントンの勢いに怯むこともなく、逆に彼をバカにした。堪忍袋の緒が切れ、子供たちに殴りかかろうとしたレントン。そこにエウレカが現れ、声をかけた。拳を引っ込め、エウレカを食事に誘おうとするが、ホランドに呼ばれていると、子供たちに水を差されてしまう。
エウレカの子供たちである以上、反撃もできず、また、子供たちには和睦する気もないことを感じ、レントンは思い悩む。


ホランドの用事は、貨物室にある巨大なワックス・タンクの荷札をはがして、送り主と届け先を特定できないようにしろ、という内容だった。届け先が倒産して行方をくらましたため、最寄りの都市・バーデスで売り払うことになったという。

地図を見たレントンは、月光号がいまいる地点からバーデスに向かう途中に、州軍基地があることに気づいた。軍の目の前を横切る危険を冒すのかと疑問に思ったレントンに、ウォズが答えた。月光号の中央電算装置には、コンパクドライブから放射されるトラパー波を利用して、立体レーダー上に機影を探知、または自機を遮蔽することのできる、「コンパク・インターフェアレンサー」というシステムが備わっているという。今回はこれを月光号の遮蔽に用いて、軍のレーダーに探知されないように飛行するとのことだった。



件の州軍基地では、管轄下に月光号が接近しているという情報を得て、索敵部隊を出撃させていた。
月光号の中では、レントンが相変わらず子供たちから容赦のないイタズラを受けていた。様子がおかしいことに気づいたエウレカが、レントンに問いただすが、彼は子供たちをかばうのだった。
エウレカは、自分がちゃんと母親をやれているのかどうか、不安に思っていた。親は子供を叱らなくてはいけない、それが躾というものだ、と教わったという。エウレカはレントンに、どんな躾を受けたのかたずねた。物心つく前に両親が死んでしまい、姉が親代わりだったと語るレントン。姉からはいい匂いがしていたという。その話に、エウレカは一瞬険しい表情をみせた。

自室でくつろいでいたホランドは、テレビのニュースを見て愕然とした。州軍のコペル基地で起きた爆発事故の続報だったが、そこにあの男の姿を見つけたのだ。デューイ・ノヴァク。ホランドは彼の姿をみてつぶやいた。「王殺し・・・しかし、その王は・・・」



だんだんエスカレートする攻撃に、レントンは口では相手にしないといいつつも、ついムキになってしまうのだった。子供たちは、更なるイタズラを思いつき、それに必要な長いロープの代わりに、中央電算機のケーブルを引き抜いてしまう。

突然コンパク・インターフェアレンサーが停止し、月光号の遮蔽効果が消失した。山の陰に機体を隠して飛行するが、このままでは州軍のレーダーに発見されてしまう。責任を感じた子供たちは、艦長のホランドに謝りに行こうと相談するが、咎められて月光号から下ろされてしまい、母親のエウレカに会えなくなることを思うと、こらえきれずに泣き出してしまうのだった。

レントンは子供たちの話を聞いてしまい、かつて自分もそうだったことを思い出す。姉のダイアンに彼氏ができたとき、嫌がらせをして姉を困らせたことを。今の子供たちも、大事なエウレカをとられないために、レントンを月光号から追い出そうとイタズラをしかけていたのだった。



ブリッジでは、遮蔽効果が消失したことで大騒ぎになっていた。物陰からその様子をこっそり伺う子供たち。レントンは彼らに声をかけ、格納庫に向かった。命令なしに、ワックスタンクを両手に抱えて発進するニルヴァーシュ。そのコクピットにはレントンと子供たちの姿があった。ニルヴァーシュの顔にまでラクガキした子供たちに、レントンは「もっと大きなイタズラを見せてやる」と言い、ニルヴァーシュを州軍基地へと向かわせた。

ニルヴァーシュの接近に、州軍基地から部隊が出撃する気配はなかった。索敵部隊を広範囲に展開していたため、KLFが全て出払っていたのだ。対空放火をかわし、ニルヴァーシュの手に持たせていたタンクから、ワックスを基地に向けて吹き付けるレントン。そして、基地全体に巨大なラクガキを描いてみせた。吹き付けられたリフボード用ワックスの性質により、基地のレーダー誘導兵装が沈黙し、迎撃効率が大幅にダウンした。完成したラクガキに感動する子供たち。あまりのおかしさに、いつも冷めた表情を見せていたモーリスまでもが、こらえきれずに笑い出すのだった。



しかし、その直後、事態は急変した。3機のKLFからなる偵察部隊が、防衛のために基地へと戻ってきたのだ。
アクセルのガレージでLFOを動かしていた経験も役立ち、普段エウレカの隣にいたことでニルヴァーシュの操縦は一通りできるようになったが、戦闘ともなると話は別だ。急襲する3機のKLFに、子供たちを乗せたレントンは攻撃を回避することで精一杯だった。

ついに取り囲まれてしまうニルヴァーシュ。絶体絶命の危機。
そのとき、一条の火線が走った。月光号のLFO、808のビーム砲が州軍KLFの一機を打ち抜いたのだ。



月光号の残りの3機のLFOがニルヴァーシュを加勢しに駆けつけてきてくれた。ニルヴァーシュの真上にホバリングする606。いつものようにマシューが乗っているかと思われたが、コックピットのハッチが開くとエウレカの姿が現れた。何かを叫ぶエウレカだが、レントンには聞こえない。しかし、メーテルは口の動きからなのか、普段から意思疎通をしているからなのか、エウレカの指示が理解できたらしく、コックピットのハッチを開放するのだった。
突如、エウレカは606をオート操縦にして、コックピットから身一つで飛び降りた。見事ニルヴァーシュのシートにおさまったエウレカ。メーテルをシートの後ろのスペースに下がらせ、レントンがシートベルトを使用しているため、自分の身体を固定させるために、レントンに両腕でしっかり抱きしめるように指示した。

レントンからエウレカに操縦を代わったことで、ニルヴァーシュの動きが大きく変わった。攻めに転じた激しい操縦に、レントンはエウレカを必死に抱きしめる。ホランドの909がもう一機をビームで撃破し、エウレカの操るニルヴァーシュが、カットバック・ドロップターンで最後の一機を撃墜した。



おおはしゃぎする子供たち。このとき、レントンと子供たちの確執は完全に消失した

月光号に帰投したレントンを待っていたのは、規律命令違反による、営倉入りの処分だった。レントンが子供たちをかばったために行った行為だということは、誰の目にも明らかだったが、ホランドは譲らない。レントンをきちんと叱ってやる大人が必要なのだと口にするホランド。一見理不尽に見えるが、ホランドは、レントンを預かる責任をしっかりと自覚していたのだった。

薄暗い営倉の中で、一人うずくまるレントン。そこにエウレカが顔を出し、なぜ子供たちをかばったのかと、レントンに問い掛ける。「オトナだから? オトコだから?」その問いに、「・・・レントン・サーストン・・・だからかな」と答えるレントン。
エウレカの後ろから子供たちが現れ、自分たちも罰をきちんと受けたいと、レントンに謝った。そして、一人、また一人と、レントンのそばに腰掛け、自ら営倉入りを志願した。一番生意気だったモーリスは、詫びのしるしに、エウレカの写った一枚の写真をレントンに差し出すのだった。最後にエウレカも、母親としての責任を果たそうと、レントンの隣に身を落ち着けた。一つの家族のように、並んで座る5人。ゆっくりと、時は過ぎていく・・・。





【今週のみどころ、ツっこみどころ】A-part
●テントの中に手鏡でもあったのか、寝起きのレントンが顔のラクガキに気づいた件。
●タルホのグラビア撮影風景。あまりにもベタすぎる「うっふ~ん」、ギャグかと思ったのに、ストナー真剣に撮ってるし。
●先週に続き、日曜の朝から生えてる生えてない論議。今度は幼女にこの表情(↓)でこのセリフを言わせました。
●ドギー兄さんが仕事をしている風景が、さりげなく初出な件。
●ゴンジイ、初セリフなのに、以前から当然のごとくいるように、説明なしの描写で登場。セリフも一言だし。謎キャラだ・・・。
●タルホがエウレカを来月号(やっぱり月刊か?)のray=outグラビアに推薦している。ちょっち意外・・・。。
●やっぱり見えないパンチラ。今回は見えそうなショットが劇中に多いが、どれもギリギリのところで見えない・・・。




【今週のみどころ、ツっこみどころ】B-part
●過激すぎるイタズラ。あんな高いところから落ちて、打ち所が悪かったら死ねると思う。真似する奴がいたらどうするんだ(笑)!
●ぱおーん。果たして、子供と一緒にこのアニメを見ていたお母様方は、「ねぇねぇ、どういうことぉ?」と聞かれたときにちゃんと説明したりするのだろうか? 視聴者に気を遣わせるアニメなんて作るなよ(苦笑)!
●ニルヴァーシュのハッチ開閉スイッチが、巨大なジョグダイヤルみたいになってるとこ。メーテルがぐいっと回しただけで開いちゃった。危ないぞ。
●エウレカ美麗ピンナップ(笑)! なんとも自然なトボけ具合です! 油断している表情から、モーリス撮影かと思われます!




【初登場人物】
・ゴン
・州軍基地指令(ヒゲ)
・州軍基地指令補佐(金髪イケメン)
・オペレーターA(内気顔)
・オペレーターB(メガネ)




【伏線とか】
●ゲッコーステートのメンバーの多くが、エウレカの年齢を知らないという事実。
●レントンが姉のダイアンについて語った最後に、エウレカの表情が一変して曇った場面。




【判明した事柄・世界観】
●ホランドも「金枝篇」持ってるよ! 表紙にハダカの女の人の絵があるけど、中身は決してエロくない。




【まとめ・補足など】
●アルファ、ブラボー、チャーリーとは、機体名ではなく、識別子。アルファのA、ブラボーのB、チャーリーのC。聞き間違いを防ぐため。



【おまけ・たるほっちピンナップ】


ついでだからブサイクなアップものせちゃえ(笑)!


第5話「ビビット・ビット」Vivid Bit

2005-05-15 07:30:00 | 各話ガイド(第1クール)


月光号での新しい生活。レントンは、与えられた仕事を頑張ってこなそうとするが、やることなすことすべてが裏目に出てしまう。恋するエウレカの前では醜態をさらすはめになり、二人の距離はいっこうに縮まらない。しかも、エウレカへの恋心をタルホに見透かされ、弄ばれてしまう。そんな中、タルホが街へ買出しに行く。同行したレントンは、そこでタルホの悩みを垣間見ることに。揺れ動く大人の感情に翻弄されるレントン。そんな中、タルホが街で絡まれて…【公式あらすじ】




ミーシャはレントンの存在によりニルヴァーシュの性能が以前よりも増していることを指摘し、エウレカとともに彼をニルヴァーシュに乗せた状態で激しいマヌーバとトリックを繰り返させることで、その検証を続けていた。しかしレントンは人の操縦するLFOに乗ることにまだ慣れていなく、エウレカの隣で耐え切れず嘔吐してしまうのだった。
任された仕事が全てうまくいかず落ち込んでいるレントンを、子供たちが容赦なくからかう。レントンは必死に弁解するが、エウレカと相性が悪いという結論を出されてしまい、さらに打ちのめされるのだった。悲劇はとどまることなく、その場にいたタルホに一部始終を見られ、レントンがエウレカに寄せる恋心を知られてしまい、レントンはいいようにタルホにこき使われるはめになるのだった。



前回の密輸で収入はあったものの、報酬は値切られた上に、ニルヴァーシュのパーツ費がかさみ、相変わらず月光号はやりくりに苦労していた。食料、雑貨など、必要な購入物資を決める会議で、タルホがジョン・ヘンリの限定復刻シルバーリングがどうしても欲しいと割り込んできた。『ray=out』のグラビア撮影に必要で、それもシリアル番号一桁のものが欲しいと主張するが、当然のごとくホランドに却下される。今はエウレカ関連が最優先なのだという。

ニルヴァーシュにホランドとエウレカ、606にタルホとヒルダ、この2機で最寄の都市に買出しに行くことになった。タルホはホランドがエウレカと同乗することに異議を唱えるが、ニルヴァーシュのパーツの目利きにはエウレカが不可欠、とヒルダに諭される。不満を口にしながらレントンを引きつれ606に向かうタルホ。ハップはホランドにもっと彼女のことを気遣えとフォローを入れる。ホランドはカタログに目を落とし、生返事で答えるのだった。



それぞれ街に降り立ったメンバー。ホランドはエウレカを連れパーツショップに。店員がおすすめのパーツをエウレカに見せるが、「このコは死んでいる」と即答される。店員がルーペで調べると、確かにブレードが数枚欠損していた。パーツが乱暴にゴミ箱に投げ捨てられるのを見て、エウレカは表情を歪ませた。

タルホはレントンを荷物持ちにして、ランジェリーショップにいた。下着をレントンに選ばせようとして屈託のない笑顔を見せる彼女に、レントンは姉のダイアンの姿を重ねるのだった。
ホランドはパーツショップでエウレカが胸を痛めたことを気遣い、今後はついてこなくてもいいと言うが、エウレカはニルヴァーシュの面倒は自分でちゃんと見たいから、とそれを拒否した。「レントンも機械の心が分かる」と続けるエウレカの言葉に、ホランドは「さすがサーストンのとこのガキだ」と感心する。

必要なパーツは全て買ったのに、何かを買い忘れたと慌てて走り去るホランド。その頃ヒルダは、マーケットのバーゲンでセール品を奪い合って格闘していた。タルホは欲しがっていたリングを販売している貴金属店を見つけ、見るだけでもと思い店内に入るが、ちょうど最後の1つが購入された直後だった。意気消沈したタルホ。次の瞬間には怒りが湧き上がり、うっぷんを晴らすべく、ムチャな買い物をしようとしてレントンを困らせるのだった。



買い物を終え、待ち合わせ場所のファミレスで一息つくレントンとタルホ。ビールを大ジョッキで飲むタルホはやがて酔いが回り、レントンに悪態をつきつつも、悩む姿を垣間見せるのだった。そこへ大音量でサウンドを垂れ流しながら、3人のヤンキーがバイク型LFOで駐車場に乗り付けてきた。音がダルいと毒付いて出てきたタルホに気づくヤンキー。その中の一人がカメラでタルホを撮ったことからゴタゴタが始まり、タルホはヤンキーに絡まれ、地面に組み伏せられてしまう。

タルホを守ろうと、レントンはヤンキーに向かっていくが、ゴルフクラブで打ち付けられて地面に転がってしまう。さらに、乗ってきたビークルでレントンを追い回すヤンキーたち。レントンは606に飛び乗り、立ち向かおうとするが、不慣れな機体に戸惑い、ファミレスに勢いよく突っ込んでしまう。その後も人型に変形したヤンキーのビークルに翻弄されるレントンの606。この有様を目にしたヒルダが無線でニルヴァーシュのホランドに伝えると、エウレカはニルヴァーシュを急発進させ、現場へと向かった。



危ういところで駆けつけたホランド、そしてエウレカのニルヴァーシュ。ホランドはタルホからヤンキーを引き剥がし、無茶をしたタルホを責める。助けられたタルホは、ホランドにはっきりと口に出して言えない不満を、一発の蹴りに込めてヤンキーの股間に打ち付ける。ニルヴァーシュにより助けられた606のレントンは、安心した途端、それまでタルホのために限界まで張り詰められていた緊張の糸が切れ、コックピットの中で気を失ってしまうのだった。

直後、残っていたヤンキーのLFOが怒りにまかせてタルホを踏み潰そうと襲い掛かってきた。瞬間的に反応したホランドはタルホを抱えて、地面に倒れ込んでこれを避けるが、起き上がった彼が目にしたものは、LFOに踏みつぶされた小さい包みだった。
突然逆上して、生身一つで叫び声を上げながらLFOに向かっていくホランド。掴みかかろうと伸びてきたLFOの腕に飛び乗り、駆け上がり、頭頂部に取り付いたかと思うと、コクピットの外部スイッチを操作して開放させ、中にいたヤンキーに天誅をくらわせたのだった。


荷物を満載した606の後部座席で目を覚ましたレントン。タルホにやさしい言葉をかけられ、素直に礼を言われて照れてしまう。美しい夕焼けの空の中、月光号へと帰投する606とニルヴァーシュ。「モニターごしに見ると息苦しい」とキャノピーを透過モードにしたタルホ。同じ思いを抱いていたレントンはこの一言に心を満たされるのだった。
安心したレントンは自分が操縦していないLFOに乗っていることに気づき、再び吐き気を催す。大騒ぎする606のコックピットの様子に、ニルヴァーシュのエウレカはクスリと笑みを浮かべた。その隣のコ・パイシートでは、無残に潰れたジョン・ヘンリのリングの小箱を手に、ホランドがため息をついていた。


月光号に戻ってきたレントン。結局606の中で吐いてしまい、マシューに嫌味を言われるが、大活躍のことを褒められたりもする。しかし、艦内のメンバーがエウレカを除いて全員、レントンの恋心を知っていることに気づき、タルホを責める。自分は言ってないというタルホの胸には、ジョン・ヘンリのリングがネックレスに通されて輝いていたのだった。
ミーシャからも身を挺してタルホを守ろうとしたことを評価され、今後の恋愛アドバイスを授かるレントン。成長していつか身長がホランドと同じくらいになったなら、ホランドに彼の初恋はどんな味だったのかと、聞いてみたいと思うのだった。



【今週のみどころ、ツっこみどころ】A-part
●コンパクイロハ。見出しを見る限りではコンパクの基本を述べたレポートっぽい。
●「せんせい、レントンくんがクネクネしてます」
●エロエロの、あまりにリアルな効果音。ふさいだ指のスキマから、吐瀉物があふれ出てくる様をイメージできるような(笑)。
●レントン、メカニック志望だがパソコンはダメっぽい。ハップのPCデータ全部飛ばすなんて。エロ画像ばかりならまだいいんだけど。
●げろんちょ。エウレカが鼻をつまんで、上目遣いにレントンを見るさまにカタルシスを感じます。レントンにそこまでダメージ与えんでも。どこまでが天然で、どこからがワザとなんだろう。
●レントン屈指の名ゼリフ。「初恋が甘酸っぱいなんて誰が言ったんだろう・・・ただ、苦いだけ」ゲロって普通甘酸っぱい香りがしそうなもんだけど、レントンのは苦かったのか。胃酸でほとんど消化されかけてたのかも。
●タルホの絶妙なアテレコ。「嗚呼、天使に恋した僕に神が与えた試練でしょうか?・・・追えばふわりと逃げる綿毛は重くこの胸を締めつける」インテリだね!
●この世界の通貨。ホランドが手にしている紙幣は10000×31枚。単位表記はなく、塔都市が描かれているユーロ紙幣のようなデザイン。10000塔州ユーロだ(笑)。
●やりくり上手ヒルダ。行きつけのマーケットのバーゲン日をしっかり記憶している。さすが元公務員。
●ついにピザーラ、作品内に上陸。ロゴマークがちらほらと街中に出現。
●とむらい2。手と手の節を合わせて不幸せ。なーむー。




【今週のみどころ、ツっこみどころ】B-part
●タルホの下着攻撃。「ぬふん、ね、どっち?」・・・ていうか、いつも下着みたいなカッコやん、あんた。
●ヒルダ、女の戦い。「うらー、タマ(=トイレットペーパー)とったるぁぁー!!」バーゲンセール会場にて。
●日曜の朝から「生えてる」「生えてない」論議。しっかり「あそこの毛」とか言ってるし。
●レントンが向かってきたときに、ヤンキー2が都合よくゴルフクラブを手にしていた謎。ファミレスの駐車場でゴルフ談義していたとでもいうのか(笑)。
●レントンが壊したファミレスの損害賠償はどうなったんだろう。ゲッコーステイトの仕業なのは目撃者多数。ヤンキーに責任転嫁したとか?
●リングがLFOに踏み潰されたときのホランドの切れっぷり。これぞ激昂ステイト!
●ありえないくらいコクピットに積み込んだ買い物の品々。LFOってトランクないんだ。クルマなのに・・・。
●ホランドが購入した最後のリングのシリアルナンバーは、013だった。一桁じゃないけどタルホが喜んでいたのは周知のとおり。
●マシューの戦闘報告書。なに、このヒドクオリティ・・・。あまりにスゴイので、巻末で内容を徹底紹介。
●5歳のモーリスと3歳のリンクがチェスをしている。きっと、テキトーにルールを作って、チェスの真似事をしているのだろう。「ヒカ碁」の塔矢アキラくんは2歳から碁を始めていたそうですけど・・・。




【初登場人物】
・ヤンキー1(EDでヤンキーって書いてあったので)
・ヤンキー2
・ヤンキー3
・店員1(パーツ屋)
・店員2(ランジェリーショップ)
・店員3(貴金属店)
・店員4(ファミレス)




【伏線とか】
●アミタドライブはその使用対象に語りかけてくる機能を秘めているらしい。


【判明した事柄・世界観】
●ビークルモードでクルマでなくバイク型に変形するLFOもある。ビークルって「乗り物」だし当然か。
●エウレカはLFOだけでなく、パーツ一つの声もきくことができる。モノの気持ちが分かるらしい。タルホっちの新しいペンダントトップの声を聞いてもらいたいものです。あとは、げろんちょされたときのニルヴァーシュの気持ちとか。


【おまけ・マシューの戦闘報告書】


緊急企画! マシューの提出した戦闘報告の内容が一部明らかになった!
ここではその内容を紹介する。見たまんまアホなマシューに共感するのもいい、作文がダメでもLFOに乗ればカッコイイと応援するのもいい。
これを読んでどう思うか、それはあなたに委ねられるのだ。
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『戦闘報告書』作成者・マシュー

エウレカとニルヴァーシュが先行して、ベルフォレストに行った。
そのなん分か後に、オレとストナーとリーダーで909と606でベルフォレストに向かった。
なんでいっしょに行かなかったのかは、リーダーが教えてくれなかった。

そしたら、その途中で軍とはちあわせした。
モンスーノの小隊だった。
でも全部リーダーがぶっ壊した。
リーダーの909はあいかわらずかっこよかった。
ストナーはリーダーのリフをいっぱい撮っていた。
あいかわらずわけのわかんないことをブツブツ言っていた。

ベルフォレストに着いたときはもう夜だった。
バレるとめんどうなので、ビークルでいくことにした。
リーダーについていくと、サーストン工場についた。

先にエウレカがついているみたいだった。
工場のとなりの建物がぶっ壊れていた。
リーダーは工場にいかずに、遠くからそうがんきょうで様子を見る、と言った。
理由を聞いたが教えてくれなかった。


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(注・句読点、使用漢字など全て原文ママ)
うう、マシュー・・・(笑)。


第4話「ウォーターメロン」Water Melon

2005-05-08 07:30:00 | 各話ガイド(第1クール)


憧れの月光号に足を踏み入れたレントンだったが、しかし、そこで理想と現実のギャップに悩むことになる。ゲッコーステイトたちは、リフライダーの集まりでもあるのだが、彼らはリフをするでもなく、だらだらと日々を過ごすだけ。実は、彼らはリフもできないほどの財政難に苦しんでいたのだ。そんな中、密輸の仕事を任されたレントン。エウレカとともに、ニルヴァーシュで目的地へ向かうと、そこには州軍の大規模な演習場があった。【公式あらすじ】



クゼミ、ブラヤ、コーダの三賢人による「賢人会議」では、ドミニクによって報告されたニルヴァーシュ・タイプゼロの発動と、セブンスウェルの発現に関して議論が及んでいた。それは忌むべき過去として廃棄された、アドロックが提唱した「アゲハ計画」の計画書内にて予言されていた現象であり、この世界の今後の歴史を左右する、看過できない事件だという。コーダは、アゲハ構想を推進した罪で幽閉したデューイという男を復籍させ、この事態に対処させることを提案する。

レントンが月光号のメンバーと行動を共にするようになって7日が経った。艦内の雑用を任されるようになったものの、ちっともリフをする素振りを見せないゲッコーステートの面々に不満を感じていたレントン。聞けば、彼らにはリフスポット近くの空港に停泊するための資金もないという。理想と現実が違うことぐらい、ある程度覚悟していたつもりのレントンだが、どうしても納得できないのだった。

ミーシャはレントンの存在によりニルヴァーシュの性能が以前よりも増していることを指摘し、レントンの身体検査を行い、さらにはエウレカとともに彼をニルヴァーシュに乗せた状態で激しいマヌーバとトリックを繰り返させて、それを実証してみせた。しかしレントンは人の操縦するLFOに乗ることに慣れていなく、非透過モードのコクピットのなかで息苦しさを感じて仕方がないのだった。
テスト飛行後にエウレカは、レントンにニルヴァーシュが喜んでいたと告げた。気難しいニルヴァーシュが「楽しかった」などと言うことは滅多にないという。エウレカ自身も楽しかったと、笑顔を見せた。レントンはこの笑顔を持続させるために頑張ろうと決心する。



ゲッコーステイトの財政難は深刻で、第1食堂ではホランドが金儲けのアイデアをメンバーに募っていた。メンバーのリフをする姿を見たいと思っていたレントンは、リフ大会に出場して賞金を独占しよう、と発言するが却下される。結局、ハップの取ってきた密輸の仕事を行うことに。月光号はストロホルンに向かうこととなった。

タイムリミットに間に合うには、LFOでオールランド渓谷を縦断するルートしかない。しかしオールランドには大規模な州軍基地があり、最新鋭の兵器が配備されているという。レイラインで航空する月光号は同じルートを取れず、LFOチームのみでこれを突破しなくてはならない。ゲッコーステイトのLFOの中ではニルヴァーシュが最速であるため、物資運搬はニルヴァーシュで行い、606と909は先行して軍KLF部隊を排除する作戦だ。

当たり前のように正面から強行突入するゲッコーステイトのLFO。対空砲火がはじまり、KLF部隊が襲い掛かってくる。マシューの606はミサイルを容易く回避し、ホランドの909は太陽を背にしたカットバックドロップターンでKLFを撃墜する。激しい戦闘のなか、防衛網が何重にもひかれている渓谷をわざわざ通るのかを疑問に思うレントン。その問いにストナーが答える。「12時間前に遠く離れたサンアルシスで起こった地殻変動、それが地中を伝わり、まもなくこの先にある間欠泉からトラパーの大きな波が噴出する」あらかじめ噴出時刻を正確に予想していたゲッコーステイツのメンバーはカウントダウンをはじめた。そして、ゼロになったそのとき・・・。



ベストのタイミングで渓谷を抜けて間欠泉に到着したメンバーの前で、激しいトラパーの噴出が始まった。すごい勢いで噴き出されるトラパーは、雲を突き抜け遥か上空までたちのぼっている。ゲッコーステイトのLFOはこの大波に乗り、やすやすと州軍部隊の目前から消え去った。ようやくレントンは、ゲッコーステイトのメンバーがリフをする様を生で見ることができたのだった。

用事をほったらかしにしたことを咎められ、タルホに代わりトイレ掃除をするレントン。マシューは彼に、ゲッコーステイトのメンバーは決して金のためにリフをしないこと、そして3人の子供たちはエウレカの実の子ではないことを明かしてくれた。

そのころ、ドミニクは軍の囚人収容施設を訪れていた。かつての上官であるデューイに、臥龍雌伏のときが終わったことを告げにきたのだ。賢人会議の決定によりまもなく軍に復帰できるという。静かにフレイザーの「金枝篇」を読んでいたデューイは、そのなかから、宗教的権威を持つ王が弱体化すれば殺して新たな王を戴く「王殺し」の風習を例えに取り出してドミニクに言った。「王自らが首を差し出しているのなら、首を刎ねてやるのが礼節というものだろう?」






【今週のみどころ、ツっこみどころ】
●いきなりどこかで見たような怪しい会議。しかも、その内の一人は中の人まで同じ。だ、大丈夫なのか、このアニメ・・・。
●別冊ナイニュー。見出し「驚きのプレイ続出!」「誰も知らないあのヒトの悩み」・・・ナイニューって、貧乳のことかしらん。
●冷蔵庫に入れてるコンパクドライブ。レントンによると、冷蔵庫にしまうのはやっぱりおかしいとのこと。
●「賞品は・・・」とホランドが言いかけたときに反応した、ミーシャのなんとも言いようのない目つき。
●アイデア採用の副賞がタルホの『チュウ』つきだと発表されたときのメンバーのリアクション。誰も喜んでいないのがポイント。ケンゴーは視線を泳がせ、マシューはゲッソリ。ドギーとハップは頭に手を当て、ジョブズまで肩をすくめている。
●ハム(←違う)。どこの臓器なんだろう。やたら食欲をさそう見た目ではある。
●デューイのつけている鉄球。なんて分かりやすい(笑)! 囚人にこんな足枷つけている刑務所って、ほんとにあるの?
●今週のタイトル。結局、なにが「スイカ」だったんだろう・・・。




【初登場人物】
・クゼミ(三賢人:ジジイ)
・ブラヤ(三賢人:オッサン)
・コーダ(三賢人:ババア)
・デューイ・ノヴァク(塔州軍指令部所属:かつては中佐だったが、現在は軍籍剥奪の上、幽閉中)
・オールランド演習所の兵士たち(声はチョーさんだった)



【伏線とか】
●賢人会議・・・現政府の最高意思決定機関のようなものか。ゼーレとか禁句。
●金枝篇・・・人類学者フレイザーが民族信仰に関して記した、実在の本。「ヤドリギ」「王殺し」など、気になるキーワード満載。詳しくは別カテゴリーにて解説。


【判明した事柄・世界観】
・アゲハ構想。オープニングで一瞬だけ現れる、思わせぶりな伏線カットのあれですね。FILE No.00000156476・・・壮大なケタ数だなぁ。
・英雄アドロックだなんていうから戦士かと思いきや、レントン父は博士だった。
・デューイ元中佐の身長(183cm)と体重(73.5kg)。 ・・・まったくもって、どうでもいいな。
・この回の時点では、まだピザーラとのタイアップ企画が始まっていなかったらしい。冷蔵庫のピザ、ノーブランドだし。
・エウレカとミーシャも軍出身だった。二人一緒に軍を抜けてゲッコーステートに加入したようだ。
・トラパーは直接人の心に語りかけ、その感情を左右するといわれている・・・って、ミーシャ先生がいってましたぁ!
・ホランドが報酬について話すとき2本指を立てたが、これは200万塔州ユーロ(仮)ということらしい。結果、70万塔州ユーロ相当の金塊に化けたわけだが・・・。
・報酬の金塊は大きさからみて、300g金地金か。ここから通貨の価値がだいたい計算できそう?


【ブラヤの中の人、作品について語る】
※本人ブログより勝手にコピペ 注)インバクト→インパクトに脳内変換して読むこと
※この人といい、ミーシャといい、ウォズといい、知らないうちにスタートレック色が強まってまいりました。

夕方から、4月17日より毎週日曜日の朝7時、TBS系で放送されるアニメの新番組、交響詩篇「エウレカセブン」第4話の音声収録。
オノレはこの第4話から登場する“三賢人”の一人、ブラヤという役である。
まあ、第4話に出るとしばらく出ないし、それほど出演回数は多くないのかもしれんが、チト不気味で面白くなりそうな役ではある。

音声収録開始前に、完成した第1話を見ることができた。
正直、ロボ音痴なオノレではあるが、そんなオノレのハートに第1話の画面は、「ズドン」と強いインバクトを与えてくれたぜ。で、2話・3話と続けて見たいと素直に思った。
関係者は、「機動戦士ガンダム」を超える意気込みのようだが、何となく多くの若者の心をシッカリつかみそうな気がする

オノレもスタッフの意気込みに応えて、ブラヤ登場のときは、チャント声を当ててガンバロウ!


第3話「モーション・ブルー」Motion Blue

2005-05-01 07:00:00 | 各話ガイド(第1クール)


塔州連邦空軍の圧力によって、空港滑走路が閉鎖されてしまった。ゲッコーステイトの乗る空船、月光号は逃げ場を失う。月光号を救出するため、空港へと急ぐホランド。エウレカは、「一緒に行こう」とレントンを月光号へ誘う。旅立ちを決意するレントン。サーストンに別れを告げ、ニルヴァーシュに乗って大空へと飛び出していく。新しい旅立ちに、レントンは胸を膨らませる。しかし、空で繰り広げられる軍とゲッコーステイトの戦いは、熾烈を極めていた。レントンの向かう先には、厳しい現実が待ち受けているのだった。【公式あらすじ】



・・・レントン旅立ちの巻。
ドミニクが情報部のデータベースを開示したことで、イズモ艦はベルフォレスト空港に正体不明機が停泊していることを知る。そもそもユルゲンス率いるイズモ隊はゲッコーステートを追撃する遊軍的な部隊で、第1話は彼らのKLF小隊と、マシューとホランドの606、909との戦闘で幕を開けたのだった。
TYPE-0(ニルヴァーシュ)が引き起こしたセブンスウェル現象を目の当たりにして、ユルゲンスは空港に停泊している船舶がゲッコーステートの船であると断定し、州軍に街に外出禁止令をしかせたのち、イズモ艦をそこへと急行させる。

滑走路のど真ん中にイズモ艦を待機させ、その周辺にKLFを配置させることで、滑走路を物理的に封鎖したユルゲンス。さらに、州軍指令にゲッコーステートの船、「月光号」が待機している23番ゲートを開放しろと命令する。連邦の正式な手続きをとって月光号が停泊しているため、それはできないと渋る州軍指令に、ユルゲンスは実力行使を予告する。

無線で月光号と連絡を取るホランド。滑走路を封鎖され、エレベーターも使用禁止ということで、逃げ出せないとタルホが状況を報告する。脱出するには、強引な手を使わなければならないとエウレカに告げるが、その内容とは・・・。



脱出にはトラパーの波を読むことが不可欠。エウレカは波を読むことができるという。空に向かって手を差し出すエウレカ。その表情を盗み見るレントン。見とれていたことに気づかれたのではないかとアタフタするレントンに、「キミ、面白いね」「だって、私のコドモみたいなんだもん」と笑顔で言い放つエウレカ。

「コドモみたい」と評されたレントンはますます動転し、焼けた自分の部屋の瓦礫の中から、燃えずに残った青年誌をほじくり出し、連載の恋愛Q&Aコーナーを開くと、その中に絶望的な一文を見つける。『初めて出会った相手に兄弟のような印象を持たれると、そこから恋愛感情は生まれない』泥沼に陥るレントン。一人バタバタと転げまわるその姿を見て、エウレカは「キミみたいなニンゲンに、昔会ったことがあるの」と意味深な発言をする。

脱出には「ドロップ・イン」という作戦でいくと決めたホランド。ニルヴァーシュのコ・パイシート(副操縦席)にレントンを搭乗させ、彼に稼働中のアミタドライブのチェックを任せる。出発の前にアクセルに別れを告げるレントン。いろんなことから逃げるのをやめ、ホランドたちについていくことで修行し、立派なメカニックになると約束する。波を先読みして、空港とは逆方向へニルバーシュを発進させるエウレカ。ボードで空へ駆け上がり、波をつかんだニルヴァーシュは、空港へと一気に滑空していく。



空港には戦艦イズモが待ち構えており、激しい対空砲火を浴びせかけてくる。ニルヴァーシュは単機で突入し、縦横無尽に空を駆けて、攻撃を巧みに全て回避する。艦長のユルゲンスは激昂し、空港に被害が及んでもお構いなしに砲撃を続けさせる。
一方、月光号は空港の中央電算装置のハッキングに成功し、強制的にエレベーターを作動させ、滑走路上へとリフトアップする。ユルゲンスがゲート周りに配置していた3機のKLFをニルヴァーシュ迎撃に発進させたことで、月光号にチャンスが訪れる。そう、全てゲッコーステートの作戦だったのだ。

突然エレベーターから白煙が激しく噴き出し、ユルゲンスと州軍指令は爆発が起きたのかと錯覚する。レントンも同様に錯覚するが、エウレカはあれは煙幕だという。エプロン近辺に充満する白煙に、ターゲットを失うKLF。エウレカはその一瞬の隙をついて、装備したブーメランナイフでKLF3機全てを一気に破壊した。

白煙の残るなか、滑走路上にその姿を現した月光号。滑走路前方にはイズモ艦が行く手をふさいでいるが、タルホは構わず月光号を発進させる。「特攻か!?」とユルゲンスが怯んだ瞬間、月光号は二基のうち片方のブースターを緊急閉鎖し、急旋回を行ってイズモ艦を回避してみせる。そのまま塔の最上部にある空港の縁から飛び出した月光号。塔の側壁に沿って落下していくが、タイミングを見計らってタルホは全身で舵を上げ、見事月光号を滑空させるのだった。



ホランドを回収するために揚力だけで市街スレスレを滑空する月光号。ここにホランドが合流し、月光号をトラパーの波へと導く。読みどおりにトラパーの波が噴出し、月光号は再び大空へと舞い上がるのだった。
偏西風の影響で噴き出したトラパーを利用して、月光号へとともに高空度のレイラインを目指し上昇するニルヴァーシュ。コックピットの中から見える景色のなかで、通っていた学校、住んでいた家(の廃墟)が小さくなっていく。やがてそれも雲にかきけされ、再び見えた景色はセブンスウェルで変貌した大地の姿だった。何も覚えていないレントンに落胆の表情を見せるエウレカ。レントンは、その横顔と澄んだ瞳に惹き付けられ、何も考えられなくなるのだった。

月光号の中で、ゲッコーステートのメンバーに顔通しされるレントン。あのエウレカを笑わせた、ということで一同は期待するが、レントンは気の利いたボケもできず、最悪な第一印象しか与えられなかった。興味を失い解散するメンバー。空き部屋もなく、エウレカにニルヴァーシュのそば(格納庫)で寝泊りしてくれと頼まれるレントン。追い討ちをかけるかのように、彼の前に現れた3人の幼児。聞けば、エウレカの子供だという・・・。





【今週のみどころ、ツっこみどころ】
・波を感じとろうと空に手をさしのべる主人公二人の姿が・・・アレにしか見えない・・・。
・「男の水平線」。ノーザン=北方・・・ってまんまですね。表紙PontePress(=HotDogPress)だし。このネタには笑った。詳しい解説はカテゴリ「まめちしき」を見よ!
・「踊ろう、ニルヴァーシュ!」何かこの作品って、かっこいい決め台詞を考えてから、それを言わせようと構成しているようなところが節々に見られます。ガンダムXみたいな(←まあ不吉!)。
・ホランドの妙なこだわり。家に帰れば、男はパンツ一丁が基本らしい。今回だけの見せ設定じゃないよねよねよね・・・。




【初登場人物】
・州軍指令(ユルゲンスに怒鳴られていた人物)
・州軍オペレーター(空港上空で3機の飛行機が旋廻している、と報告していた人物)
・ハップ(ゲッコウステート所属:サブリーダー)
・ギジェット(ゲッコーステート所属:通信担当)
・ウォズ(ゲッコーステート所属:メカニック-ソフトウェア担当)
・ケンゴウ(ゲッコーステート所属:船長、砲撃担当)
・ジョブス(ゲッコーステート所属:メカニック-ハードウェア担当)
・ムーンドギー(ゲッコーステート所属:雑用担当)
・ヒルダ(ゲッコーステート所属:)
・ミーシャ(ゲッコーステート所属:医療担当)
・モーリス
・メーテル
・リンク


【伏線とか】
●最近調子が悪かったというエウレカだが、レントンに出会ったのがきっかけになってか、再びトラパーの波を読むことができるようになったらしい。「まさか・・・まさか、な」ホランドはこれに何かを感じたようす。
●エウレカが「ニンゲン」とやたら口にするのが気になります。意図的な脚本でしょう。さてはお前・・・ニンゲンじゃないな(笑)?
●セブンスウェルの跡地を見て驚くレントン。何があったか覚えていない彼に、落胆したかのような表情を見せるエウレカ。このときのレントンのモノローグ。「このとき僕は、もっとこのことによく考えるべきだったんだ。想像力を働かせ、この先に僕を待ち受けている事柄の、一部分でも感づいておくべきだったんだ。」・・・ファンのみんなこそ想像力を働かせ、このあからさまな伏線を解き明かさなきゃいけないんだ(笑)!
●エウレカの3人のこども。なにこれ、カツ・レツ・キッカ? いや、エウレカに「ママ4」属性を付与するための小道具か(笑)!?



【判明した事柄・世界観】
・元公務員であるヒルダは、身持ちがカタイだけではなく、公文書偽造もお手の物だった。
・ニルヴァーシュのディスプレイはタッチパネルになっている。気になる表記→「LIVE」じゃなくて「生中継」・・・。
・第1回の公式あらすじやエンドロールからエウレカとあるので、文中でエウレカと表記していたが、実際に少女の名前がエウレカと分かるのはこの回からだった。
・ニルヴァーシュが空港に急速接近してきたときの速度は135ノット。
・レイラインって、「ファインディング・ニモ」に出てきたハイスピード海流みたいなやつだよね。


【まとめ・整理・考察とか】
・月光号はベルフォレスト空港に公的な手続き(書類は偽造だが)をとったうえで停泊していた。そのため、空港には23番ドックにゲッコーステートの空船が停泊していること自体は公団のデータベースに登録されていた。イズモ艦にてドミニクが提供したデータベースにアクセスした際に未確認船舶と表示されたのは、月光号が秘密裏に建造された船だから。