アンタルヤ市の中心部を散策したのは1日だけで、その郊外や近くの町村をレンタカーを使って見てまわりました。トルコはG20に入っている国なので一応交通規則も道路標識もしっかりしていますが、ドライバーの走り方はかなりルーズな面があります。信号無視やスピード違反を時々見ました。一方通行の道路を逆走する人が (私自身を含めて) 3人もいたのです。ただ、全体的にスピードをあまり出さない人が多いような印象を受けました。
市街地から郊外に抜ける道路に面白い標識がありました。制限時速82㎞。なぜ80㎞ではいけないのでしょう?
道路標識 ・ オレンジの街路樹
ドイツでは道路が汚れるので果実のある街路樹は禁じられていますが、アンタルヤ郊外の村の道路にはオレンジの木が植わっていました。シメシメと思って10個ばかり持って帰りましたが、非常に酸っぱいだけでなく雑味が強くて食べられません。昔ギリシャに行ったときも、スパルタ市の街路樹がオレンジだったことを思い出しました。そのときは市街地で、人の目がたくさんあったので試食はしませんでした。
市域からそれ程遠くない所に地面の断層があり、そこは深い渓谷です。
断層 ・ 洞穴遺跡
その近くには洞穴遺跡もあります。この遺跡は石器時代から青銅器時代の初期にかけての住居ですが、1973年に発掘が終わっており、観光資源としての整備が終わった1985年から洞穴を見学出来るようになっています。
農家が数軒しかないごく小さい村に無名の遺跡がありました。一応案内の立て看板があるので、たまには観光客が来るのでしょう。
遺跡 1 & 2
遺跡 3
どんな小さな村にもかならずモスクがあります。時間によっては住民がお祈りに来るのでしょうが、我々が行った時間には誰もいませんでした。
小さな村の様子
モスクの全景 ・ その入り口
小さな町のはずれに墓地がありました。意外にもそこには水道の蛇口が並んでいるのです。モスクに入る前にするように、墓参りの前にも手と口を洗浄するのでしょうか。
墓地 ・ 墓地の前の洗浄場
トルコは夏がかなり暑いからか、滝や渓谷がある公園が目立ちました。
滝 ・ 別の公園の滝
公園の売店 ・ 沢に張り出したカフェ & レストラン
宗教的理由で顔を隠した女性
その公園のひとつで栗とトウモロコシを食べました。栗は焼き栗です。ドイツで手に入る栗より大きく、味は日本の栗に負けないくらい美味です。トウモロコシは削り取った実を茹でています。それをカップの中で塩、バター、チリペッパー、レモン汁と混ぜてくれるのです。けっこういける味です。
焼き栗とトウモロコシ ・ チーズ
興味深いことに、スーパーマーケットで以前ポーランドで見たチーズを見つけました。繊維を束ねたような細長い形状でまったくクセのない味です。
市場や商店を見ると、トルコは食材がたいへん豊富な国のようです。なかでも野菜はあらゆる種類のものが栽培可能だそうです。もっとも、豚肉は食べません。スーパーマーケットにも売っていませんでした。
〔2019年1月〕〔2024年8月 加筆・修正〕
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