古代都市ペルジェはアンタルヤから北東に16㎞ 離れたところにあります。今ある廃墟はギリシャ期からローマ期の都市の施設で、こんにちまでその当時の雰囲気を保っています。人が住んでいた痕跡は、なんと、紀元前4000年までたどれるとのことです。紀元前1000年から800年にかけキプロスとの接触が深まるにつれて、ペルジェはギリシャの特色を帯びた居住地になっていきました。この地方の中心都市のひとつであったペルジェはアレクサンダー大王に降伏した後、複数の統治者を経てローマ帝国に属するようになったのです。紀元後1世紀頃にはこの地方の首都になりました。
メインストリート 1 & 2
泉の跡 ・ 遺跡のいち部 1
遺跡のいち部 2 & 3
遺跡のいち部 4 & 5
1970年からイスタンブール大学が発掘を続けているのですが、大きな建物の遺跡はだいたい紀元前3世紀のもののようです。なかでも14.000の観客席があるペルジェの古代劇場はこの種の建造物で最大のものだとのことです。この劇場と都市中心部の間には、15.000もの席と50の丸天井がある巨大な、保存状態の良い競技場があります。
劇場 1 & 2
競技場 外 ・ 競技場 内
後日アンタルヤ市の考古学博物館に行ったのですが、古代都市ペルジェにあった多数の石棺と彫像のうちで最も大事なものがこちらに移されているとのことで、じっくりと見学できました。
彫像 1 & 2
石棺 ・ 石棺の装飾
そのアンタルヤの旧市街で昼食を食べました。
突き出しとしてパン、黒いオリーヴ、乾燥トマトと色々な野菜と香料を混ぜて練ったものが出てきました。馴染みのない味で、まぁまぁです。
突き出し ・ ビール
妻が飲んだトルコ産ビールはあまり美味しくないそうです。
私がたのんだ焼き魚介類の盛り合わせ。小さいカップに入った煮野菜の盛り合わせとマッシュポテトが付いています。焼きトマトの上に炭焼きのイカ、白身魚、海老のほか、ムール貝のむき身を串に刺してパン粉をつけて揚げた料理が盛られています。このムール貝の調理の仕方は初めてだったのですが、美味しいので家でも作ってみようと思いました。
魚介類の盛り合わせ ・ 白身魚の開き
妻は揚げた白身魚の開きを注文しました。レモンをかけて食べます。魚の味はさっぱり系の薄味です。添えられている生野菜。葉っぱが立っているほど新鮮で美味しそうです。でも水道水で洗ったと思われるので、胃腸をこわす危険を避けるために妻は手をつけませんでした。
今回の2週間弱のトルコ滞在では水に細心の注意をはらったので、腹をこわすことなく無事に過ごすことが出来ました。妻も私も大変満足して、今年のクリスマス休暇の行き先もトルコにしようか、という話も出ています。
〔2019年2月〕〔2024年8月 加筆・修正〕
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