私が離婚を決めた理由

離婚するまでの経緯のつもりでしたが、考えているうちに、AC、共依存などにぶつかっています。

虐待

2006-07-20 11:17:26 | 日々つれづれ
先日、知り合いと話した。
私は、自分が小学生の時、手首を切って自殺しようと思ったことを、話の流れで話した。
私にとって、とっても惨めでいやな自分で、封印しておきたい出来事だったけれど、ブログに書いて、カウンセリングで話して、ミーティングで話しているうちに、普通に笑って話せるようになっていた。

私の話がきっかけに、彼女も自分が父親が大嫌いで、殺したいと思っていたことを話し始めた。
可愛くてチャーミングな彼女から、殺したいなんて物騒な言葉が出るなんて思ってもみなかったから驚いた。

そのうち、彼女は自分の子どもを虐待してしまうのだと語った。
キレてしまうと自分が何をするかわからないと言った。
自分が父親と同じことをしているのが辛くてたまらないと言った。
私から見る彼女は、子どもをそんな風にしてしまう姿が想像もつかなかった。
いつもニコニコと子どもと遊んでいる姿しか目に映らなかった。

数年前に、彼女は離婚している。
彼女と私の旦那に対する考え方は、話していて重なる部分があるから、彼女もなんらかの問題を抱えてきた人なのだろうなとは感じてきた。
彼女のことは小さい時から見てきたし、私と同じような家庭に育っているなと思っていた。

私が、ACについて話すと、彼女は自分がそうだと思いながらも認めたくなかったと言った。
ACを自分で認めるのはちょっと勇気がいる。
なんだか烙印を押されてしまったような気持ちになる。
でも、認めてしまえば結構楽。
だから、こうだったんだって今まで説明の付かなかった不可解な感情に、理由がついてしまうから。

自分の欠点をACのせいにするつもりはない。
すべて親の責任にする気もない。
運悪く、色んな出来事が重なってしまったのだと、仕方がなかったのだと思いたい。
でも、私は傷ついたまま育って、その傷を癒す方法を知ることなく大人になってしまったのだと、その傷がまだ痛いのだと、私は感じる。

奪い取られた感情は、傷付けられた感情は、痛みを知った時から治っていくのかな。
傷の場所もわからぬまま、長い間放置し続けて、痛みすらに鈍感で。
自分の痛みに鈍感だから、他人の痛みも見えてこない。

虐待は連鎖するっていうけれど、嫌だったからやめられるものでも、意志の力で止められるものでもないんだな。
無意識の感情が人を動かすっていうのは、一番苦しいなと思う。

今も、体罰して当たり前と思っている母と、罪悪感を植えつけても当たり前と思っている妹。
同じように今も、自分を責め続けているのかな。
そう思うと、やっぱり苦しい。
でも、私もその時には、苦しいなんて思っていなかったな。
みんなが楽になれて、解き放たれればいいのにな。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アコ)
2006-07-20 12:33:32
こんにちわ。

ねこさんの記事を読んで思ったのは

「誰も悪くないんだよな」

という思いです。

いろんなことが、重なった。

いろんなことが、積みあがった。

その結果、ACや虐待を生み出してしまった。

でも、誰のせいでもない。

ACになったのには原因があるけれど、親を責めれば治るものでもない。

またその親もなんらかの問題を抱えている場合もある。

だから、本当に、難しい問題だと、改めて痛感します。

私は、どうなんだろう。

親を許せるようになった、と思っているけれど、どこかにまだ影があるといえば、ある。

完全にACから解き放たれるときって、くるのでしょうか。

模索していくしかないですよね・・・。



アコ
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Unknown (とんび)
2006-07-20 16:45:31
私は、小さい子供を見ると、汚らわしい、と無意識のうちにずっと思っていたのです。

私自身子供時代、欲望の塊であったから。

その感情がとても辛かったです。



でも、私は、親をせめても、満たされなくて。

誰かが悪いと思うことは、ひとときの安心と解放ししかできなかったのです。

私が本当に解放されるには、どれだけの時間とエネルギーが必要なのだろう、そう思います。



私が解放されることが、周りの解放に繋がるのかもしれない、そう思うときもあります。

わかりませんが、みんな楽になれれば、本当にいいですよね。

自分自身に気づく、それが第一歩なのかもしれません。

気づいた時も、またしんどいけれど。
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アコさんへ (ねこ)
2006-07-21 13:47:44
国や地域によっても、考え方が違って、

育てられ方によって思想や考えも変わって、

そう考えれば当たり前のことなんだけれど、

改めて、連鎖するということの怖さを知りました。



親を責めてもどうしようもないんだけれど、

親にも、自分は苦しいんだってことを気付いて欲しいなというか、

親にも同じように楽になって欲しいという気持ちがあります。

でも、本人が気付かないうちにはどうしようもないんでしょうね。



誰かを変えたいと思っているうちはまだまだ駄目ですね。

ただ、駄目だって気がつくようになったから、進歩なのかもしれません。



お互い、少しずつですよね。
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とんびさんへ (ねこ)
2006-07-21 13:52:39
無意識に感じること、結構辛いですよね。

私は、父のことをどうしても好きになれなくて、

それがどうしてなのかもわからなくて苦しんでいました。



満たすことが出来るのは、他の誰かではなくて、

自分自身しかいないのでしょうね。

頭では判っていても、なかなかね。



たくさんの気付きを重ねていって、少しずつ解放されていくのかな?

今まで、見ようとしなかった自分の姿をゆっくりと見つめること、批判的ではなく、あくまでも優しく…



お互い、幸せになっていきましょうね♪
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