変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

今 痛みをかかえている方へ

2008-12-13 16:17:34 | 筋肉について

 師走の月になり、なんとはなしに気ぜわしくなりました。

 のんびりと過そうと思っているのに、やはりなにかに追われて
いるようです。


 先週、お二人(私と同じ病気の変形性股関節症の)方から
相談されました。

 Aさんは、舞踊とヨガを教えている方で40代半ばです。
 3年前から痛みが出て その時は、まだ 病名が分からずに
湿布を処方されただけだったそうです。(股関節専門外来では
なかったのもあるかも…)

 それから徐々に 度々痛みが出て、次に行ったときは
「末期」 と言われ ショックを受け それでも 仕事は
続け、今年の4月の“きららの講演会” で 知り合いました。

 銀サロ(理学療法士の股関節専門 深圧治療) へ一度行かれ
ましたが今 現在、痛みのために続けて15分歩くことも困難で、
通えなくなり、また夜間痛と痛みのために安眠することも出来ず、
かなりナーバスな状態でした。

 4ヶ月前から〇〇大の漢方薬を処方していただいて、その中に
トリカブトも入っていて他にもいくつもの漢方薬が処方されていま
した。夜間痛もあり また痛みのために眠りへの導入も遅いため
睡眠薬をも処方してもらい 常用しているようでした。 

 でも、痛くて家の中でもスワニーのカートを押して家事をして
いました。 どうにもこうにも 薬も効かないようです。

 私の持っている情報をすべて お話して 彼女の選択を
仰ぐだけでした…

 まだ、若いのでそして 仕事(舞踊)を辞めることが出来ない
事情があるため 手術へ とは …にふみきれないようです。

 というのも、彼女のお母様も変形性股関節症だったのです…

 形成不全で36歳で、初めて手術をされたようです。
又聞きなのであまり 詳しくはわかりませんが、両側とも悪く
両方の脚を人工に置換えて、2~3年前にどちらの脚か分かり
ませんが、3回目の置換え手術後 2回も立て続けに 脱臼して
大変だったそうです。

 全部で5回の手術!

 また 6度目の手術もした方が 良い…  
と 医師には言われているようです。 

 まだ 69歳のお母様です。

 初めての手術は、‘自分の意志’ で する! と
決められます。

 でも、2度 3度 と なってくると…  段々とリスクが増し
主治医の意見が 重視 される。

 今 現在、生涯 手術は 片脚 3度まで。
と聞いています。


 お母様のことがあるので、ますます「怖い」 のだと思います。

 まして 私と同じ踊りを 職業にしていますので…
どんなにか 悲しく 辛い 想いなのか? と 何年か前の
自分の姿を思い出し、彼女の今 に重ねて、何とか 仕事が
続けられるように! と 心が痛みます…


 Aさんから、明るいメールが届きました。

 「私の紹介した 「〇〇温泉病院の 矢野先生(保存療法の
先生)の所の予約が取れたので、母と一緒に行ってみます。」

 彼女は来年 都内のある会場で 3日間4公演に女優として
出演するようです。 
 仕事への情熱があれば 大丈夫!  安心しました。



 手術も痛みを取る方法です。 でも、完璧に病気を治す
ことでは ありません。
 
 保存療法もあります。 でも 常に痛みとの戦いです。

 両方の療法とも メリット デメリットがあります。

 
 今 股関節痛のため 痛みに苦しんでいる方へ
私が 言えることは、どちらを選択するにしても よくよく よくよく
考えて 考えて、決めて欲しい。

 そして、絶対に後悔しないように…  納得してほしい…
そして 「あきらめない」 で 前向きに 生きて欲しい!

 『変形性股関節症に負けないで !!!』

 

 

 
 

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