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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月25日 元気な会社 世界一周旅行で「たくましい」社員に 3118-4725

2024-07-26 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月25日 元気な会社 世界一周旅行で「たくましい」社員に 3118-4725 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 これは、私が平素いっている「まねぶ(まねる+まなぶ)」が浸透している証左といえます。

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、遠方にあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 世界一周旅行で「たくましい」社員に 3118-4725
 社員教育の一環として、公募制により社員が一人で「世界一周旅行」をするユニークな活動を実施している企業がある。1918年(大正7年)に創業し、穀物用乾燥機や精米機の開発・生産・販売を主力に、ペットボトルのラベルを剥がす機械や発泡スチロール減容機、プラスチック材質判別装置など環境関連機器を手がけるY社(本社=山形県天童市)である。
 事前に世界一周旅行の目的をプレゼンテーションしてもらい、その権利を勝ち取った社員は、帰国後に世界一周旅行で得た経験を全社員に報告する。社長のYさんは「どうしてそこを見てきたいのかを明確にし、帰ってきた時に自信を持って報告できることを経験してほしかった」と、その狙いを語る。コロナ禍で中断したものの、2013年に第1回を開始して以来、毎年社員が渡航し、世界を肌で感じてきた。
 例えば2013年に世界一周旅行を経験した経営企画部の社員(渡航当時は関東営業所に所属)の場合。ある時、国民総幸福量(GNH)ランキングという存在を知り、日本のランキングの低さに驚いた。それをきっかけに「食の安心安全・地球環境の保全」こそが世界共通の幸福指標であることを確かめるため、ランキングを提唱したブータンと上位国(タイ、イタリア、オーストリア、ノルウェー、スイス、米国など)を巡りながら、26日間かけて「真の幸福とは何かを見つける旅」をした。
 渡航の条件は(1)発展途上国もルートに入れ、約1カ月間で世界一周する(2)航空券は世界一周航空券を購入する(3)渡航先は事前に情報収集し、安全最優先の旅とする(外務省が発出する「渡航危険レベル1以下」を基準とする)の三つ。「私自身、若い時からさまざまな国を訪れ、特に途上国を見る大切さを知った。このため、発展途上国を必ずルートに入れることを条件にした」という。世界一周航空券や燃油サーチャージ代、空港税は全額支給するほか、宿泊費補助・渡航保険代として1日1万円の日当を支給する。
 「当社の一番の強みは社員だ」とYさん。新型コロナの感染が拡大している時期は、社員同士の接触を極力減らすため、建物間の移動を制限した。会議は原則オンラインとし、リモートワークも実施するなど、国や自治体が推奨するコロナ対策を徹底して行った結果、約300人いる社員のコロナ感染者はゼロだった。「社員一人ひとりが感染対策を実直に行ってくれたおかげで、会社への影響を最小限にすることができた」と振り返る。
 コロナ前と比べ売上高は減少せず、結果的にコロナによる業績への影響はなかった。同社の経営理念は「人をつくり、商品をつくり、豊かさをつくる」であり、まず人を中心に据える。これからも人財の育成や人と人との繋がりを通して、価値ある商品・サービスを提供していく考えだ。

   出典: e-中小企業ネットマガジン


【コメント】

 昨今では、入社して数年で転職する人が40%もいると聞いています。

 ところが、同社の場合には、特例を除き、転職者はいないといいます。同社の経営理念は「人をつくり、商品をつくり、豊かさをつくる」です。社長のYさんが、胸を張って「当社の一番の強みは社員だ」といえるのは、経営理念が浸透している証左であると考えます。

 「良質な人材が、良質な商品を作り、良質な資金を作る」という、「ヒト・モノ・カネ」等の経営資源の良質化循環がキチンと回り続けていることがわかります。

 「ヒト」が良質化することにより、環境関連という時流に乗った、高付加価値な「モノ」を生んでいるのです。

 私の会社に、世界一周旅行を4回した人がいました。(50代で早逝)ものの見方が豊かで、コンサルタント業界でも頑張ってくれました。

 私は、仕事ですが世界一周をしたこともあり、海外出張は地球は何十周かした計算になります。社名に「グローバル」という言葉を入れた背景には、私の、海外経験からと言えます。当時は、「グローバル」という言葉を理解できる人はほとんどいない時代でした。

 先を見て経営を行うことは重要なことです。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
      https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
 

  ■【今日は何の日】 7月26日 ■ 日光の日 ■ 奈良薬師寺竜王社祭

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

◆「思考する」ということを誤解している人が多い

 「人間は考える葦である」と言ったのは、 フランスの思想家、数学者、物理学者であるパスカルの名言です。

 ところが、私達は自分の行動を振り返りますと、熟考もせずに走り出していることに、過ちや失敗をしてから気がつくことが多いです。

 日経新聞社から刊行されている「ビジネスシンク」に、『思考はビジネスの要で、他の全てを始動させるビッグバンである』と記述されています。S.R.コヴィーのビジネスシンクは、私にとっては座右の書のひとつです。

 私達の多くは、過去の延長線上の発想で、「先輩から引き継いだので踏襲しています」と惰性で行動している面が大きいです。

 今、行動を起こそうとしていることの目的は何か、背景に何があるのかを思考し、常に意識し、繰り返し思考すべきです。その実現・達成にはどの様な問題が待ち受けるかというリスクマネジメント的な思考をし、そのためにはどのような予防策があるでしょうか、予防策の重点順位は何が高いか、それに対処するための5W1Hは何か、等々を思考しなければなりません。

 どの段階でも、クリティカル・シンキング的視点を忘れずに、「これで良いのか」「なぜこうなのか」と思考を繰り返すことです。

 しかし、私達が、何か行動をしようというときに、期限が迫り、時間がないことがあります。拙速で「走りながら考える」ということを余儀なくされることが多いです。

 けっして、このような行為は薦めることはできませんが、やむを得ないときには、たとえ走りながらであっても上述のようなことを意識しながら、行動に反映させていくべきです。

 手前味噌の話で恐縮ですが、従業員13名であった某メーカーのお話です。赤字が続き、いつ倒産するかも知れないという状況の時に、社長さんにお会いしました。

 すぐに顧問契約をし、3年ほど経過したときのことです。久しぶりに役員会に出席したところ、30代の常務さんが会議の進行をしていて、その雰囲気がかわったことに驚きました。

 かつては社長さんが一方的にしゃべる、暗い雰囲気の形式的な役員会でした。ところが、全員参加で、戦略的なテーマに、戦術論を交えて、それがロジックツリーを用いて、キチンと体系立てて整理し、率直な意見を述べあっているのです。

 社長さんの独壇場であった役員会が、社長さんは一歩下がってオブザーバー的な参加の仕方で、他の役員全員参加の会議に変貌していたのです。

 終わってから、若い常務さんが私のところに来て、「先生がおっしゃっていた『論理的に思考する』ということが少しずつですがわかってきました」と満面笑みを浮かべて、活き活きと話してくれました。

 このクライアントは、厳しいご時世にもかかわらず、3年で従業員30名にまで成長してきました。「ああ、この会社にもビッグバンが訪れたのだ」とコヴィーの書を思い浮かべたことがあります。

◆ 大気汚染や異常気象をなくしたい 718
 近年「光化学スモッグ」という言葉が、あまり聞かれなくなりましたが、日本における大気汚染に対する意識の高まりの契機となった言葉です。
 かつての神奈川県川崎市の大気汚染は、2010年代の中国にも負けない程のひどさでした。
 光化学スモッグに対する契機となったのは、体育の授業中に起こりました。

 豪雨による洪水が頻発する昨今です。
 日本全国各処で集中豪雨・線状降水帯などにより、毎年のように大きな被害を引き起こしています。
 その原因が、地球温暖化にあることは、科学的にキチンと証明できなくても、種々の裏付けからもわかります。

 2018年にアメリカ・トランプ大統領は、パリ協定から脱退するなど、あまりにも自国中心的な考え方として、多くの人の顰蹙を買い失望させました。
 アメリカ一極覇権の時代が終わったとしても、大国としての責任はあると思います。

◆ ドライバーの認知能力低下を車が検知してくれる 718
  少々以前の読売新聞に、車の走行状態や運転者のわずかなクセなどを分析して、運転者の体調の異変をAIが見つけてくれるようになるという内容の記事を読んだことを記憶しています。
 その背景には、社会問題となっている高齢ドライバーの事故を減らそうということがあるようです。これが実用化しますと、認知症の早期発見につながるそうです。それだけではなく、視野が欠ける緑内障という目の病気を早期発見するというような健康状態にもつながるような懸念材料を提供してくれるようになりそうです。
 磁気共鳴画像(MRI)技術をもとに、各種センサーを使って、運転者の脳や目の動きを分析します。
 たとえば、運転者の視線をカメラで検知し、横断する歩行者の見落としを警告してくれます。車が左右にふらついたり、車間距離が短くなったりする傾向を捉え、認知機能や空間把握能力の低下を見出してくれます。
 運転者の視線や顔の向きや表情、まぶたの開き具合などをカメラでとらえ、異常を検知すると警告音を発したり、シートベルトを振動させたりして注意喚起をしてくれます。
 運転者の行動から、事故につながるミスの原因が何であるかをAIで分析することにより、このようなことが可能になるようです。それどころか、体調や病気の疑いの分析までもしてくれるようになるそうです。
 このようなシステムを使うことにより、自分ではあまり気がつかない高齢者による運転能力の低下に気づきを与えることになるようです。
 一方で、自動運転技術の開発も進んでいます。
 前者の技術はすぐにでも必要であり、自動運転の技術が実用化されますと、その技術はあまりメリットが大きくないように思えます。この技術の実用化は2030年が目標だと言います。
 開発は、その内容は当然のことながら、実用化スピードがものをいいます。この技術が実用化されたときには、陳腐化された技術と言われないようであって欲しいです。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  

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