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さて、12月12日。全日本総合バドミントン決勝である。
天気は昨日に続いて晴れ。12月にしては気温も高い。
試合会場に入ったときには女子ダブルス決勝戦中。オグシオ引退で1番目に変わったみたいだ。テレビ中継の都合だろう。決勝戦にしては客入りが少ない。2008年の満員札止めには程遠い感じ。
女子ダブルスは順当にスエマエが優勝。なんと初優勝。世代交代だ。終了間近になって潮田が客席に現れる。腕組みをして見ていたが、優勝決まった瞬間には笑顔で拍手。三洋電機のダブルスの時代の終焉である。
男子ダブルスはトナミ運輸が連覇。平田はテツアンドトモのテツのような顔をしているが中々やるなあ。混合も苦戦が予想。
続く女子シングルスは廣瀬対今別府の三洋対決。三洋の唯一の牙城。廣瀬は調子が悪そうだったが、試合巧者ぶりを見せ貫禄の連覇。
さて、混合ダブルスである。
潮田は今日はほとんど一人で過ごしていたようだ。試合観戦もせず、チームメイトと談笑もせず一階の客席したの通路の控えコーナーで集中力を高めていた。
なにせ小椋久美子なきあと、バドミントン協会と所属の日本ユニシスを一人で背負っているのだ。イケシオの人気と実力は、観客動員や国からの補助金にも影響する。潮田にはそれが痛いほどわかっている。マスコミは潮田一人に注目しているのだ。
去年はコンビを組んで間もないため、前田・平田に軽くひねられてが、今年はかなり力をつけている。日本では層の薄い混合ダブルス、ここで負けているようではオリンピックは程遠いのだ。
第一ゲーム。イケシオは動きが硬く、いきなりリードされる。相手はすでに1試合こなしていて体ができているが、イケシオは試合数が少ない。
しかし、潮田が去年とは見違えるような動きを見せる。海外の男子選手のスマッシュを受けてきた経験は伊達ではない。平田のスマッシュも難なくレシーブ。混合の動きができていると陣内さんが解説でも言っていた。
第一ゲームは逆点で選手。この時点でイケシオは勝利を確信したに違いない。今年はイケルと。
しかし、第二ゲームに入って一進一体の攻防。前田の動きがよくないが、平田のカバーがうまい。
中盤での競り合いで潮田がサーブでフォルトを犯す。よくあることだが、潮田は動揺したようだ。次のサーブのときもサーブミス。この2点が痛かった。
終盤はジュースが続き、一時はチャンピョンシップポイントまでとったが、結局押し切られた。
こうなるとあとはスタミナ勝負である。特に男子は消耗が激しく。女子がどれほどサポートができるかがカギ。
前田も調子が上がり、潮田も動きはほぼ完璧。あとは池田と平田の勝負だ。
池田の攻めに、平田のテクニック。前半はイケシオは6点までリードしたが前田組はあわてずにじりじりと点差をつめる。
後半イケシオリードの場面で、急に池田が攻め急ぐようになりバタツキはじめる。潮田が動けない。
最後の最後で経験の差がでて、手に引っかかった勝利を取り逃がした。
オリンピックを目指すイケシオにとって海外の試合のほうが重要なのかもしれないが、やはり全日本総合のタイトルは取っておきたかった。
あと1年で追いつけるとは思うが、潮田はかなり悔しかったに違いない。控えコーナーでつぶやいた「あー、もう!」がすべてを語っていた。
天気は昨日に続いて晴れ。12月にしては気温も高い。
試合会場に入ったときには女子ダブルス決勝戦中。オグシオ引退で1番目に変わったみたいだ。テレビ中継の都合だろう。決勝戦にしては客入りが少ない。2008年の満員札止めには程遠い感じ。
女子ダブルスは順当にスエマエが優勝。なんと初優勝。世代交代だ。終了間近になって潮田が客席に現れる。腕組みをして見ていたが、優勝決まった瞬間には笑顔で拍手。三洋電機のダブルスの時代の終焉である。
男子ダブルスはトナミ運輸が連覇。平田はテツアンドトモのテツのような顔をしているが中々やるなあ。混合も苦戦が予想。
続く女子シングルスは廣瀬対今別府の三洋対決。三洋の唯一の牙城。廣瀬は調子が悪そうだったが、試合巧者ぶりを見せ貫禄の連覇。
さて、混合ダブルスである。
潮田は今日はほとんど一人で過ごしていたようだ。試合観戦もせず、チームメイトと談笑もせず一階の客席したの通路の控えコーナーで集中力を高めていた。
なにせ小椋久美子なきあと、バドミントン協会と所属の日本ユニシスを一人で背負っているのだ。イケシオの人気と実力は、観客動員や国からの補助金にも影響する。潮田にはそれが痛いほどわかっている。マスコミは潮田一人に注目しているのだ。
去年はコンビを組んで間もないため、前田・平田に軽くひねられてが、今年はかなり力をつけている。日本では層の薄い混合ダブルス、ここで負けているようではオリンピックは程遠いのだ。
第一ゲーム。イケシオは動きが硬く、いきなりリードされる。相手はすでに1試合こなしていて体ができているが、イケシオは試合数が少ない。
しかし、潮田が去年とは見違えるような動きを見せる。海外の男子選手のスマッシュを受けてきた経験は伊達ではない。平田のスマッシュも難なくレシーブ。混合の動きができていると陣内さんが解説でも言っていた。
第一ゲームは逆点で選手。この時点でイケシオは勝利を確信したに違いない。今年はイケルと。
しかし、第二ゲームに入って一進一体の攻防。前田の動きがよくないが、平田のカバーがうまい。
中盤での競り合いで潮田がサーブでフォルトを犯す。よくあることだが、潮田は動揺したようだ。次のサーブのときもサーブミス。この2点が痛かった。
終盤はジュースが続き、一時はチャンピョンシップポイントまでとったが、結局押し切られた。
こうなるとあとはスタミナ勝負である。特に男子は消耗が激しく。女子がどれほどサポートができるかがカギ。
前田も調子が上がり、潮田も動きはほぼ完璧。あとは池田と平田の勝負だ。
池田の攻めに、平田のテクニック。前半はイケシオは6点までリードしたが前田組はあわてずにじりじりと点差をつめる。
後半イケシオリードの場面で、急に池田が攻め急ぐようになりバタツキはじめる。潮田が動けない。
最後の最後で経験の差がでて、手に引っかかった勝利を取り逃がした。
オリンピックを目指すイケシオにとって海外の試合のほうが重要なのかもしれないが、やはり全日本総合のタイトルは取っておきたかった。
あと1年で追いつけるとは思うが、潮田はかなり悔しかったに違いない。控えコーナーでつぶやいた「あー、もう!」がすべてを語っていた。
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