飯倉キャンティでディナー

昨日は会社創立10周年記念の一貫として、食事会を行った。

場所は飯倉キャンティ。

港区に生まれ、何度も近くを通りながら一度も入れなかった創業50周年の老舗イタリアンレストラン。伝説のイタ飯屋である。店を知ってから30年近くたって初めて入ったのだ。

六本木方面から来ると東京タワーに向かって飯倉片町交差点を超えると右手にある小さ古ぼけたレストランだ。

ここへはイタ車アルファで行くことと決めていたので、仕事があったにも関わらず、車で出かけた。

初めて入るキャンティは想像していた通りだった。隣街の六本木の喧騒とは違うそこだけ切り取られた別空間で、流れる時間のスピードも違う。これが老舗の醸し出す雰囲気なのか？

無難にコースを頼んでいたので、ワゴンで前菜を選ぶということはできなかったが、初心者なのでこれでいいのだ。

当店自慢のハジリコのパスタは美味。前菜も主食も申し分ない。。だが心が舞い上がっていたのであまり覚えていない。

ユーミンの座った席はどこだろうとか、黒澤明はどこにいたのだろうとか、愛する故大原麗子の席はどこだったんだ？色々な想いがよぎる。

明らかに挙動不審である。

客の年齢層が高い。自分はここではまだ若造だ。。5年位来るのを早まったのだろうか？

でも、この時代に、ここで時間を過ごせたことは幸せだ。東京に生まれてよかった。