里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の冬至カボチャはしっかり

2022年12月22日 | 畑:果菜類

今日は冬至。
今年はしっかりした冬至カボチャを確保できました。
冬至にカボチャを食べる風習は各地にあるのではないでしょうか。
当地方でも昔からの習わしです。冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われています。
我が家でどうだったのかは曖昧で、幼少の頃に冬至カボチャを食べたという記憶がないのです。
しかし、いつの間にやら母が作るようになっていたような気がします。以来、何となく続けていると言った感じでしょうか。
近年は冬至カボチャにする貯蔵用の遅穫りカボチャの出来がパッとしません。
一昨年は1個もものにならず、昨年も辛うじて確保したという状況。
そもそも生育初期が真夏に経過するこの作型は、当地ではかなり厳しいものがあります。
今年はベストとは言えないもののそれなりの姿になりました。
7月1日に直播き。
品種はサカタのタネの「雪化粧」と1株だけ古種で渡辺採種場の「白爵」。
1番果が20節目くらいと高い位置に着果、2番果は一つも着かず、結局1株1果という結果に。
これが8月下旬の頃。


最後に、「雪化粧」5個、「白爵」1個を確保。10月11日にほぼ開花後50日で収穫しました。
これが収穫時のもの。


形が良く大きさも2~3㎏と比較的揃っているものが出来ました。
収穫時、同じ白皮系でも右の「雪化粧」は青みがかった灰色、左の「白爵」はほぼ純白です。


ともに極粉質で貯蔵性が極めて高い。
サカタのタネによると、1カ月程度の貯蔵で甘みが増し食味が最高になるとあるので11月半ばくらいが1番良いことになります。
収穫した時点ではこちらの「九重栗」カボチャの3番果が沢山残っており、そちらから消化。


しかし、「九重栗」カボチャ2個ほどは劣化が進み今月早々に処分しました。
その後、遅穫りカボチャはこれまで「雪化粧」2個を消費し、評価は上々。
現在残っているのが「雪化粧」3個と「白爵」1個。


収穫当初に比べると色合いが少し変化しています。右「雪化粧」で左「白爵」。


冬至カボチャには「白爵」を助っ人達が、この少し小振りな「雪化粧」を我が家で使うことにしました。


その「雪化粧」を切ってみました。悪くないように見えます。


この辺りの冬至かぼちゃは小豆と一緒に煮込むのが一般的です。
我が家ではシンプルなかぼちゃ煮。おまじないのようなものではありますが、御利益があればありがたい。
風邪の予防になるならコロナにはどうか。