ほぼ衝動☆日記

戦略コンサル修行中~東京の中心でコソコソ暮らすのにはもう飽き飽きです・・・

コミュニケーションの見える化

2010年11月21日 19時06分51秒 | あったらいいなは、なくてもいい
毎週日曜日の夕方になんとなく観ているテレビ番組に「夢の扉」というのがある。



毎回、何かを実現・発明することを目標にがんばっている研究者やビジネスマンを紹介する番組で、これがなかなかおもしろく、またその夢の実現を目指す姿に元気をもらうことができる。

今日の放送で取り上げられていたのが、人間の行動を科学で分析することを目標にして研究を続ける人の話。
特に、会社内でどの人がだれとコミュニケーションを良く取っているのかをセンサーで検知して、会社全体の人間模様をダイアグラムにして分析するシステム、「ビジネス顕微鏡」が彼のメインテーマ。N対Nで複雑にコミュニケーションの関係が成立しているのが良い組織の傾向であり、組織図みたいに疎な感じになっているのがまずい組織。

いつも、世の中を変える力を秘めた様々な発明を単純に感心して観ている僕だが、今回のは自分の仕事にも関係があり、いろんな感想が広がったので筆をとるにいたった。
こういう監視社会的な考え方や、人間行動の理系的分析を是とするか否かは一考を要するところだが、まあ使うならどう活用するかという観点から。

①単に会って会話をした、というだけでなく、何を目的にどのような会話をかわしたのか、また電話やメールのやりとりを含めて分析ができるようにそのうちなるのだろうし、せっかくやるのならそこまで行かないともったいない。
②これを発展させると、暗黙知みたいなのも形式知化することができるのだろう。仕事のできる人は根回しのタイミングや相手を良く選んでいる、とか。
③これ、学校でつかえばどうだろう?子供たち同士の交友関係の疎と密とか。
④こういうの、もうすでにグーグルとかネット上のコミュニケーションデータを使ってやってそうだなあ。
⑤番組では、この分析で社内コミュニケーションを見える化するBeforeとAfterとで格段に改善した、という会社の実例を紹介しているのだが、Beforeの姿のような、別の部署とか偉い人とコミュニケーションをとることに遠慮のある会社では絶対働きたくない、と決意を新たにした。番組中に自分がその会社にいる姿を想像しただけで心拍数が上がった。

いや、なんだか将来が不安になってきた。


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