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ほぼ衝動☆日記

戦略コンサル修行中~東京の中心でコソコソ暮らすのにはもう飽き飽きです・・・

黙想

2006年12月27日 11時37分22秒 | よみもの
トヨタの奥田さんやマレーシアのマハティールさんなど、多くの各界のリーダーたちが、リーダーの素質を持った高校生相手に行った講演会。

次世代リーダー養成塾―大成するために今、すべきこと

祥伝社

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それぞれに極めて興味深くinspiringな話を展開しており、高校生がさらにリーダーシップや大志を抱くような内容になっている。また、全国から選抜された高校生だけあって、質問も非常に質が高い。大人も十分示唆を得られる。
僕はそれぞれの講師がなぜその話を選んで話しているのかといった思想背景に興味が行き過ぎてしまったが。

その中の話で最も引っかかったのが、とある学者の「沈黙がいかに人間にとって重要か」という話である。この話が僕の遠い記憶を呼び覚ました。

僕が小学生~中学生のころ通っていた塾では、「黙想」をよく行っていた。
授業や講話の開始時に、講師の「黙想!」の号令とともに、生徒全員が1分ほど目をつぶって瞑想するわけである。別に宗教とかではない。
この「黙想」の目的としては、生徒の集中力を高め、学習効果を上げるということだったのだろう。より実用的な側面としては、私語を交わしてざわざわしているガキどもを静まらせるという効果もあった(お困りの方はぜひ試していただきたい)。

そして、はるか昔に忘れていたこの「黙想」は、仕事や社会生活上も効果を発揮するに違いないと思い立ったわけである。
先日、「1週間のうち半日は、何もせずにものごとを静かに考える時間を持つこと」という話を伺った。
その時間に、自分のこと、まわりの人たちのこと、プロジェクトのこと、もしかしたら普段は考えもしないもっと大きなことまで、考えをめぐらせる時間を持ち、同時に集中力やエネルギーを高めることができるのだ。

最初は1日1分だけでもいいから、ものは試しである。
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自由意思の有無

2006年12月25日 10時24分46秒 | よみもの
「責任」とは何か、について「倫理学」(哲学と何が違うのかよく定義がわからないが)の立場から論じたもの。

「責任」ってなに?

講談社

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この本は前半と後半とで大きく異なる。

前半は、因果的決定論(脳内の働きも含めてすべてのできごとは因果関係で決まってしまうのだから人間の自由意思なんてない⇒責任なんてない)という大命題にどのように向き合って、個人の自由意思や責任の存在を認めていくか、といったような論理展開を行っている。日常生活していると「どっちでもええやん」という話だが、純粋に論理パズルとして面白い。

で、後半はそんな興味深い論理パズルがいよいよ盛り上がりかけたところで、中途半端に議論を切り上げ、返す刀でそうした責任論が現実社会においてどのように適応されるかを、いじめ問題や戦争責任問題を例に取り上げて論じている。
後半部分にも、現代日本社会の病理の原因を示唆するような興味深い記述もあったが、事実認識や論理展開が粗雑かつナイーブで、基本的には読む価値はない。

硬質で論理的な前半⇒イデオロギーゴリ押しのナイーブな後半への性急な移行に、もしかしたら後半部分を読ませたいがために前半部分を読まされたのではないかと、背筋に寒いものを感じる。

しかし人間の自由意思があってもなくても、実に哀愁漂うものがありますな。
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丸ビルで脳トレ

2006年12月24日 17時57分50秒 | 東京の中心で、コソコソ暮らす
昨日、丸ビルの前を通りかかったときのこと。
前を歩いていた、おばさまグループの会話。


おばさまA「アラ、丸ビルって丸くないのね!」

おばさまB「そうなのよ。でも昔は丸かったのよ!」(写真参照)


たしかによく見るとそんな気もしないわけでもない。
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化粧品屋

2006年12月23日 11時57分59秒 | 東京の中心で、コソコソ暮らす
昨日は、ビジネススクール時代の同級生(韓国人)が来日していたので接待。

彼女はMBA後、パリのChristian Dior (LVMH)のマーケティング部門で働いていたのだが、あまりにもフレンチな社内事情(仕事の8割が社内政治に費やされる)と陰険な女性中心カルチャーに嫌気が差し、自分自身で化粧品屋を起業することに決めたそうだ。

今回の来日も日本市場の調査とのことだったので、マツキヨと伊勢丹と109は見といたほうがいいよと言っておいた。

しかし他人であっても、ビジネスを立ち上げる話を聞くのは面白いですな。
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明日から 自分で起こせる イノベーション

2006年12月21日 12時31分55秒 | よみもの
上司に薦められて読んだ本。

イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

早川書房

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著者自身が主宰するIDEOという会社のエピソードをベースに、会社をイノベーションを生み続ける組織/文化にするためにどのようなチームメンバーをそろえるべきか(もしくは育てるべきか)、という話。

ベンチャーはチームメンバーが全てということは、ビジネススクール時代も散々聞かされていたわけだが、「じゃあどんなチームメンバーをそろえればいいの?」という論点に対する回答である。

この本に述べられている10種類の人材で十分なのか、その相互作用のメカニズムについては詳しくは論じられていないものの、仮説としてはいい線行っているように思われるし、視点としては非常に面白い。
特に、そういうあいまいな組織文化の話を、個々人の具体的な役割/行動やスキルレベルまで落とし込んでいる点は興味深い。

10種類の人材は10人用意するという話ではなく、10種類のスキルセットという意味なので、明日から自分自身でも始めてみることのできる点も良い。

ちなみに、本の大半がエピソードで占められているので精読する必要は必ずしも無い(読み物としては面白いが)。立ち読みがいいですね。
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和柑茶

2006年12月19日 15時54分10秒 | 東京の中心で、コソコソ暮らす
日常の僕の習性として、必ずペットボトルの茶を大量(1日1リットル以上)に飲むというのがある。

昔は毎日のようにタリーズとかでナントカラテとか飲んでたのだが、それよりもはるかに健康に良く、金のかからない習慣だ。そのうちオフィスで自分で茶をいれるようになったら、さらに金がかからない。

コンビニで売っているペットボトルの茶は手当たり次第ほとんど試したといっても過言ではないが、その中で最も気に入っているのが、ゆずとかぼすの入った伊藤園の「和柑茶」である。

伊藤園のwebsiteでも掲載されていないので、おそらく限定商品ですぐになくなってしまうのかもしれないが非常にもったいないことだ。願わくばこれの1リットルボトルを作ってほしいものだが、、、伊藤園さん聞いとう?
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フランス並みの郵便サービスに喝

2006年12月18日 12時32分38秒 | 東京の中心で、コソコソ暮らす
今朝、自分の郵便受けを覗いてみると、先週出したはずの郵便物が返ってきていた。

何でも切手代が30円足りないのだそうだ。

っていうか、郵便局の窓口で料金を計算してもらって出したのだから、基本的に郵便局サイドの責任だし、それは仕方がないとしてもポンと突き返すのはお門違いというものだ。自分ちのミスなのだから30円くらい足らなくてもちゃんと送り届けてほしいところだ(妙なところで細かいのは日本的)。突っ返すほうが余程手間だと思うのだが。

というような件について郵便局の窓口で朝からやりとりしたので、今日は血圧が上がりっぱなしです。

今後はクロネコメール便で出します。
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ブランド戦略というものについてフッと

2006年12月15日 10時09分15秒 | おもに仕事上の愚痴
ブランディングについてはそんなに詳しいわけではないけれど、

何よりもその会社の従業員自身が信じきれないブランドは、どんなにうまいことマーケティングのテクニックを駆使しても、消費者には伝わらないし、一時的には騙せても長期にわたってお金を払ってもらえないだろう、それどころかブランディングで期待値を上げておきながら中身が伴わなかった場合のダメージは、ブランディングを行わない場合よりもより重大な傷になりかねない、という何の変哲も無いことを何となく思いました。

単なる思いつき備忘録で、それ以上深い考察も無いわけですが。
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特殊な京都

2006年12月12日 11時29分49秒 | おもに仕事上の愚痴
京都の特殊なところは(聞いた話にすぎませんが)、

①インナーサークルに入ると入らないとでは大きな違い
どこの場所でもインナーサークルは重要なのだが、京都の場合は、そのインナーサークルが単一で(京都は巨大な村、だとおっしゃっていた)逃れようがないこと。場合によってはコネがないと業者が商品を納入してくれないこともあるらしい。

②ビジネスの人間関係を維持するのに多大な労力とコストがかかる
神社仏閣(いわゆる白足袋)への寄付やら地元の名士に対して挨拶(+お金)を欠かしてはならない。かつその額も半端ではないそうだ。また、ビジネス上の取引や提携でも何かと「おつきあい」で必要のないことに参加(+出費)させられることが多い。

③合理的な判断では捉えきれないことが多い
単純な損得勘定では割り切れない世界。たとえば納入業者を入札にかけようとすると、とんでもない反発があるらしい。何をやるにしても地元の有力者やら利権やらにいちいち気を使う必要があるそうだ。

フランスを思い出しました(京都ほどではないけれど)。
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