破産ショック

買い物に行ったら、近所のスーパーが破産してた（写真）。

今後遠いところまで歩いて買い物にいかなければならないこともネガティブですが、スーパーの店員さんの行く末を案じてしまいます。

どこか違うチェーンが店舗ごと買い取って営業を再開してほしいところですが、プレパッケージ型の再生に持ち込めなかったところを見ると、見込み薄なのかもしれません。

ちなみに早速翌日に、在庫処分の叩き売りセールを店の前で開催していましたが、あれは裁判所の許可を得ているのか、と妙なところが気になりました。生鮮食品が多いので回収率を高めるためには正しいアクションですね。職業柄、ついつい債権者への弁済率が気になってしまいます。

新米

昨日もタクシーに乗ったときに、

僕「丸ビルまでお願いします」

運転手「いやー、わかんないんスよね。ごめんなさい、新米なんです。道案内お願いできますか？」

百歩譲って丸ビルの場所を知らないのは「新米」だから大目に見たとしても、なんのためにナビが付いているのか・・・

タクシーとの闘いは続く・・・

街のライフサイクル

小学生時代から１０年ほど住んでいたニュータウンを久しぶりに訪れた。

住み始めてからかれこれ２０年以上も経過しているのだが、意外と何も変わっていないことに驚きを禁じえないが、変わっていたことと言えば、駅前に葬儀場が出来ていた。

僕が小学生だったころは、開校したての真新しい学校で、教室が足りずにトタン屋根の掘っ立て小屋を増築していたくらいだったが（まさに開拓地さながらである）、時が経ち、年齢構成が一挙にシニア化した結果、学校の統廃合もささやかれ、かつ駅前に葬儀場が出来る仕儀となった模様。

昔、学校の社会科の教師が、「そのうちこの街は年齢層が上がって、老人の街になり、いずれはゴーストタウンになる」と言っていたことを思い出し、意外なビジョナリーぶりに感慨もひとしおである。

ライブペインティング

有名な画家がまさに絵を描いている場面を観る、という体験はなかなか得がたいものだ。

日本を代表するイラストレーターである宇野亜喜良氏の展覧会が渋谷パルコで開催されていたのだが、見に行った時にちょうど、本人が会場で絵を描くパフォーマンスをしていたので、モード系の若者たちが多数を占める会場をのぞいてみた。

ライブペインティング自体も面白かったのだが、それに劣らず会場の見物人からの質問にも興味深いものがあった。たとえば、「いつになったら完成だと思うのか？」という質問。

ちなみに、イラストレーターは画家と違って客の要望に応える請負商売で、締め切りも要件も明確なので、完成と思うところの判断も割とつけやすいようだ。

そういえば、芸術家にありがちな一風変わった頑固な感じもなく、非常に常識人の匂いがしたのは、きっと独善的では成り立たない商売だからなのだろう。