この時間に帰ってくると早いなあ、と感じるようになった。まだ電車が動いている時間に帰るのは久しぶりなような気がする。
ところで僕のところにこんなメールが届いた。
「ANJOインターナショナル閉校のお知らせ」
ANJOインターナショナルは、1995年の開校以来、
CPAを始めとする国際資格の専門スクールとして、
今日まで皆様にご愛顧いただいてまいりました。
しかしながら、ここ数年は弊社を取り巻く環境は大変厳しく、
経営の刷新や効率のアップを計って参りましたが、
残念ながら学校運営を維持することができなくなりました。
受講生の皆様には大変申し訳ありませんが、
現在5月16日より休業とさせていただいております。
今後は、破産申請に向けて法的な手続き処理を行ってまいりますが、
並行して事業の譲渡先の検討も続行していく予定でおります。
ANJOインターナショナルは、米国公認会計士(USCPA)の専門学校。日本での同資格の火付け役でもある。最近は、役に立つかどうか果たして疑問な様々な国際資格を取り扱うようになった(USの資格だから「国際」資格では断じてないが)。
ちなみに僕もここに通ってUSCPAを取得した。結局は時間と金の無駄遣いだったということはあえて言わずにおこう。
資格商売って不景気と歩調を合わせるように伸びていたけど、最近の好景気を受けて、逆に生徒数が結構減っていたのだろうか。
それとも、USCPAがあまり意味のない資格だってことがバレて、生徒数が減ったのだろうか(「意味のない資格」とまでは言わないが、万人向けでないことは確か)。ちなみに監査法人の慢性的な人手不足により、最近はいちおう働き口をつかむチャンスはあるようだが。
いずれにせよ、あっけない終わり方だ。
当時は安生さんという人物は、ニッチなところに目をつけて商売を広げて、ずいぶんやり手だと思ったものだが、ずいぶんと脆弱だったのだ。
だれが新しいスポンサーになるんでしょうね、この事業。
資格自体の信頼失墜を恐れる競合他社?
それとも、クロスセリングしたい他の資格スクール?
この件のデューデリジェンスや再生計画の策定は、卒業生であるUSCPAたちも監査法人の一員として携わることになるんでしょうね。育てた甲斐があったというものです。
ところで僕のところにこんなメールが届いた。
「ANJOインターナショナル閉校のお知らせ」
ANJOインターナショナルは、1995年の開校以来、
CPAを始めとする国際資格の専門スクールとして、
今日まで皆様にご愛顧いただいてまいりました。
しかしながら、ここ数年は弊社を取り巻く環境は大変厳しく、
経営の刷新や効率のアップを計って参りましたが、
残念ながら学校運営を維持することができなくなりました。
受講生の皆様には大変申し訳ありませんが、
現在5月16日より休業とさせていただいております。
今後は、破産申請に向けて法的な手続き処理を行ってまいりますが、
並行して事業の譲渡先の検討も続行していく予定でおります。
ANJOインターナショナルは、米国公認会計士(USCPA)の専門学校。日本での同資格の火付け役でもある。最近は、役に立つかどうか果たして疑問な様々な国際資格を取り扱うようになった(USの資格だから「国際」資格では断じてないが)。
ちなみに僕もここに通ってUSCPAを取得した。結局は時間と金の無駄遣いだったということはあえて言わずにおこう。
資格商売って不景気と歩調を合わせるように伸びていたけど、最近の好景気を受けて、逆に生徒数が結構減っていたのだろうか。
それとも、USCPAがあまり意味のない資格だってことがバレて、生徒数が減ったのだろうか(「意味のない資格」とまでは言わないが、万人向けでないことは確か)。ちなみに監査法人の慢性的な人手不足により、最近はいちおう働き口をつかむチャンスはあるようだが。
いずれにせよ、あっけない終わり方だ。
当時は安生さんという人物は、ニッチなところに目をつけて商売を広げて、ずいぶんやり手だと思ったものだが、ずいぶんと脆弱だったのだ。
だれが新しいスポンサーになるんでしょうね、この事業。
資格自体の信頼失墜を恐れる競合他社?
それとも、クロスセリングしたい他の資格スクール?
この件のデューデリジェンスや再生計画の策定は、卒業生であるUSCPAたちも監査法人の一員として携わることになるんでしょうね。育てた甲斐があったというものです。
こうした負担増の一方で、特に経理未経験者の場合、転職活動に際しては各校が宣伝している程資格の影響力はなく、苦戦を強いられている現実も、コストパフォーマンスを考えた場合受講を思いとどまらせる要因となっているのではないでしょうか?
受験資格以外の要因としては、ANJOは米国資格のみならず国内資格にも事業を広げていましたが、こちらはTACや大原などの老舗がガッチリとマーケットを支配していますから、ノウハウ面で遠く及ばないANJOが俄かに飛び込んだところで矢張り大火傷は免れ得なかったのでしょう。
また、ANJOは同業他社に追いつかれたくない焦りからか校舎の全国展開があまりにもハイペースでしたが、企業体力がこのスピードに追いついていなかったのでしょう。一見ANJOの一人勝ちであり、同業他社は随分とマイペースでのんびりしているなあと思った時期もありますが、結果的に見ると後者は身の丈を弁えて堅実な拡大をしていたのですね。
それにしても会計のプロフェッショナルを育てるはずのANJOが自ら財務の苦境に陥り、危篤状態にあるというのは何とも皮肉な話です。今回の件が受験資格のハードルなどではなく、上記のようなあくまでもANJO特有の事情によるものであってもらいたいものです。受験資格が要因ならば、同業他社とて人事ではありませんからね。
おっしゃるとおり、事業拡大のステージに屈折点があったのでしょうね。