プランター栽培でセルリー(セロリ)を育てたのだが、株ごと収穫しても使い切れないといけないと思い、その都度必要な分量だけを外葉から順に掻き取っては収穫するようにしていた。外葉を掻き取ったあとの茎が、ギリシャのパルテノン神殿の柱みたいで、収穫するたびに柱の長さが長くなっていくようで面白い。
面白がって外葉数枚ずつの収穫を繰り返している内に、いつの間にか白くて小さな花が咲いていることに気が付いた。いわゆる薹(とう)が立つと言うやつである。こうなるともう葉が硬くなってしまって食べられない。セロリの花なんてものは初めて目にしたが、楚々として可憐な花である。