加薬飯

日々雑感 ときどき雑記 愚だくさん

【待つのは嫌いなんだよ、解ってんだろ】

2012年01月30日 | 映画・音楽・芸能・文化
「映画でも観にいこうかな…」

ぼそっと漏らしたわたしの呟きを、近くに居た耳だけはいい二女は聞き逃さなかった。

「あっ、わたしも行きたい、ALWAYS が見た~い」
「なにぃ、三丁目の朝日っちゅうやつか」
「朝日じゃなくて、三丁目の夕日だよ」
「朝日だろうが夕日だろうが、似たようなもんじゃねぇか」

そんな遣り取りが隣の部屋にいた女房と長女にも聞えたらしく、透かさずふたりとも割り込んでくる。

「わたしも観に行くぅ。わたしの車で行けばいいじゃん」
「わたしも行きた~い」
「オレが観たいのは、『マイウェイ 12,000キロの真実』だよ」
「なんでぇ、一緒に行って別々の映画観ればいいじゃん」

ふんっ、テメェらどうせ人の懐あてにしてやがるんだろ。そういえば昨日、パチンコで4万儲かったなんて、うっかり口を滑らせちまったのは不味かったな。

「んなこといったって、上映時間が合わないだろが」
「えーとね、ALWAYS が 21:30 でマイウェイが 21:10 からだから、20分しか違わないよ」
「終わるのも20分違ったら、オレは20分も待ってなきゃならんだろうが」
「先に車に乗って、テレビでも見て待ってればいいじゃん」

あほっ、くだらんテレビ番組なんぞ見たくないから、わざわざ映画観に行くんじゃねぇか。それに待たせるのはいいけど、オレは待つのが大っ嫌いだってことくらい知ってんだろが。…三丁目の夕日かぁ、ぅ~~ん。


【ここ一週間は読書三昧】

2012年01月27日 | 読書・言葉・文字・漢字
久しぶりに面白い本に巡り合えた。
今じゃ気が向いた時にしか書店にも赴かないし、買うものも廉価な文庫本で、読んだあとは処分してしまう(蔵書を廃止した)というスタイルに変更して久しい。

最近は長時間集中して本を読むことができなくなってきているので、毎日数十頁くらいずつしか進まない。栞を挟んでおいて、日々続きから読むということを繰り返しているのだが、読み始めのときは登場人物やストーリー展開が一瞬繋がらなくて、戸惑ったりすることもある。それでもまぁ、読み進む内に既読部分も鮮明になってはくるのだが。

なによりも、上・下巻に分かれた本を買うなんて、本当に何年ぶりだろう。



【確定申告の季節】

2012年01月24日 | 生活・飲食・家族・飼犬
ふつうサラリーマンであれば「年末調整(年ベースでの清算)」によって納付した税金の清算が行われる。そこで納めすぎた税金が還付される仕組みになっているので、改めて確定申告をする必要はないのだが…。
それでも人によっては、確定申告をすることによって税金が戻ってくるケースもある。その定番ともいえるのが「医療費控除」。

数年前、わが家の医療費が年間で 80 万円以上になったことがあった。当然その前後の年もそれなりの医療費が掛かっていたわけであるが、たまたま家内が自分で「確定申告」をするつもりだったとのことで、すべての領収証(必須)が年次ごとに保存してあった。
ところが家内の場合は、常に何事も「つもり」だけなので、一向に行動が伴わない。そこでわたしが意を決して確定申告することにしたのである。

医療費控除については、確定申告をすることによって、10 万円を超えた分の1割が戻ってくる。2年前まで遡って申告することができるので、その時は3年分まとめて確定申告したのだが、10 万円以上の還付金があった。当然のことながら還付金の振込み先は、わたし名義の口座である。もし家内が自分で確定申告を行っていたら、振込み先は家内名義の口座になっていたことは自明の理であろう。

いまでは、WEBで確定申告書等作成コーナーにアクセスして、源泉徴収票をもとに必要な項目を入力していくだけで、簡単に作成できるのだ。
今年は医療費控除は大したことはなさそうだが、それよりも何よりも、収入減によって所得税が大きく戻ってくる筈なので、是が非でも確定申告をせねばならないのである。
もちろん返戻金の振込み先は、…当然、決ってますがな。


【新居は手狭】

2012年01月18日 | 生活・飲食・家族・飼犬
新居ったって人間様じゃなくて犬用なのだ。
今までは部屋の片隅にシェルベッドが置いてあって、気が向くと勝手にそこに入って寝ていたのだが、娘がペットショップに寄ったついでに、サイコロ型で入口が丸いものを衝動買いしてきたという。はたしてそれもベッドと呼ぶのかどうかは知らないが。
しかしその現物を見た瞬間、えっ、小さくねぇ?との疑問が真っ先に生じた。明らかに犬の体長よりか幅が狭いのだ。蛇のようにとぐろを巻いて入れば納まらなくはないだろうが。

初めて目にするものを指差して「ベッド!」とか言ったって、犬だって訳分かんないだろうから、ハイそうですかとは入っていかない。あたりまえだ。
そこで娘は犬を抱きかかえて、頭から突っ込んでみたりお尻から入れてみたりと、まるで旅行カバンに衣類でも詰め込むかのように、ギュウギュウと押し込むのだが、犬は嫌がってもんどりうって暴れまくる。そりゃそうだわな。はっきりいって虐待である。

だいたいオマエ最初に寸法とか確認しないか。ふつう。ひょっとして、これ猫用なんじゃねぇの?それかチワワみたいな超小型犬でないと無理っぽいだろ。頭突っ込んだって、脚がスムーズに入りそうもないし。
無理やり押し込んでは、犬が飛び出してくるといったことを数回繰り返していたが、その内娘も諦めて放置を決め込んだようだ。

翌日の朝、出社前にコーヒーを飲みながら新聞を読んでいると、何やらゴソゴソと気配がする。見ればサイコロの丸い入口に犬が自ら首を突っ込み、後脚をもがきながら何とか中に入ろうと悪戦苦闘していた。
犬がもがくたびにサイコロベッドは、あっちにユラユラこっちにコロコロと動きまくり、まるで安定性がない。それでも何とか後脚まで捻じ込むと、中で丸まって横たわり、丸い入口から顔を覗かせてこちらを見ている。どうやら自分の棲み家と認知したようである。

しかし、いくらサイコロ型してるからって、出たり入ったりするたんびにコロコロ転がってたんじゃしょうがないだろが。で、どうやって転がらないように工夫するかってところは、結局わたしにお鉢が廻ってくるのであるな。



【一挙転載】

2012年01月13日 | 未分類
PC内のフォルダの整理をしていたら、過去、当ブログとは別に、某ブログポータルサイトにアップしていたブログの下書きデータが保存してあった。
「ああ、そういえば…、何年前だっけ…」といったレベルで、すっかり過去の遺物と化して、いや、遺物もなにも、既にそのブログは削除してしまい、実態もなにもないのだが…。
そのブログタイトルは『Eじゃん!』
そういえば、当ブログとは異なるキャラを意図して、二つのブログを同時更新していたんだっけ。

フォルダ内を全選択後、削除しようとして、「いや待てよ、折角過去に記したものでもあるし、そっくりこちらのブログに転載でもしておくか」と思い直し、ここにコピペしておく次第である。手間の関係上、写真の類いはすべて割愛。更には私的保存の意味合いが濃厚にて、「以下、閲覧一切無用なり」と申し添えておきたい。

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【Eで始まるあれこれ】
生粋の三河人であるぼくは、子どもの頃「いいじゃん」が口癖だった。親に叱られる度「いいじゃんか」と反駁し、先生から注意を受けては「別にいいじゃん」と嘯(うそぶ)いていた。
自分にとって都合の悪いことは「いいじゃん」と開き直り、都合のいい時だけ「いいだら?」とおもねりながら、じゃんだら人として成長を遂げてきた今、再び「いいじゃん」に立ち返って「いいじゃん」を考察してみたい。
そこで「Eじゃん」と題して「E」で始まるあれこれについての、愚考の数々を綴っていこうと思いつつも、果たしてどこまで続けられるかは何の保証もないので、仮に途中でケツを割ったとしても、それはそれで、Eじゃん!

【End】
スタートしたばかりでいきなり終りかい、と突っ込まれそうであるが、Endなのである。
ぼくは本屋で本を買うときには、まず最初に奥付けを見る。次いであとがきの類いをパラパラと眺めてから、本文を後ろから斜めに飛ばし読みする。そこでなにかしら引っ掛かるものがあったときは、金を払って本を購入する。
あなたも新聞を手にしたとたんに、一番後ろの頁のテレビ欄から見たりするでしょ。次に一枚めくって前頁の四コマ漫画に移ったりするでしょ。つまりそういうことだよね。終りから始めたって、Eじゃん!

【Egg】
日々の食生活の中で一番シンプルな献立は、卵かけご飯じゃなかろうか。なんせポンと割ってご飯にかけて、醤油たらして掻き混ぜるだけ。手間隙かからなくていいやね。かといって美味しさの面でも、決して侮れなかったりするよね、卵かけご飯は。
こどもの頃、茹で卵があるんなら焼き卵(卵焼きではなく)もできるんじゃないかと、冬の日の火鉢の前で、燃えさかる煉炭の上に、生卵をのっけて焼いてて破裂させたことがあったなあ。ほんと馬鹿だね。
目玉焼き、茹で卵に始まって、茶碗蒸し、オムレツ、玉子とじ、……と、それこそ枚挙にいとまがない程に、卵の応用範囲は広いよね。生のまま投げつければ(投げたらあかんよ)手榴弾代わりにもなるし。卵はエライ!と思わず頭が下がってしまうなあ。もっともっと卵を評価してやっても、Eじゃん!

【Easy】
そんなの簡単じゃん、などと簡単に言ってはいけない。難易の基準や対象は人によってそれぞれ異なり、皆がみな同じジャンルに精通している訳ではないのだ。自分にとっては簡単と思えることでも他の人にとっては難解極まりないといった場合もあり、また対象が変われば立場が逆転することも大いにあり得るのである。
そんな訳で、ほっかブログを編集して、あれを表示させて、これを削除して、それをカスタマイズして、なにをナニして、などと思ってみるものの、どうもカタカナ語が多かったり、説明が専門的だったり、構成が複雑だったりと、設定が思うに任せなかったりする。裾野を広くして、より多くの人に参加して貰おうとするのであれば、構成や語彙などは麻生総理でも判るような、もっと簡単で解りやすい日本語の方が、Eじゃん!

【Echo】
「こだま」そして「ひかり」。東京オリンピックが開催された昭和39年にデビューして以来、44年に亙り運行されてきた新幹線「0系」が引退するとか。高度成長期の象徴であり「夢の超特急」の呼称で時速200 km超のスピードを誇り、東京・大阪間を3時間余で結んだ。速さを追求する風潮の魁ともなったのであった。
反面、やがて訪れる自動車社会においては、増え続ける交通事故(違反)に歯止めをかけようと、「せまい日本、そんなに急いでどこへ行く」というスローガンが公表され、全国民の周知するところともなった。人間とは皮肉なものである。急ぐのも勝手。のんびり行くのも勝手ではあるが、人生気ままに寄り道しながら、ゆっくり生きるのも、Eじゃん!

【Eraser】
2005年に公開された「私の頭の中の消しゴム」という韓国映画がある。ヒロインが若年性アルツハイマー病に侵され、日々記憶が失われていく…と言ったストーリー展開。人には時として消し去ってしまいたいような記憶があったりするかと思えば、望んでもいないのに記憶が消滅していってしまう病気に掛かってしまったりと、なかなか思うに任せないところが辛いよね。
それこそ神の消しゴムとでも呼べるものがあって、世の中の悪事や争いの種を、きれいさっぱり消し去ってしまうことができれば、人類にとっては平和でとっても、Eじゃん!

【Eat】
食べるという行為を慮(おもんぱか)るに、安価に胃袋を満たして満腹感を味わいたいとする欲求と、高価ではあっても旨いものを食べて美味美食を追及したいとする欲求とに大別されるのではあるまいか。前者は多く食欲旺盛なるも経済的に苦しい若者が追求し、後者は女性や中高年に見られる欲求であったりする。
しかし食の究極の目的はやはり、命を繋ぐということに他ならない。とかく人間の欲望とは際限のないものであるが、生きるに必要な分だけ摂取できればそれで、Eじゃん!

【Earth】
地球は誰のものかという気宇壮大なテーマについて考えたとき、動植物のみならず魚類や昆虫や細菌などの微生物をも含めた、あらゆる生命体に同等の権利があるのだろうと思えるが、しかしそこには必然的帰結としての力(勢力)による生存争いが生じ、決して共存共栄とはいかないところが哀しい。
人間も金という権力を持った種族が勝手に、地球の表面であるところの土地を、自分のものだと主張したりしているが、国同士の争いも結局は利権の追求に他ならない。自分が必要だったり欲しかったりするものは、相手もまた必要だったり欲しかったりするものであると言う所にもっと思いを馳せるべきであろう。その点、定まった土地を持たず、テントひとつであちこち移動する放牧民族ってのも、ある意味自由で、Eじゃん!

【E_mail】
携帯電話の操作ボタンでもってメールの文面を入力するなんてことは、ぼくのようなオジサンにとっては、やたら時間ばかりかかってイライラすることこの上ない。軽快な指捌きでシャカシャカとメール打ってる若者を見掛けたりすると、あれも一種の能力だなあと妙に感心してしまう。
反面、飲食店とかで男女を問わず若者同士が同席しているにも係わらず、お互いが会話もせずに個々に携帯電話を操作してるだけといった光景を見掛けたりすると、不思議な感覚に捉われたりする。せめて目の前にいる人間とは、もっと生の言葉でコミュニケーションした方が、Eじゃん!

【Exclamation mark】
下手に言葉であれこれ表現するよりも、シンプルに「!」や「?」の記号ひとつの方が、ストレートにニュアンスが伝わったりすることもある。実際ぼくも結構多用したりする。えっ? 単にボキャブラリーが欠如してるだけ? そうは言ってない? 言ったろっ! 言わないまでも思ったろっ! 白状しろっ! みたいに。べつに「!」マーク、いっぱい使ったって、Eじゃん!

【Eye】
「目は口ほどにものを言う」と言われるように、日常において確かに目でもって喜怒哀楽を表現したりすることもある。好意、不安、哀願、威嚇、悲哀などなど、色んな心の機微をそれこそ口以上に饒舌に目でもって語りかける人もいたりするけど、目の表情を表わす言葉としてはやはり「目付き」というよりは「眼差し」と言ったほうが響きが、Eじゃん!

【Earring】
アフリカの未開と呼ばれる地域の原住民などが、耳や鼻や首や手や足に、様々な輪っかの装飾品の類いを付けている写真や映像を目にすることがある。都会人と称される若い男女が、ピアスやイヤリングやブレスレットやアンクレットと言ったものを身につけるのも、結局はアフリカの原住民と同じ感覚ってことなんだろう。
つまり人間なんてものは、未開の地に住もうが文明の地に住もうが、さしたる差違はないってことである。根本的なところでは、何も違わないってことを自覚するのも、Eじゃん!

【Easel】
油絵を志していた若かりし頃、画架(イーゼル)にカンバスを立て、手にはパレットと絵筆を持ちと言ったスタイルに憧れ、せっせと画材店通いをしては道具を揃えることに金と情熱を注いでいた時期がある。今にして思えば、結婚生活そのものではなく、結婚式というセレモニーに憧れる女性心理にも似て、恥ずかしい限りである。絵なんてものは描かれた作品そのもので評価されるべきものであって、紙だろうがベニヤ板だろうがカンバスだろうが壁面だろうが、素材なんてなんだって、Eじゃん!

【Empty】
「ガソリン満タンなんて入れたことがない」という人にたまに出くわす。千円とか二千円単位で入れるのだとか。回数増えるだけで結果的には同じじゃんと思ってしまうが、ぼくなんか逆に横着いので、如何に回数減らすかということしか考えていない。
一度満タンに入れたら後は、針がEレベルを通り越してなお、どれだけ走れるかといったギリギリのところまで先延しする。給油マークのインジケーターが点きっ放しで走るのも結構綱渡り状態であるが、それでもスタンドに寄るのが面倒なので、極力回数を減らしたいのだ。辛うじてガス欠くらわなければ、Eじゃん!

【Eject】イジェクト
まだフロッピーディスクとかが主流だった頃は、媒体をドライブの中に入れたままイジェクトし忘れて、次の日にPCを立ち上げようとしてエラーになったりと言った初歩的な失敗も、結構見受けられたものである。
USBメモリとかSDメモリカードとか、記憶媒体も随分と進化を遂げてきたけど、デジタルに頼り過ぎると、なんか事があったときにはニッチもサッチも行かなくなる危険性も孕んでいる訳で、少しくらいはアナログも見直してやっても、Eじゃん!

【Ennui】
もの憂い一日。時間は停止しているかの如く遅々として進まず、一時間が十時間にも感じられる気だるい午後。気持ちに高揚感は一切なく、ただひたすら自失と戦う。「ふうぁあぁ、アンニュイだなぁ…。」暫しの間を置いて時の経過を確認するも、先程と殆どたがわず、再び、「ふうぁあぁ、アンニュイだなぁ…。」
時にはそんな状態に陥ることも人にはあったりするであろう。ひょっとしたら、メンタル面でかなり疲労が蓄積されているのかも知れない。そんな時には自己診断せずに、素直に専門医の診察を受けた方が、Eじゃん!

【Edible flower】
花を食べるといってもピンとこないが、思いつくつところと言ったらせいぜい、菜の花のおひたしか、ふきのとうの天婦羅。あとは刺身のつまに付いてくる菊の花や、桜の塩漬けくらいか。
しかしヨーロッパなどではその歴史も古く、ランやバラ、カーネーション、パンジー、コスモスなど、随分いろんな花が食用花として用いられているようである。ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取の他に、カラーセラピー効果と言った目的もあるとか。害がないのであれば、ものは試しに食べてみるのも、Eじゃん!

【Eleven】
イレブンと聞くとサッカーやアメフトよりも、コンビニのセブン・イレブンをイメージしてしまうぼくは、セブン・イレブンのスペシャルビッグフランクの愛好者なのである。他店で売ってるものより一回り大きくて、ボリューム感たっぷりなところがいい。
店に寄ったときにはついつい買ってしまい、メタボを気にしつつも食べてしまった後で、「ああ、また食べてしまった」なんて、ちょっぴり後悔したりもするんだけれど、でもやっぱり美味しいんだから、Eじゃん!

【Engin】
人が車を語るとき、しばしば引き合いに出されるのがエンジンの排気量だったりする。得てして大きい排気量の車に乗っている人は、少ない排気量の車に乗っている人に対して密かな優越感を抱いていたりもする。されど、一般道路を連なって走行する分には3リットルクラスの高級車も660ccの軽自動車も、法定スピードでしか走れない訳で、何であろうが機能的には十分事足りる。車に対する思い入れは人によって様々であろうが、特別な用途(車に居住性やステータスを求める人もいるが)でもない限り、車両価格や税金が安く燃費が良くてスペースも取らず、CO2の排出も少なくて済む小さい排気量の車の方が、生活面や環境面においても、Eじゃん!

【Eight】
漢字の「八」はその形から末広がりをイメージするということで、縁起が良いとされてたりする。そもそも末が広がっていたら何で縁起がいいのか、ぼくにはよく理解できないけれど、とりあえずは、ピラミッドも、ベルボトムも、トランペットも、三角フラスコも、三脚も、スキーのボーゲンも、植木鉢も、みぃーんな縁起がいいんだって事にしておけば、Eじゃん!

【Eccentric】
何がまともで何が風変わりかなどといったことは多くの場合、数の論理(多数派)や自己基準によるものであって、もともと主流も反主流もないのである。「個性的な教育を!」と唱えながら、実際に個性的な生徒が現れたりすると、奇矯な人物と判断され、奇異な目で見られたり指導の対象となったりする矛盾。
今の世に、ちょん髷を結ったら、狂人と思われかねないが、ほんの数百年前までは、ちょん髷を結うのが当たり前の歴史を経て来ているのである。
個性的というのは人と違うということに他ならない訳であるから、本当に個性を尊重したいのであれば、山伏姿や虚無僧姿で登校する生徒がいたって、認めてやれば、Eじゃん!

【East】
仮に東西に延びた直線上に、A点,B点,C点の3つのポイントがあったとして、A点から見てB点は東に位置し、C点から見てB点は西に位置するとした場合、B点は西になったり東になったりすることからも判るように、方角を表わす場合には必ず基準となる基点なり範囲なりが設定されていなけれならない。
方向音痴の人というのは、自分自身の位置を基準として確立できない人なのではないかという気がするなあ。時々ぼくもそうだけど。車で東を目指して走っていて、道路がカーブしてたり、右折や左折を繰り返している内に、いつのまにか反対方向に向けて走っていたとしても、日本は四方が海だから、国境を跨いで他所の国に入っちゃったなんて事にはならないから、まあEじゃん!

【Electric】
ぼくが大本で音楽に目覚めたきっかけはエレキギターだった。ベンチャーズやビートルズに影響を受け、グループサウンズ全盛の時代にあって、若者達はこぞってバンドを結成したりしたものであるが、そりゃあ中には下手糞な連中だっていっぱいいたさ。
今時はギターに留まらず、電子ピアノやエレクトリック・ドラムと言った電子楽器も出回っているけど、下手糞でも音が外部に漏れず、ヘッドホンで聞きながら自分だけで思う存分練習できる電子楽器ってのは、苦情の対象にならなくて、Eじゃん!

【Expander】
いまでこそ実に多彩なトレーニング器具が出回っているが、その昔、筋トレといえば猫も杓子もエキスパンダーという時代があったのである。マッチョを目指す男子たるもの、裸になって胸の前で、固いスプリングを両の腕(かいな)に力を込めて、グィーン、ビィーンと広げては戻し、戻しては伸ばし「いずれ筋肉隆々となった」自分の肉体をば想像して、日夜鍛錬に勤しんでいたのである。
時々ついうっかり胸の皮膚がスプリングに挟まり、「イテッ、イテッテー!」なんてこともあったりするが…。しかし大事なのは器具とかではなく、いかに継続するかということだったりするので、何か新しい器具が発売されたとしても、何でもかんでもすぐに飛びつかないほうが多分、Eじゃん!

【Elephant】
象は大きい。しかも菜食主義ってのが驚きである。もっとも象に限らず、太古の恐竜に始まって、草食類の中にも体躯の大きい動物は幾らでもいるが…。食べ物と成長との因果関係なんてものは、ぼくには解らないけれど、海の中の鯨だって食べてるのは小さなプランクトン(オキアミ)だけだっていうし(注:鯨は小さな魚介類も食べているらしい)。
そう考えてみると人間ってのはつくづく雑食動物だと思う。同じ種なのに野菜食ったり肉食ったり魚食ったり、時として人を食ったり(注:人肉を食うという意味ではない)。そういう観点からすると、ひょっとして肉を食う象や草を食うライオンがいたとしても、Eじゃん!

【Expert】
その道のエキスパートと呼ばれる人は、なんかこう見るからに自信が漲ってたりする。
「うどん」とか「ピザ」とかを客の目の前で実演しながら作る店があったりするけど、ガラス越しの調理場で三十代後半かと思しき精悍な顔つきのシェフが、この道一筋五十年といった熟練の手さばきで生地を捏ねるのを見たりすると、流石だなあと感心してしまう。
三十代後半でこの道一筋五十年というのは、計算が合わないではないかとの指摘もあるかも知れないが、エキスパートというのは、そういった数学的疑問をも超越してしまう程の技能の持ち主のことを言うのだ。少々計算が合わなくたって、Eじゃん!

【E.T.】
人が未知なるものと遭遇した時、そこには畏怖と好奇といった心理が同時に働いたりするのだろうか。しかし未知なるものも遭遇した時点から、徐々に既知なる存在へと移行して行くのだろう。
地球上に様々な生命体が存在するように、地球外にもまた未知なる生命体が存在したとしても、何ら不思議なことではない。しかし何も宇宙に目を向けなくとも、もっと身近に未知なる事柄はいくらでもある訳で、とりあえずは手の届くところにある未知から、興味を持ってみても、Eじゃん!

【Easter】
永遠の幸福、永遠の繁栄、永遠の若さ、永遠の命。人類が求めて止まないテーマなのだろう。永遠の命など手に入れられる訳がないと解っていても、なお諦めきれずに復活という形で求め続ける。
終わりがあるからこそ今を考え反省し、何を成し何を残し、どう終焉を迎えるかと言ったことにも思いが及ぶ。人間とはつくづく勝手なもので、己の人生において、終わって欲しいと望む事柄もあれば、終わって欲しくないと願う事柄もある。そうそう都合の良い状況など有り得はしないという事に、もっと気付いても、Eじゃん!

【Edition】
PCやソフトウェアだろうが、携帯や電化製品だろうが、後から発売される製品の方が、より改良が加えられている訳で、新製品が発売された時には、直ぐに飛びつくより時を置いて購入した方が、値段的にも機能的にもお徳だと思うのである(余程の新物好きなら別だけど)。
出版物でも、コレクターとかには初版本が重宝されたりするらしいけど、ぼくに言わせれば後から発行された改訂版の方がいいに決まってる。版を重ねれば重ねるほど、執筆者や編集者によって、不備なところに手を加えて見直されていく訳だから、その方が完成度が高くて、Eじゃん!

【Egoism】
つまりは利己主義。果ては唯我論とか独我論といったことでもある。ということは「天上天下唯我独尊」と唱えたとされる釈迦は、果たしてエゴイストなのか?というのは…ちょっと解釈が違うか。
人間にとって自我は必要だけれど、自我が強すぎると自己中心に偏って、人から嫌われたり疎ましがられたりするようになる。ところが、当のご本尊はそこが理解できなくて、益々自我をアピールしようとする愚挙に出て、更に人から蔑まれるという悪循環に陥る。
常に内(自身)にしか目が向いていない人は、他(人)を見ることができないから、いつまで経ってもそれに気付かない。自分と全く同じ人間がもう一人存在して、自分がもう一人の自分と常に対峙できたら、きっと解りやすくて、Eじゃん!

【Elegy】
懐かしい響きだなあ。エレジーなんていまどき聞かないよね。それはそうと、昔にだって若者は居たのである。当たり前か。
昔の若者もやはり今の若者と同じように、音楽やギターに興味を持ったとしても、何の不思議もない。
ただし昔の若者のギターの練習曲の定番は、ガットギターによる「禁じられた遊び」とかである。
それよりも更に遡る昔の若者の練習曲は「古賀政男」とかになる。なかでも代表的なのが「湯の町エレジー」だったりするのだ。時にはガットギターの調べも、ノスタルジックで、Eじゃん!

【Elite】
エリート意識ってのは、言い換えれば「誇示欲」なんじゃないのかね。「家柄がいいんだぞ」「金持ちなんだぞ」「いい学校出てるんだぞ」「地位があるんだぞ」「モテるんだぞ」「能力があるんだぞ」と言ったような、諸々の誇示欲を皆にひけらかしたい人種のことをエリートって言うんじゃないのかな。
しかし本人に能力や実績があるのならまだ納得も行くけど、中には「僕の父ちゃん社長だぞ」「友達の知り合いに有名人がいるんだ」「親戚に議員がいてね」「主人は医者ですの」と言った類いの誇示欲の示し方をする連中ってのは、頭っから軽蔑してやったって、Eじゃん!

【Escalator】
興奮したり気持ちが高揚したりすることをエスカレートするって言うけど、エスカレートの語源はエスカレーターであるとか。逆だと思ってた。
エスカレーターってのは一般的には、昇(のぼ)りもあれば降(くだ)りもある。エスカレートの語源がエスカレーターにあるとしたら、上昇傾向だけじゃなく、塞ぎ込んだり意気消沈したりする下降傾向に対しても、エスカレートすると言ったって、Eじゃん!

【Elegant】
努力や訓練によって後天的に身につく能力もあれば、生まれながらにして先天的に備わった素養といったようなものもあるのだろう。
生まれてこの方いつまで経っても、獰猛にして粗野かつ好色な人格から抜け出せないぼくからしてみたら、やはり優雅な物腰とか気品とかいったものを具えた人を見ると、先天的に持って生まれたものなんだろうなと思えてしまう。
女性の色気というのも恐らくそうで、たまたまテレビに出ていた「五月みどり」さんを見ていて、七十歳近くにもなってあのスタイルと美貌と色気は、正に神のなせる業かと恐れおののいてしまっても、Eじゃん!

【Exchange】
どうしてもきっちりお金を用意したい時ってのがあって、そう例えば、7,260円って金額をお釣りのないように準備したいんだけど、財布の中には一万円札と千円札が六枚しかなくて、仕方なく家内に「一万円札崩れる?」なんて聞くと、決まって「崩れない」って返事が返ってくるんだよね。
でもって「幾らならある?」って聞くと、「四千円」とかって言うから、仕方なく一万円札渡して四千円受け取って、手持ちの六千円に千円足して、細かい260円は瓶の中の小銭をまさぐって調達して、きっちり7,260円にして封筒に入れて、これで準備OKって状態に持ってったりする訳。
あれから一週間経つけど、オイッ!いい加減に不足分の六千円、返してくれたって、Eじゃん!

【Exorcist】
占い師とか祈祷師とかが、他人の運命やら人生やらについて、あれこれと尤もらしく諭している光景をテレビなどで見るにつけ、人の人生が解るなら、当然自分自身の運命やら人生についても、解るであろうから、一度自身のことについても語ってみて欲しいものだと思ったりする。
根本的なところで、人を不安に陥れたり脅したり、逆に将来に対しての甘言をチラつかせたり、といった類いの占いとか予言とか宗教とかが好きじゃないぼくは、殆どそういう類いの番組は見ないけれども。
霊感商法なんてものが社会問題になったりする場合、騙される側にも非科学的なものに救いを求める心の弱さがあったりする訳だけど、根拠のないものに左右されるよりも、もっと冷静に物事を分析する事を考えた方が、Eじゃん!

【EXILE】
音楽においても、ある年齢を境にピタッと時が止まってしまうと言ったことを、最近つくづく実感している(ぼくだけか)。その年齢以前にインプットされた曲はいつまで経っても記憶に残っているのに、それ以降ともなると、いくらテレビやラジオで目にしたり耳にしたりしても、アーティスト名もタイトルも楽曲そのものも、脳内にはほとんど記憶されずに、片っ端から欠落して行ってしまう(えっ、思い当たる節がある? いやぁ、そうですか。あなたもそろ、ろ、老…)。
○○さんから「EXILE」が好きだって聞かされた時も、かろうじて「HIRO」とか「Choo Choo TRAIN」といった語句が、断片的かつ朧げに浮かんできた位のことである。
しかし別に悲観することではない。人間も世代交代するのはあたりまえのことで、幾つになっても現役バリバリなんてことは有り得ない。どんなシーンにおいても、後進にどんどんバトンタッチしていった方が、Eじゃん!

【Error】
「間違いとキチガイはどこにでもある」なんて、昔の人は平気で差別用語とか使ってたりしたけど、悪意があるとかないとかじゃなくて「言葉として存在するものを使ってるだけ」と言った感覚なんだろうね、恐らく。
そもそも間違いってのは正しいとされる基準があって、それに当てはまらないから間違いだと指摘される訳で、それこそ以前は、左利きの子供が左手で箸を持つと、真剣に親が右手で持つように矯正したりとか。
しかし正しいとされる事柄も、もともとは誰かがそう決めただけの事で、それが正しいかどうかを、どう証明するのかと言った事を考えた時、そもそものスタートの段階で、現時点で間違いとされていることが正しい基準として設定されていたならば今頃、正しいとされていることはすべて間違いということで逆転してしまい、右利きの子供はすべて左利きに矯正され…、なんてことを考え出すときりがないので、ここらでやめた方が、Eじゃん!

【Earthquake】
番組中に突然テレビ画面の上方に地震情報のテロップが流れたりする。あるいはローカル局のニュース番組で女子アナが地震速報を報じたりする。テロップであってもアナウンスであっても、気になるのが、「○○地方には影響はありません」という表現。
仮に影響のある地域があるとした場合、「わしら影響ないもんね」的ニュアンスがして、影響のある地域に対して、なんとなく後ろめたさを感じないか。言葉は難しい。極力選んで使ったほうが、Eじゃん!

【Esper】
誰しも一度くらいは、あぁ超能力があったらなぁ、と思ったことがあるのではないか。テレパシーやテレキネシス、テレポーテーションと言ったものでなくとも、ほんのちょっとだけ常人離れした能力があって、そう、例えて言えば、○○○な能力があったら、○○をこうして、○○をなにして、むふ、うわっ、ぅおっ、……。
人に迷惑を掛ける訳じゃなければ、頭の中だけで勝手な想像してたって、まぁ、Eじゃん!

【Epoch】
人類が常に新しいものを求め続けてきた結果として、現在の文明社会があるわけなんだけど、人の営みの根源的な部分というものは、大昔も今も大して変わっていないんじゃないかと言う気がする。ぼくは別に懐古趣味はないけれど、人類が未来永劫、新しいものを求め続けたとして、その先に果たして何があるんだろう。動物園のチンパンジーが人間に進化しないのと同じように、人も人以外のものにはなり得ない訳で、だとしたら人としてどう生きるべきかという部分に、もっと重きを置いても、Eじゃん!

【Exhaust pipe】
エキゾースト-パイプ。つまり自動車における排気管のことであるが、ふつう車を外から見ただけでは排気管は見えない。リヤ部分に見える管はマフラーと呼ばれる、排気管の最後部に付いている「消音装置」なのである。
エンジンを高稼動させたいがために、マフラーを取っ替えるマニアックな人も居るが、マフラーを取っ払って爆音を轟かせてる暴走族のアンちゃん達は、ただ目立ちたいだけなので無視すればよろしい。
車でもなんでも商品は、その道のプロ達が最善と思われる状態で市場に出してる(と思う)訳で、下手にシロウトが手を加えない方が、Eじゃん!

【Essay】
時間的にというか、体力的にというか、ロシア文学全六巻なんてモノを読んでた時期もあったけど、今となってはもう、とてもとても…。本の厚みをみただけで卒倒するか、死んだふりするしかないもんね。
幾ら電子図書がどうのこうのと言ったところで、やはりぼくは紙に印刷した本を手にしたいタイプなんだけど、前述のように、最近は読むのに時間を費やす本は身体が受付けなくなってきている。それでも時々は本を手にしたくなる時もあるのだけれど、そう言う時はもっぱらエッセイ集ばかりを購入してくる。ストーリー性のあるものと違って、タイトルごとに内容も短いものが多いし、どこからでも読めるってのが、Eじゃん!

【Even】
何事も白黒つけたいタイプの人がいるかと思えば、争い事の類いは一切好まないタイプの人もいる。競うということに関しても、最近の小学校の運動会などでは、個々の差がつくことをよしとせず、同じような能力の子同士を一緒に走らせる傾向にあるとも聞く。大差勝ちなどもっての外なんだろうか。
そもそも、すべての人がすべてにおいてイーブンなんてありえない訳で、夫々の特質や能力において差がつこうが、要はそれらを尊重して認め合うといった事こそが、大切なんだと言うことを教えていった方が、Eじゃん!

【Expensive】
「安かろう悪かろう」と言うように、どんなものも値段の違いによる品質の差異はあってあたりまえであるが、高くさえあればいいかと言うと、そうとばかりも言えず、色やデザインに対する好みや、身につけるものであってみれば、似合うかどうかといったことも基準となったりする。
しかし人は観念の動物であったりするので、詰まるところ、ホームレスがブランド品を身に付けていたとしても、誰もそうは見ないだろうし、天皇陛下が百円の草履を履いていても、ひょっとして金の草履じゃあるまいかなどと穿った目で見たりするんではあるまいか。分相応という言葉があるように、無理してまで、中身にそぐわないような背伸びはしないほうが、Eじゃん!

【Exotic】
確たる理由がある訳でもないのに、なんとなく好きな響きの言葉ってのがあったりする。別にただの言葉なのに…。ぼくの場合、むかしから何故か「エキゾチック」という言葉に心惹かれるものがある。
「エキゾチック」という言葉をきいてすぐに思い浮かぶのが、昭和30年代にテレビCMで流れていた『オリエンタルカレーの唄』の「エキゾチックなあの調べ~」と言うフレーズ。ただ単にカレーが食べたいだけなのかも知れない。「エキゾチック」という言葉の心象風景が「カレー」というのも、ちと情けなく恥かしい限りであるが、でもまあ、「エキゾチック」という言葉で「オリエンタルカレー」をイメージしたって、別に、Eじゃん!

【Ensemble】
そりゃ若い頃には、頭の先から足の先までコーディネートして、バッチリ決めてやろうなんて思ってた時期もあったかも知れない。でも歳とともに、そういうのって段々面倒臭くなってくるんだよね。衣食住って言うけど、衣も食も住も、色んなバランス考えて、あれこれ思い巡らしてる内が華なのかも知れない。
そういう時期を過ぎると、身に纏えればいいじゃん、食べられればいいじゃん、雨風凌げればいいじゃん、みたいに妙に悟っちゃったり(諦めか?)するんだよね。ただ単に投げ遣りになっただけじゃんという意見もあるけど…。まあ、見方は色々あっても、Eじゃん!

【Eternity】
誰しも結婚するときには、神仏の前で永遠に変わらぬ愛を誓わされたりするんだろうけど、やがて後に、それが錯覚であったことに気付かされる時が来たりもする(もちろん、人によってはであるが)。
人間は変わってあたりまえなのである。自身の置かれた状況が変われば、180°意見が変わることだって往々にしてある。そもそも永遠だとか永劫なんてことを、軽々しく請け合わない方が、Eじゃん!

【Etching】
なぜか幼少年期に刷り込まれた知識や体験というものは、何年経っても薄れることがない。逆に年齢を経てからの知識や体験というものは、片っ端から記憶の領域から消滅していってしまうことの方が多い。
単に脳の機能の低下とかいった問題ではなく、幼少年期には、見るもの聞くものすべてが新鮮でインパクトが強く、より深く刻み込まれるのではないのだろうか。
言い換えれば、歳を重ねれば重ねるほど既知の事象が多くなり、さしたる感動もなくて、物理的・心理的な衝撃や印象が薄れてしまっているとも言える。
幾つになっても、やはり感動は無いより有った方が、Eじゃん!

【Emerald】
ぼくの初恋は小学校5年生のときで、平仮名で「みどり」という名前の女の子だった。以来「みどり」という名前を見聞きすると、瞬間的に一分間あたりの鼓動が3回ほど増える。
当て字は別として、「みどり」を漢字で表記すると、「緑」「碧」「翠」などとなる。わけても「翠」は本来、カワセミの羽根の色から来ており、そのカワセミを漢字で書くと「翡翠」となる。
「翡翠」をそのまま音読みすると「ヒスイ」であって、まさしく宝石として用いられたりする鉱物のヒスイを指すが、その名の由来は元はと言えばカワセミから来ている。
同じ「翠」の字を使う宝石に「翠玉」があるが、こちらはエメラルドのこと。よく、エメラルドグリーンの海と表現したりする、あのエメラルドである。
なんだか、初恋から始まって連想ゲームみたいになってしまってるけど、時にはいろいろと連想してみるのも、脳の活性化にとっては、Eじゃん!

【Eel】
夏バテ対策のスタミナ食には“うなぎ”といった概念もあって、この国では夏の土用の丑の日にうなぎを食べるといった風俗習慣が定着している。
すなわち土用の丑イコール夏の土用の丑と言った解釈が暗黙の了解ともなっているのだが、もともと土用の丑の日は、春・夏・秋・冬と季節ごとにある訳で、“うなぎ”とて同じこと。何も夏に限らず、一年通して食べたいと思った時に食べられれば(なんせ懐具合にもよる)、それが一番、Eじゃん!

【Ethology】
動物行動学的に見れば、人もまた他の多くの生物と同じように、餌場(職場)と巣(自宅)との間を行き来することを生活の主軸としているのだ。
当然人も生物であるからには、帰巣システムとしての感覚が備わっており、帰るべき巣を間違えることはない。
まれに、太陽の沈んだあと、若干の寄り道や回り道をしている内に(意図的に)巣に帰れなくなったとしても、そこはそれ、コンパスが故障したということにしておけば、Eじゃん!

【Epigonen】
なにかを覚えたり身に付けようとする時、しばしば使われるのが「習うより慣れろ」という言葉。
教本を読んだり、人に教わったりも大事ではあるが、まずは毎日コツコツと練習、経験を積み重ね、そうすることによって身体で覚え、自然と身に備わっていく、と言った意味の言葉である。
似たような言葉に、「学ぶより真似ろ」というのもある。
確かに絵画の勉強法にも「模写」というものがあるし、音楽においても最初は多くの人が、プロの演奏のコピーから入ったりする。
ある程度力がついてきたところで、自分なりの思想や独創性が表現できるようになれば理想的なのだろうが、しかし、すべての人がプロになれる訳でもないので、あくまで趣味の範疇ということであれば、追従者であろうが模倣者であろうが、それぞれが好きな楽しみ方をすれば、それでも、Eじゃん!

【Estate】
子どもの頃から西部劇が大好きで、ジョン・ウェインの映画なんかを好んで観ていた。西部劇によくありがちなのが、プランテーション農業を営む悪徳大地主と正義漢のカウボーイとの闘いといったシチュエーション。
しかし、よくよく考えてみると、西部劇が好きだったというよりは、乗馬シーンが好きだっただけのような気もする。それが証拠に、邦画であっても、戦国ものとか野武士もので、乗馬シーンの多い映画は、同じように興奮して観ていたのである。
乗馬シーンを観ながら子ども心に、「あぁ馬に乗ってみたい、あんな風に疾走してみたい!」と、夢を膨らませていたのだと思う。
やがて成人した後に思う存分、馬に跨って野山や海辺を駆け巡ることになろうとは、予想だにしなかったが、なんにしても夢が叶ったってことは、すこぶる付きの、Eじゃん!

【E】
先日受けた人間ドックの結果報告書が届いた。
胸部X線、心電図、血液検査、上部消化管X線など、それぞれの検査項目ごとにA~Eの5段階判定となっており、その概略はというと、
 A 特別な異常は見当たらない。
 B 軽度の異常は認められるが心配ない。
 C 定期的な観察が必要である。
 D 該当項目について再検査を要する。
 E 早期に精密検査を受けること。
といった具合であるが、ぼくの場合A~Eまでがバランス良く散らばっている。
うわっっ、総合判定、Eじゃん!

【Escudo】
スペインやスペイン語圏の中南米諸国、ポルトガルなどで使用されていた、ユーロ以前の旧通貨単位であるが、それをそのまま車名としたのが、スズキのエスクード。
以前乗っていた車は四輪駆動なのだが、購入するときにスズキの ESCUDO にするか、トヨタの RAV4 にするかで、ほんのちょっぴり迷った。結局 RAV4 にしたその理由は、エスよりラブの方が語呂が、Eじゃん!

【Emission】
コンビニに寄る頻度はけっこう多い。駐車場に車を駐車したら、当然エンジンを切りドアロックをする。たとえ僅かな時間で済む場合であってもである。
ところが見ていると、エンジンを掛けっ放しにしたまま店内に入っていく客も結構多い。買い物をしている間も、排気ガスは放出され続けている訳だし、何よりも無用心である。
つい最近も岡崎市内の路上で、車上狙いによる強盗殺人事件があったばかり。もっと安全にも環境にも気を配ったほうが、Eじゃん!

【Eden】
エデンといえばエデンの園。
エデンの園といえばアダムとイブを持ち出すまでもなく、楽園である。
はたして人類にとっての楽園はあるのか、といったことについて考えるとき、人は多く外に向けてその実態を求め勝ちである。
外ではなく内をみれば、その実態が見えてる。楽園とは実は自分の心の内にこそあるのだ。
なにごとも考え方、気持ちの持ちようによって、地獄にもなれば楽園にもなると捉えれば、Eじゃん!

【 Esprit】
働く女性にとって、育児と仕事の両立は、非常にしんどいことであると思う。
わが部署にも、育児をしながら仕事をこなしている母たる女性がいる。それだけで充分リスペクトに値することであるが、あえて私見を述べさせて頂くとすれば、
「お母さんの好きなところは?」
「う~ん、料理が上手なところ!」
「じゃ、お父さんの好きなところは?」
「馬だけの動物園っ!」
などと答えるような、エスプリの効いた子供に育てられたら、Eじゃん!


【ちょっと無駄遣いしてミタ】

2012年01月06日 | 生活・飲食・家族・飼犬
年明け早々、二女がユニクロに行きたいと言うので一緒について行ってやったのだった。
どうしても一緒に行って欲しいと請われた訳ではないが、たぶん心の中ではそう思ってるに違いないと自己解釈して、渋々ついて行ってやったのだ。

寒いので、軽くて暖かいダウンジャケットっぽいものが欲しいということだったのだが、家政婦のミタさんっぽい(番組は終了してしまったが)ダウンジャケットを見つけて、それを購入すると言う。
ものはついでと、わたしも同じタイプのものを一緒に購入することにした。6,000円ほどの値札のものが、お年玉価格(値下げ)で一着 3,990円。
ちょっと気色悪いが、父娘でお揃いである。もちろん料金はすべてわたしが払わされた。Gパン買ってあげようか、とか言ってたくせに。



【いつでも 1,000 円】

2012年01月05日 | 映画・音楽・芸能・文化
タンタンの冒険(3D)、リアル・スティール、ミッション:インポッシブルと、休みの間に立て続けに3本の映画を観た。迂闊にも知らずにいて昨年は 1,800 円払って映画を観たりしてたのだが、どうやら 60 歳以上は別にレイトショーでなくとも、朝だろうが昼だろうが、いつだって 1,000 円で観られるらしい。

カウンターで「シニア」と言うだけで「 1,000 円です」と応えてくれる。つまりシニア料金ってやつだ。特に年齢を証明するための免許証や保険証の提示を求められる訳でもなく、口頭で「シニア」と自己申告するだけである。ってことはつまり、歳相応に見えるってことなんだろうか?

それはさておき、来週公開の「ロボジー」も観てみたいが、なによりも3月公開のスティーブン・スピルバーグ監督作品の「戦火の馬」は、是が非でも観に行きたいと思っている。ポイントも貯まってることだし、少なくとも一本は只で観られるのだ。