別に魔が差した訳でもないのだが、「金なし! 人なし! 時間なし! おまけに帰る城もなし!? 」と言うキャッチフレーズの映画、『超高速! 参勤交代 リターンズ』を観に行ってしまった。
もともと邦画はほとんど観ないのだが、主演俳優が大好きな佐々木蔵之介と言うこともあって、ヒマに飽かせて、ついつい足を運んでしまったのだ。
他にも古田新太、六角精児、石橋蓮司、柄本時生など、個性的な役者陣が脇を固めていると言うこともあって。
映画そのものの感想はさておいて、参勤交代と言う制度そのものについて、改めて復習をしに行ったような気分ではある。言うまでもなく参勤交代とは、何百・何千もの家来を従えた大名行列が、国元と江戸を往復する訳であるが、その目的は莫大な費用を使わせて藩の財政を圧迫させ、諸国大名の力を弱めることにある。つまり幕府の権力を絶対的なものとするための政策だった訳である。
江戸へ行くのが参勤で、国元へ帰るのが交代であるが、交代に出た湯長谷藩一行が、宿敵の老中の画策によりピンチに陥る姿を描いた時代劇コメディの『超高速! 参勤交代 リターンズ』。平日のファースト上映を観に行ったのであるが、結構客の入りも多くて、その殆んどがジジババだった。…いや、人のことは言えないのであるが。