加薬飯

日々雑感 ときどき雑記 愚だくさん

【暮色】

2008年11月28日 | 未分類
 
 喫煙室より見た社屋西側風景。
 
 この時期、終業時間間近ともなると、すっかり黄昏色である。




【近場で調達】

2008年11月28日 | 未分類
たとえば香嵐渓とか…。
なにも、時間と金をかけて遠くまで出かける必要はない。揚句の果てに何時間もの渋滞に嵌まってイライラしたり疲労困憊するなんぞ、本末の転倒である。本来の目的が紅葉を見て癒されたいとかだとしたら…。
山全体の紅葉・黄葉とかは確かにスケール感はあるけど、そもそも樹木一本でも紅葉は楽しめるもの。

写真は会社の裏手のN紡さんの敷地内の紅葉風景。
ちょっと近場過ぎるか…。




【起源より機嫌】

2008年11月27日 | 未分類

「神が人間を創った」と言われれば、「ふうん、そうか」とも思えるし、「人間が信仰(宗教)を創り出した」と言われれば、「ふうん、そうか」とも思えるし、、、、、

わたしには、そんな事どっちだっていいのである。皆が幸せでありさえすれば、起源なんてどうでもいいと思ってしまう。






【印刷用語辞転 其の5】

2008年11月26日 | 未分類
のど【喉】
正しくは「喉鳴り」であるが、略して喉と言っている。つまりは喘鳴症や気管支炎などの呼吸器の病気に掛かっている馬のことであり、空気が乾燥していると呼吸が苦しく、レースに行って実力が発揮できなかったりする。毎回二桁着順を繰り返していた喉鳴りの馬が、たまたま天候が崩れて雨の中のレースになったりしたときに、突然好走して大穴を開けたりすることがある。

こぐち【小口】
クラブ(一口)馬主のことを言う。クラブ会員になって、一頭の馬に対して50人とか100人とかが出資し合い、わずかながらも馬主気分を味わいたい人たちのことを指す。馬の代金の他に、毎月維持会費(預託料)が必要になるが、勿論、レースに出走して入着すれば、賞金も分配される。馬のどの部分が自分の所有権になるかは抽選により決定され、両耳とか左前脚とか上顎とか尻尾の毛50本とかに分割される。




【印刷用語辞転 其の4】

2008年11月24日 | 未分類
みひらき【見開き】
スターターがゲートを開ける際に、体制の整っていない馬がいたりすると、大きく出遅れてしまったりする。そのため、スターターは全馬の状況をしかと見極めた上で、タイミングよくスタートボタンを押さなければならない。海老翔という関東所属のジョッキーは、ゲートの開くタイミング如何に係わらず、常に出遅れてはファンの顰蹙を買っている。

だんらく【段落】
平地のレースではなく、障害レース用語である。障害の形態には、水濠、置き障害、バンケットなどがあるが、段とはバンケットのことであり、バンケットでバランスを崩して騎手が落馬することを「段落」という。障害レースにおいては、平地のレースに比べて落馬の頻度が遥かに高いため、レース確定前に、負けが確定してしまうファンが後を絶たない。




【印刷用語辞転 其の3】

2008年11月21日 | 未分類
こうりょう【後良】
「予後不良」を略していうことば。調教中、又はレース中に骨折などの故障を発生し、治療の余地がない馬に対して、その場で取られる不可避的殺処分(安楽死処置)のことをいう。平易にいえば「ダメです!助かりません!」という宣告である。

せきりょう【席料】
座席指定料金のことである。JRAの競馬場は全国に十場あるが、東京・中山・阪神・京都などの指定席は、S席,A席,B席といったランクに分かれており、料金も1,500円前後から3,000円前後。対して、札幌・福島・小倉などのローカルにおいては、大体2ランクで、1,000円から2,000円前後といったところである。どの場においても、開催中に座席指定券を入手しようと思えば、早朝から並ぶ覚悟が必要である。地を這う馬券親父たちは、2,000円も3,000円も席料に払うくらいなら、その分馬券に注ぎ込んだ方がマシだ、と考えている。




【損得勘定かサービス精神か】

2008年11月20日 | 未分類
同じ系列の店(コンビニ)であっても、煙草をカートンで買うと、「ライターお付けしますか?」と訊く店と、黙って付ける店がある。
パック入りの飲み物を買うと、「ストローお付けしますか?」と訊く店と、黙って付ける店がある。
プリンやゼリーを買うと、「スプーンお付けしますか?」と訊く店と、黙って付ける店がある。
弁当やカップ麺などを買うと、「お箸お付けしますか?」と訊く店と、黙って付ける店がある。
フランクフルトソーセージを買うと、「ケチャップとマスタードお付けしますか?」と訊く店と、黙って付ける店がある。
あえて希望を言わせてもらうなら、ポリ袋入りの食品など買ったときに、「ハサミ お付けしますか?」と訊いて欲しい気もする。

確かに、ケチャップやマスタードは人によって好みもあろうし、箸やスプーンやストローにしたって、出先で食するのか自宅で食するのかによっては、自前で済ませられる場合もある。
ただ言える事は、訊く店は全てにおいていちいち訊くし、訊かない店は全てにおいて黙って付ける傾向にある、ということである。(一度、ざる蕎麦を買って、箸が付いてなくて往生したことがあるが。)

どちらが良いとか悪いとか言っているのではない。わたしはただ…、いちいち訊かれるのが面倒なだけである。
煙草1カートンとカップラーメンとプリンとパック牛乳とフランクフルトソーセージを同時に買ったとしたら、レジに打ち込む度に、五回も訊かれることになる訳だし。



【印刷用語辞転 其の2】

2008年11月18日 | 未分類
さいこう【最昂】
勝った騎手が鞍上でとるガッツポーズのこと。右手拳を天に向けて高く突き上げるオーソドックスなスタイルに対して、中には鞭を持つ手を水平に伸ばす気障なジョッキーや、両手を挙げたまま鞍上から飛び降りるという、目立ちたがり屋のジョッキーもいる。

さんこう【参考】
調教VTRとは別に、当該レースに出走する馬達の、それぞれの過去の出走レースを参考レースとして、ターフビジョンでVTR放映すること。競馬ファンの中には、参考VTRを参考にする人もいれば、一切参考にしない人もいるが、その辺りは個人の勝手なので、好きにすれば良い。

すいこう【垂行】
斜行が他馬の前を斜めに切れ込んで進路を妨害するのに対し、垂行は垂直に他馬の前を横切る妨害行為である。斜行よりも更に重い過怠金、騎乗停止期間が課せられ、場合によっては騎手免許の剥奪も有り得る。意外と知られていないが、走っていても馬は、ほぼ直角に進路を変えることができる。




【印刷用語辞転 其の1】

2008年11月15日 | 未分類
まえがき【前掻き】
馬が前肢で地面を引っ掻く動作のこと。「腹が減った」であったり、「運動させろ」であったり、「お腹が痛い」であったりと、その訴えるところは様々であるが、それらをひっくるめて「前掻き」の一語で処理している。馬房の隅っこの方でする前掻きを「はしがき」と言うこともある。

あとがき【後垣】
ゲート入りを嫌う馬は膠着したり後ずさりしたりと、スムーズにゲートに納まらない。そこで馬が後退するのを防ぐために、補助員が数人で長いテープを持って馬の後ろに垣を作り、ゲートに向けてジワジワと追い詰めることを言う。たまに蹴られたりすることもあるが、決して逆ギレして馬を蹴ったりしてはならない。

あとづけ【後吐け】
テレビの実況放送において、レースが終わったあとでVTRを見ながら解説者が、ここでこの馬がああして、そこでどの馬がこうだから、こうなってああなって、実はそうゆうことなんです、などと、さも尤もらしいレース解説をすること。勿論、殆どの場合において、レース前に解説者が推した馬は着には絡んでいない。




【かそけきもの】

2008年11月12日 | 未分類
数年前、緑化センターで買い求めて庭に植えた小さな苗が、成長とともに花を咲かせている。購入する時には、しっかりとその名前も脳裡に刻み付けたはずだったが、年月を経る内に、すっかり失念してしまったようで、今となっては、ひと欠けらの文字も浮かんでこない。
しかし、別に構わない。名前を知ったからと言って、目に映る花の様相が変わる訳でもなし。咲き盛る花を見て心安らげば、それで充分である。

物の氾濫、情報の氾濫する現時代にあって、つくづくシンプルに生きたいものと想う。





【空蝉(うつせみ)】

2008年11月10日 | 未分類
ほったらかしにしておいた庭の荒れ様を見るにつけ、流石に気が引けて、剪定をしたり草を取ったりしていたら、木の幹やら葉陰やらに、夏の名残の蝉の抜け殻が三つ四つ。

空蝉(うつせみ)はまた、人の生きているこの世(現世)を指す言葉でもあるが、空虚な抜け殻を見つめるうち、ついつい、虚しさ、儚さ、といった心持ちを禁じ得なかった。

(悼)





【予告】

2008年11月07日 | 未分類
一部読者から絶大な支持を頂いている「料理用語」シリーズでありますが、もともとは、家庭における料理作りの一助になればと、思いつくままにポイントとなる事柄を列挙したに過ぎません。ひとつ補足する部分があるとすれば、それは作る人の愛情(お約束のフレーズ)でしょう。

ほかからも「株式用語」をやれとか「麻雀用語」がいいとか、いや「音楽用語」だ「IT用語」だ、やれ、ヘチマだ、蜂の頭だ、などの声も出ているようですが、やはりここは自身の立場というものも考え、仕事に役立つ事柄を重視した方が良いのではないかとの観点から、専門である処の「印刷用語辞典」といったものでも著してみようか、との結論に至った訳であります。

今後は新しいシリーズとして、印刷に係わる語句をランダムに紹介し、少しでも仕事に役立てて貰うことが出来れば、との思いでペンを取って、いやキーボードを叩いていく所存であります。




【料理用語集 (15)】

2008年11月06日 | 未分類
こーるすろー【Call Slow】
調理をしている当事者以外の者が、厨房に入る際のマナーのひとつ。
庖丁で食材を切っている最中や、揚げ物をしているときなどに、突然、背後から声を掛けたりすると、振り向きざまに手を切ったり、火傷をしたりといった危険が伴うので、状況を見計らって、ゆっくり声を掛けるように配慮しなければならない。

いちょうぎり【胃腸切り】
いわゆる食中(しょくあた)りのことである。食べ物にあたると、胃や腸が切られるような痛みに襲われるところから、この名がついた。腹痛のほかに下痢や嘔吐を伴ったりする。
勿体ないからと、あまり古い残り物を口にするのは禁物である。




【咲くまで待とう…】

2008年11月04日 | 未分類
ふと気が付けば、いつのまにやら、屋外に放置したアロエから、大きな蕾みが三本ニョキニョキと伸びている。
アロエとの付き合いは随分長いはずなのに、普段気にも掛けないせいか、その花を見たという記憶がまるでない。それとも我が家のアロエは、かつて一度も花などつけたことがなかったのか。その置かれた状況(条件)によっては、考えられなくもないが…。

土筆の頭のような形をした蕾みから、いつごろ、いったいどんな花を咲かせるのか。
今のご時世、知ろうと思えばネットで幾らでも調べられるが、それでは、事前にストーリーを知らされた映画を観るようで、楽しみが半減してしまう。ここはひとつ家康風に「咲くまで待とう…」と気長に構えていようではないか。