■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ つぶやき

2016年03月12日 | ○ Audio-Visual
 こっちはほとんど更新してなかったので、たまには
更新しておこうかなと。

 今年は4K元年で、4Kの表示を行う製品もそうですが、
コンシューマの製品で撮影可能なものも増えてきまし
た。


 今年の傾向としては、1/2.3型の高倍率のコンパクト
製品や1型の製品が増えたのですが、今年はニコンの製
品が一挙に4K対応となったので4Kは撮れて当たり前の
時代になっています。

 4K落うのはコンシューマとDCIで異なるのですが、多
くの製品が3840x2160と言うフルHDの4倍の解像度の物に
なっています。

 解像度が向上すると描写が高くなるのですが、この
条件で共通する点は

 【 ドット数による形状表現 】

の内容になります。映像というのはモノクロで撮影して
もカラーで撮影しても同様に

 【 色彩の情報で形状判断をしている 】

訳ですが、解像度が高くなると、ソレに見合ったレンズ
と素子の性能が必要になり、ディテールがどんな感じで
出ているのか?というのは非常に重要なファクターにな
ります。

 基本的にコンシューマのソースというのは

 【 8bit/4:2:0 】

ですから、階調表現は256階調。そして、色差情報はRGB
の1/4に圧縮されており、ProResやDNxHD(VC-3)などシ
ネマカムや業務用カムで使うソースで利用できる非圧縮
のようなハーフなものとは異なります。

 その為、この階調の範囲内で記録されているのと色差
情報は共通ですが、カメラの色の出方は異なるので、低
価格製品だと飽和するシーンがあったり、ディテール感
が怪しい場合もあるのですが、どういった状態で物が出
る製品なのかで内容が全く異なります。

 その為、カタログスペックでは見えない部分が多く存
在するので、4Kが撮れると言う製品の記述も画質の差が
存在するわけです。

 業務用カムの場合、8bitソースではないので10bit以上
の記録を行っているわけですが、この色情報というのは

【 階調 】

  ■ 2のビット数乗


【 色数 】

  ■ 階調の3乗


になります。つまり、2の8乗なので256階調で、10bitだ
と1024階調になるわけです。これがRGBで3色あるので

【 8bit 】

  ■ R : 256色
  ■ G : 256色
  ■ B : 256色


【 10bit 】

  ■ R : 1024色
  ■ G : 1024色
  ■ B : 1024色


なので、この階調の組み合わせで色が減算合成される
為、色数が全く異なるわけです。

 フィルムの場合、2048階調なので11bit相当ですが、
Apple ProRes 4444XQのように12bitともなると4096階
調になるのでモノクロで撮影したソースで比較すると
圧倒的な階調表現の差がでます。

 現状では、EOS Cinema Systemsで12bitの2K撮影が
可能なので、4096階調の色彩表現が可能な訳ですが、
色彩の情報が増えるとその分1コマ当たりの容量が増
加するので、自ずとビットレートも高くなります。

 そうなると、重たいソースになるので、処理にお
いて厳しくなります。後発の新しいコーディックの
場合更に重くなります。MPEG系の動画はAll-Intera
ではなく、GOPなので、画像そのもののIフレームと
補完フレームのPフレームとBフレームで動画が生成
されており、それが動画コーディックになっており
コレに音声コーディックとセットでコンテナに巻か
れている訳ですが、フルHDと比較するとやはり動画
は重くなっている状態があります。

 現状での4Kと言っても、業務用カムの4KやCine
ma DNGのソレだと異なりますし、外部レコーダーに
仕様の上限で書き込める製品だと全く内容が異なる
ので、コンシューマの製品とそういった製品では物
が異なるわけです。

 コンシューマのソースですが、iPhone 6Sで4K撮
影が可能になっていますが、これはAndroid製品の
半分のビットレートなので、基本的に業務用カムや
コンシューマのDSLR製品のそれとは異なる状態があり
ます。

 Android製品のソレは現行のビデオカメラに近く
100Mbps記録製品もあるのですが、Androidは50Mbps
の4K撮影となっています。

 今年登場した4K撮影対応デジカメは100Mbpsです
から明らかに重いわけですが、業務用カムや外部
レコーダー記録の場合、220Mbpsをゆうに超えるの
で、ビデオカメラやスマホのソースと業務用の映像
では撮影ソースが全く異なります。

 また、環境においても


【 コンシューマのソース 】

  ■ REC.709やsRGBネイティブだと
    Quadro KシリーズやFire Pro W
    シリーズとAdobe RGBカバー率の
    高いキャリブレーション可能な
    製品を選択し、ハードわキャリ
    ブレーターで色のズレを補正し
    て最適化して使えば、ソフトと
    モニター側で8bitのREC.709やsR
    GBにプロファイルを合わせて利
    用すれば問題がないので比較的
    低価格で環境構築が出来る


【 業務用ソース 】

  ■ 外部レコーダーなどはSDIなので
    基本的にモニタリング環境はSDI
    で6Gもしくは12Gの入出力ボード
    を実装し、10bitカラー以上でDC
    I-P3までカバーしたマスモニを
    追加する必要がある


ので、表示部分だけでも相当価格差があります。

 表示部分だけだとサイレンス動画の作成と同じ状
態なので音声は別になるわけですが、基本的に映像
や音声を弄る場合にコストがかかるのは


 【 何がどんな形で絵出ているのか正確に
   再生する環境構築 】


が必要だからです。REC.709やsRGBなどのHDTVまで
の色空間の場合、Adobe RGBの色空間に包含されて
いるのでCMYK同様に色が出る訳ですが、色空間がズ
レていると色が変わってしまったり、ゼブラ表示
で出ない色を表示すると抜けてる色が発生している
ことが確認できます。つまり、色が出る環境が必要
なので選択肢が異なるわけです。

 XYZとかを使うDCIとかの内容は少し置いといて、
コンシューマの環境だけで見た場合、

 【 現状でDB-Rに書き出して汎用性がある
   のはBDMV方式のみ 】

なので、現状だと1080/60iで5.1chまでの映像ソー
スでMPEG-2_TSもしくはMPEG-4 AVC/H.264になりま
す。

 その為、4Kで撮影したものを既存のBDレコーダー
やBDプレイヤーで見る場合にはダウンコンバートを
することになり、コンシューマのソースだと同じ状
態で撮影したものを変換することになるので、切り
貼りのみだとスマートレンダリングした物を焼くか
オーサリングをしてタイトルや階層構造を構築して
作る方法があります。これは、自分で撮影してきた
著作権保護されていないコンテンツだとBDMVのオー
サリングが可能なのでこのソースの場合、BDレコー
ダーのメニュー付きのBD製作機能でメニュー付きの
ディスクを作ることが出来るソースになります。

 BDMVはそんな感じですが、BDAVに関しては市販の
映像ソフトと同じですから、著作権保護コンテンツ
になります。その為内容が全く違うのですが、基本
的にメニューつきのディスクというのはオーサリン
グをすれば作れる代物ですから、メニューを入れた
分だけ容量を消費するので、映像や音声部分でソレ
を入れてないコンテンツよりも落とす必要がある訳
ですが、こうした機能はDVDのオーサリングでも可能
ですしたから、元から出来る機能と言えます。

 市販のビデオ編集ソフトではコンシューマの物で
あっても、そうした機能は相当前から実装されてい
るので出来て当然の物として実装されているのです
が、4KのBDの仕様で焼くというのは存在しておらず
家電では昨年末から登場したULTRA HD Blu-Rayが今
後の動画記録の主流になる仕様ではないかな?と思
います。

 この仕様ですが、


  ■ 3840x2160/60p
  ■ MPEG-H HEVC
  ■ 10bit/4:2:0
  ■ HDR
  ■ ITU-R BT.2020サポート

となっています。つまり、今後のBlu-Rayのソースは
1024階調でHDR対応ですから、白飛び・黒つぶれのな
い状態になり輝度の指定もあるので、映像を見る場合
に相当明るいパネルが用意されることになります。

 このディスクの仕様ですが、

 ■ 従来のBDの4倍の解像度
 ■ 従来のBDの2倍強の圧縮率
 ■ 従来のBDの倍以上のビットレート
 ■ 従来のBD4倍の階調表現
 ■ 従来のBDより広いダイナミックレンジ
 ■ 異次元の色空間のサポート


と言う物になっています。

 つまり、現状の4Kカムで撮影8bitソースでも利用
可能ですが、仕様としては、業務用カムのソースを
HDRのタグを付けて階調や色彩の補正をした状態で、
色差情報の減少というのはあるものの、業務用ソー
スの色数で記録されたものが出てくることになりま
す。

 とりあえず、コンシューマの場合、このオーサリ
ング環境が出た場合、既存の4Kカムの映像をそのま
ま【 BDXL 】に記録して利用することが可能にな
るので、家電で再生する場合にUSB接続のSSDやHDD
以外の選択肢が増えることになります。

 この仕様を見てもらうと、コンシューマでそうし
た事が可能になったとしても


 【 ディスクの仕様を活かすような状態で
   考えると業務用ソリューション以外の
   選択肢が存在しない 】

と言う事になります。ここで色空間というのが存在
しているわけですが、


 ■ sRGB : WEBなどの色空間
 ■ Rec.709 : HDTVの色空間
 ■ CMYK : 印刷用の色空間
 ■ DCI-P3 : フィルムの色空間
 ■ Adobe RGB : 写真の色空間


なんですが、広さ的には

 ■ sRGB と Rec.709
 ■ Adobe RGB と DCI-P3

が似てるのですが、色の振り方が全く違うので、sR
GBパネルでRec.709を使った場合やAdobe RGBのパネル
でDCI-P3の色を出すと色が狂います。

 また、DCI-P3の色空間はsRGBの約136%ありますから
Adobe RGBも同様に差がありますが出る色の方向性が
違うので内容が異なります。ITU-R BT.2020に関して
は現実に存在する色の95%位は再現できる色空間になる
のですが、これについては、DCI-P3の140%位の広さが
ありますから、別次元の色表現になります。この色空
間はUltra HD Blu-RayだけでなくSHVでも使用されるの
で2018年から始まる4Kや8Kの放送についても同様の状
態になります。

 つまり、ITU-R BT.2020出す場合にDCI-Pで撮影し
た物を使っても全く色空間が足りていませんから、
ソレ以上の色空間が必要になります。このソースは
業務用だとACESやEOS Cinema Systemsで更に広いの
が利用可能なので、業務用ソリューションでは当た
り前に存在しているものですが、業務用ソリューシ
ョンでもITU-R BT.2020をフルで表示できるパネル
はないですから、今後増えていく物になっています。

 今年も1/4にさしかかり、見本市も複数あった訳
ですが、その中で、ITU-R BT.2020の表示を可能にす
る技術なども発表がありました。三菱が以前対応パ
ネルの技術展示していましたが、徐々にそうした製
品にシフトしていくことになります。

 コンシューマの環境も個人が作る何かとコンテン
ツとして流通するBlu-Rayでは既存のBlu-Rayとは異
なる状態になるのですが、現在のBlu-Rayの場合、
DVDよりは圧倒的に品質は上ですが、業務用ソリュー
ションで作ったとしてもマスタリング段階で仕様に
合せてリダクションされるので、品質は落ちていま
す。
 
 とくにDCIで出した状態だと潰れてないのが潰れ
てしまうというのは仕様的に発生しうる内容とも
言えます。
 
 コレはコンシューマのソースでないものを使っ
ても発生していたことですが、ソレがなくなりま
す。

 その為、4K放送がUltra HD Blu-Rayのような仕
様で10bitのソースでの放送になると、映像品質
が全く変わってくるわけです。

 基本的に4Kのビデオカメラやスマホで撮った場
合のソースはビットレート的に低く、コンシュー
マのDSLRやデジカメの場合だと、業務用カムの半
分以下のビットレートと言う状態なので、物が違
うのと、外部レコーダー対応製品と言っても8bit
出力製品が多いので8bit/4:2:2の記録になるので
やはり業務用カム相当の品質には行き着かない状
態が存在するわけです。

 その条件で考えても、いずれは現在のBD-Rで
オーサリングが可能なようにコンシューマのオー
サリングも可能になってくる訳ですが、そうした
場合に既存おコンシューマのソースは時代的に
違って見てる可能性もあります。

 ただ、そうした物をデータディスクで保存して
PCのみで再生とか、もう少しビットレートを落と
してスマホやタブレットで見るとかになるのです
が、この内容が記録方式も含めて違う状態になる
と言えます。

 4Kパネルは低価格製品が出て久しいのですが、
流石に30インチでも低価格製品が出ているフルHD
と比較すると圧倒的に違うわけですが、この内容
もここ数年で全く違う状態になりました。

 まず、sRGBカバー率が高い10bit対応パネルが
出たことや、送信においてHDMI 2.0などに対応
した製品があることも変化の一つです。

 ただ、昨年からの変化で考えると、Thunderbo
lt 3の策定がされ、それがUSB Type Cであったと
言う内容が大きな変化を示しているわけですが、
このポートは、映像送信とUSBの汎用バスなので、
ケーブル周りが相当シンプルになりバスのサイズ
も小さくなります。

 今年はそのThunderbolt 3ポート実装のディス
プレイなども登場しており、USBで映像を送信す
ると言う仕様が増えてきそうですが、その内容は
Super MHLにつながっているようにも思えます。

 その為、パネルやバスも変わってくるわけで
すが、表示機材や再生用パネルについては、仕
様を満たした製品に表示可能になるロゴが策定
されたので、UHD時代の製品だと、DCI-P3のカ
バー率の高い製品まみれになります。その為、
その条件だとAdobe RGB98%~100%カバーでも同
様になるので、今後は写真を見ても綺麗に見え
る製品が増えてくる事になります。

 マスモニについてはDCI-P3 100%以上カバー
ですから、ACESのカバー率がどんどん高くなる
状態が期待できますから、DCI-P3の場合ですが
色が出ない状態はもうすぐ終わります。

 ACESで撮ってITU-R BT.2020を使うというの
が2020年以降には発生してそうな内容ですが、
基本的にそうした状態になってくるので内容
的に既存のHDTVの色空間というのも9年後には
スタンダードではなくなっていて狭く感じる
と思います。

 映像の撮影ですが、既存のカメラだと出来そ
うだけど実装されていない機能の中に

 【 RAWのフルHDクロップをしてバースト
   で撮るシーケンシャルの撮影機能 】
 
なんですが、この機能は自己責任ですが、EOS
5D mkIIIでサードパーティーのファームで可
能になります。Cinema DNGでフレームレートの
低いので撮影が可能になるようですが、14bit
カラー(16,384階調)での撮影が可能になります。

 こうした仕様はやはり熱とか記録時間などの
兼ね合いなのか実装されていませんが、出来そ
うな機能なのは確かです。

 ただ、現状だとこう言う特殊な事は出来ない
のでコンシューマの動画として撮る場合、通常
の時間軸で流れる物の場合、8bit/4:2:0のソー
スで撮影することになります。

 現状で4KでいうとGH4の10bit/4:2:0の出力
をAtomos Shogunとかで行う方法があるのです
がクレイドルでSDIで出力するとコンシューマ
のカメラだと4Kの品質は高い部類に入ると思い
ます。

 ただ、撮像素子が小さいので暗所は苦手で、
α7RIIと比較すると暗所では雲泥の差が出る
状態があります。

 今年はニコンからD3が出たので、どんな映
像になるのかが気になるところですが、この
ソースも8bitと思われるので

【 GH4以外は外部レコーダーを使っても
  8bit/4:2:2になる 】

と言う条件がありまからそう言う仕様のもの
と言う事になります。
 
 こう書くと色空間の狭いものしか使えない
のでUltra HD Blu-Ray用のコンテンツは色数
が少ないものしか作れないように見えますが
実写映像だとそうですが、撮影手法によって
はそうではありません。

 前述の14bitのバーストというのは特殊な
事例ですが、
 
 【 EOS 5DSやα7RIIなどの8K超えの
   写真をRAW記録でシーケンシャル
   を撮ることは可能 】

ですから、撮影ソースで言うと当たり前に14
bitのシーケンシャルを用意できます。これを
16bitTIFF現像して使う方法とかもありますか
ら選択肢はイロイロありますが、少なくとも
Apple Prores 4444XQで作業するような何かを
当たり前に使えます。

 ただし、ここまですさまじいソースで尺が
ある場合、マシンスペックはどんなものにな
るのだろうか?と言う話になりますし、動画
の総フレーム数をRAWのシーケンシャルでやる
のですさまじい容量を要することになります。

 その為、8Kとなるとアレですが、4Kだと20
00万画素クラスの製品でも大丈夫になるので
微速度やストップモーションアニメの場合だ
と14bitカラーのRAWでシーケンシャルを撮影
して、それをソフトで読み込み、動画にして
書きだすというのが可能になります。

 こうした内容を見ると、HDRは存在しませ
んが、10bitカラーと言う条件だとこの手法
だと大丈夫になります。

 では手書きだとどうだろうか?と言う内容
ですが、これについては、Photoshop CCなど
では10bitの選択肢があるので、ソレを使うと
8bitではなく10bitカラーでの作業が可能にな
なります。3DCGも色空間とリニアなのをどうい
う形で出すかになるのですが、これは解像度の
向上とフォトリアルな品質出だす条件に該当
しますから、レンダリング時間は恐ろしく長
くなります。

 その為、どの辺りの品質のものを出すのか?
で変わってきますが、個人がやる場合には、コ
ストはかなりかかることになりそうです。

 このように、品質を追いかける手段はあるの
ですが、モニタリング環境と処理が重たくなる
ので編集機材のハードウェアの仕様が恐ろしく
高いものになると言う問題点はありますが、選
択肢が無いわけではありません。

 こうしたRAWのシーケンシャルで作る手法は
微速度やストップモーションアニメで存在して
いるのですが、8Kまで来てるのが現状なんです
がこの作り方だと

【 サイレンスの状態でも十二分に重たい 】

と言う内容があります。その為、これに音まで
加わると更に重たくなる傾向があります。

 音の再生環境及び録音環境で言うと、個人だ
とステレオミックスでも大変な気がするのです
が、この場合、モニタ用スピーカーで反響させ
てちゃんと音が出来る場所で騒音問題が出ない
ようだといいのですが、そうでない場合、まと
もなモニタ用ヘッドフォンが必要になります。

 この手前にオーディオインターフェースを用
意する事になるのですが、業務用途だとブレー
ドのソレを利用する感じで音をどう入れてどう
作りましょうか?と言う話になるので、この部
分だけでも目眩がしてくるレベルで高額になり
ます。

 というよりもカメラのレンズ沼が可愛く見
えるので音道楽は相当恐ろしい物があるので
すが、リスニング用も相当ですが、マスタリ
ング用は更に凄まじいことになっています。

 となると、音と映像をセットで行う上で、
予算の範囲内でという区切りをつけると、サ
ラウンドでハイレゾというのは相当高額にな
り、環境を選ぶと言う条件いなりますから、
そうした内容を理解しておく必要があります。

 オーディオインターフェースで言うと個人
向けにDSDと32bit Flot記録のが出てるので、
音声ではソレが使えますが、


 【 そのマスタリングでやる場合、
   音質は揃える必要がある 】


ので結構すさまじいことになります。

 この内容ですが、32bit Flotの音質という
のは、Audacityで書き出しができるので出し
てみてプロパティーを見て容量やビットレー
トを見てもらうとその凄まじさが理解できる
と思うのですが、

 【 iPhone 6Sの4K動画と大差がない
   ビットレート 】

ですから、単一のモノラルソースでも重さが
理解出来ると思います。

 ハイレゾ音源のミックスダウンとかの場合
だとレンダリングをしておけば軽くなるので
すが、流石にこれは環境を選ぶようですから
フツーの音楽のようなトラック数だと物凄い
事になるので、CDDAやDVDオーディオ相当の
音質とは異次元な状態になります。

 ただ、32bit FlotやDublの場合重たいので
すが、これは

【 フィルター使った場合に優位性がある 】

ので、波形が破綻しないメリットがあります。

 音の部分だとこのソースは利用例が多いの
で使われてる方も結構いらっしゃるようです
が問題はここからで、


【 流石に、8KのRAWのシーケーンシャ
  ルとこの音質のソースで音作って
  動画作った人は居ない 】


と言う話です。というのも、このシーケン
シャルでの製作だと重たいので、環境を選
ぶわけですが、ソレに加えて音入れるだけ
で厳しくなる条件に異次元の音ですから、
尋常ではない重さになります。

 映像ソースにする段階で、リニアPCMのハ
イレゾ音源を使った場合でも特定のコンテナ
に巻いて動画にする場合、ロッシーなコーデ
ィックに変換することになります。

 その為ダウンサンプリングも含めて情報が
変わるのですが、映像と同じで元のソースの
優位性はエンコード後に反映されるので、CD
DAやDVD Audio相当の音質が元のソースである
物であり、HDの映像ソースの組み合わせのモ
ノと比較するとやはり雲泥の差が出ます。

 こうした内容を見てもらうと、個人でもシ
ーケンシャルを使った場合には音質と画質を
担保して動画を作ることが出来るというのが
理解できるのではないかな?と思います。

 そして、4Kの解像度だとボディー性能がア
レですが、1200万がそを超えてる場合、上下
をクロップすれば4Kの解像度になるのでエン
トリー製品でも4KのRAW撮影が可能な製品が
増えています。

 その為、10bit以上の色数で4Kをやると言
う選択についてはシーケンシャルを使う選
択にしておけば複数存在するし、デジタル
一眼レフや上位のデジカメでも可能なものに
なっています。当然ミラーレスも同様です。

 とりあえず、コストが上昇しますが、8K
の14bitカラーのシーケンシャルと32bit F
lotのステレオミックスで音を入れた状態
で作業してソレをマスターとして動画を作
る事が可能ですが、個人が低コストでと考
えるとPCのスペックは必要になりますが、

 ■ 2000万画素クラスのデジカメや
   デジタル一眼レフやミラーレス

 ■ 24bit/96KHz記録のオーディオイ
   ンターフェースとリニアPCMレコ
   ーダー

 ■ 分解能が高いモニタ用ヘッドフ
   ォン

辺り(別途照明とか必要ですが)を用意し
て、撮ると10bit以上のカラーで4Kの何か
は自然に作れます。

 また、マシンスペックが弱い場合、解
像度をフルHDもしくはQWHD辺りにして、
撮影してそれでフルHDを作るとマシンス
ペックは少し低く出来るのですが、やは
り通常のGOP記録な動画のフルHDソース
とは比較にならない異世界の重さがあり
ます。

 こうした内容を見ると、特撮系の手法
に該当する撮影方法を使えばソレが可能
なわけですが、通常の時間軸を刻むよう
な撮リ方の場合だと、コンシューマの製
品ではカメラ単体の機能だと8bit/4:2:0
になるので、通常の写真を撮影するとき
の条件である撮像素子のサイズとレンズ
の性能を重視したほうが画質での優位性
が担保できます。

 ビデオカメラも面白いシフトをしてお
り、ソニーの今年の空間式手ブレ実装の
製品は画素数を減らして有効画素数と実
装画素数を同じにして光を取り込むこと
で画質を上げるというアプローチをして
います。

 1/2.3型でファミリー層をターゲットに
したものですが、そうした感じで少し方
向性が違うものがあるものの、動画を撮
ると言う部分では、やはり別物になって
いるようです。

 また、走っても撮れますとか言う物凄
い触れ込みのビデオカメラ(流石にワイ
ド端ですが。)も出てるので方向性の違
いを出してきているのですが、何を撮る
のか?で選択が変わってくる気がします。

 ソフトウェアについては、Blenderも
KdenLiveもそうですが、今のソフトは4K
出力は当たり前に出来るので問題なく作
業が可能なわけですが、

 50MbpsだともたつくもののiPad Proで
は4K対応を謳っているので、プレビュー
不能なので作業できるとは言いがたいで
すが、読めて切り貼りが出来ないことも
ありません。w

 ただ、同様のことをCore i7のゲーミン
グノートでやると何事もなかったかのよ
うに出来てしまうので、ハードは選ぶも
のの4Kの編集についてはそんな感じになっ
ているようです。
 
 基本的にiPad Proのソレは


  ■ iPhone 6Sで撮影

  ■ クラウドにアップ

  ■ iPad Proでクラウドにアク
    セスして素材をDL

  ■ 編集


と言う流れのようで、これがiMovieと多機
能な動画編集アプリのPinnacle Studioで可
能になっているようです。

 VEGAS Proとかが安くなっているので4K編
集とかもしやすい時代になっている訳です
がとりあえず、コンシューマでは小型カメラ
まで4Kになっており、ニコンは下位グレード
の一部製品まで4K撮影機能を実装しているよ
うですから、これからは3万前後のデジカメ
でも4Kが撮れると言う状態を見かけるように
なると思います。

 こうした内容を見ると、フルHDというのは
珍しくないのはいいとしても、720Pは終わっ
たように思える訳ですが、撮れるソースで考
えた場合そうした変化が出てきます。

 また、基本となるのがデジカメは100Mbpsの
4Kなので下手にビットレートの低いものでは
ないのでそうした点でスマホとの差別化をし
てる状態とも言えそうです。

 超望遠の900mm位で4Kが撮れる(画質は微
妙)コンパクトが店頭に並ぶ状態になるので
何を重視するかで変わってくるのですが、4K
の解像度だけがアイデンティティーになる時
代が終わり、品質で見比べて4K野さが解る時
代になっていくことになりそうです。

 とりあえず、見る4Kはコンシューマのソー
スとは別物なので確実に違うわけですが、撮
る4Kも気軽に4Kになってくる状態があり、今
年はそうした製品の登場の歳になっています。

 こうしてみてみると、フルHDだと撮れて当
然でイジれて当然の状態になっているのです
が、解像度的に4Kよりも優位性があるので、
このソースの場合だと選択肢の中にRAW現像
した16bitカラーのシーケンシャルを元にし
て動画を作ると言う選択肢が出てくるわけで
す。

 個人が物を作る場合ハードウェアの制約を
受けますが、シーケンシャルの場合14bitだと
既にフィルムの階調の倍ですから、色彩表現
でソレより劣ることはないわけです。

 そう考えると、個人が品質追う場合には撮
影手法と製作手法をシーケンシャルベースで
出来るものにして制作をするとソヒ室を追い
かけることが出来ないという状態は存在しな
い訳です。

 デジタルの弱点としてはローリングシャッ
ター現象が存在していますが、これもグロー
バルシャッター製品やセンサーの構造でディ
ストーションをカットできる製品があるので
8bitソースの動画でも様子が変わってきてい
る訳ですが、作るという部分で言うと、個人
でも絵の追い込みが出来る時代になっていて
カメラの種類を選ばないと実写で現実の時間
軸を刻むのはムリですが、シーケンシャルを
使う微速度やストップモーションアニメだと
ソレが可能なわけです。

 つまり、アニメの手法の場合、元が写真で
すからGOP単位で記録して圧縮してるものでは
なくAll-Intraであり、ビットレート換算して
みると異世界の高さになる何かですから違って
当然な結果があるわけですが、カメラの性能向
上によって、個人の自主制作においても品質に
転化される状態が存在しています。

 こうしてみてみると、手法によってソレは可
能で、今からカメラ持って撮影しに言って持ち
帰った何かをRAW現像してシーケンシャルにして
ソフトに取り込みそれを動画にするというのが
当たり前に出来るのと、もう少し先になるとそ
の10bit以上のソースを8bit圧縮ではなく10bit
圧縮にできるようになります。

 8bitソースでもフルHDでないとBDには焼けな
いとか家電との連携が出来ないというのは都市
伝説か何かになり、そうした事が当たり前に出
来るようになるのと、10bit以上の色深度のある
映像をそのまま残す事が可能な状態もくるので
4Kを取り巻く環境も相当変わります。

 とりあえず出来もしないことを書いても仕方
ないので個人で出来る内容で存在する選択肢が
コレなんですが、実質的に10bit以上のRAW記録
は相当前からできているのでこれは結構前から
作れるソースの話であり出来て当然な内容のお
話ですから、機材の仕様と処理能力が追いつけ
ば出来て当たり前の内容だったりします。

 記録においてデータ形式しかないのと表示に
おいてもPC環境でしかネイティブなのが出ない
状態だったものが、BD-XLの記録が可能になる
可能性があり、Ultra HD Blu-Ray(ですが、
仕様で言うとBDAVではなくBDMV相当の仕様にな
るのではないかなと。)の仕様で記録できるよ
うになる(番組録画まで包含するとそうした仕
様は必須になる)可能性がありそうですし、当
然のようにパネルも進化するので、家電でその
ソースを見た場合に従来の拡張した色空間の表
示ではなくネイティブでそれになる製品が増え
ると言う変化が出てくるわけです。

 HDMI 2.0から12bit/4:2:2の4KとRGBの8bit出
力が可能になったわけですが、バスの仕様の変
化でパネルでできる事が変わっているのでテレ
ビもそうした部分で変わっているので出力につ
いてもそうした変化が出てきているわけです。


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