■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

□ ひとりごと

2014年11月25日 | ○ Audio-Visual
]





 久しぶりにこっちも更新しておこうかなと。。。

 今年に入り、動画関連は結構大きな変化があったのですが、
一番の変化は4Kを取り巻く環境だったように感じます。

 店頭で個人が購入できる物と今度出るもので結構違いがある
のですが、基本的に、切り貼りだけでもマシンスペックが高く
なるソレも相当様子が変わってきた感じです。

 まず、現時点においての4K撮影に関してですが、コンシュー
マのフラグシップ製品だと、ProRES記録が可能なレコーダーな
どに出力できるものが出たのが最大の変化です。

 パナソニックのGH4はクレイドル経由でSDI出力が可能なので
業務用レコーダーを使い10bitで4:2:2の映像ソースの記録が可
能になっていますし、α7sではATOMOS SHOGUN(これは別途SS
Dを購入して実装する必要がある)にHDMI出力を行う事により、
4K撮影を高品位な業務用ソースで行うことが可能になっていま
す。

 そうした変化から、撮影はかなり大きな変化があった訳です
が、今年に入り一番大きな変化は【 HEVC 】ではないかなと
思います。これは、PC環境でのエンコード・デコードの環境が
大抵の場合先に来る(というよりも、制作現場とかに先に回る
感じになります。というのも、そ形式での出力が当たり前にな
るとその出力環境が必須となる為、結果的にコーディックを用
意する事になりますから、再生・出力環境はそろう事になり
ます。)のですが、UHDTVの放送規格自体がHEVCサポートになっ
ていますから、この形式での出力が当たり前になり、


 ■ HDMI 2.0
 ■ HDCP 2.2
 ■ HEVCエンコード・デコード


という条件が当たり前になった感じです。その為、HEVCという
のは、再生出来て当たり前の世界になってきており、その流れ
がスマホや家電にまで及んでいる感じです。

 このHEVCですが、PC環境だと


 ■ MEDIAPLAYER CLASSIC HOME CINEMA(MPHC)
 ■ LAV Filter


の組み合わせにしておくと、FLVで巻いたような特殊な物以外
だと再生できる(DivXのMKVも大丈夫でTS変換したM2TSやMP4
コンテナでのソレもフツー再生可能)なので、PC環境となる
とデコードとかの内容になる(市販のプレイヤーソフトでア
クセラレーションが効くもののほうが確実な場合がある)の
ですが、こうした内容が家電にまで波及している状態とも言
えます。

 PCの再生環境で言うと、今年RADEON R9 265で4Kデコード対
応となっており、2KまでだとHEVCデコードをサポートしてる物
はKelperとか(これはHWで一部機能をアクセラレーション)も
そうですし、HEVC対応だとKaveriとかでもそうなっていました
から、HEVCデコードのサポート状態というのはIGPでも対応しbr>
て来た感じです。

 その為、Carrizoとかだとワットパフォーマンスがいいので
個人的に4KのHEVCとかではどう変化したのだろうか?という点
とDualGraphics状態だとどうなるのかも気になるところですが
そうした点で興味深い内容となっています。(Carrizoのだと、
同じ電力の設定では、Kaveriの倍のパフォーマンスになるとし
ています。)

 ハードウェアデコードの場合ソフトウェアデコード時のよ
うな負荷がかからないので、再生負荷が減り滑らかな再生が期
待できるのですが、今後はこうしたUHDTVの再生環境も変わっ
てきて、HEVCのソレも様子が変わってくるように感じます。

 ちなみに、Open-CL対応のHEVCデコーダーなどもあるようで
AMDの構成ですが、そうした物も出ています。


 ■ Strongene PC OpenCL HEVC/H.265 Decoder (new)
   


 Open-CLだけでなく、通常のデコーダとエンコーダもあるので
すが、こうしたアプローチもあるようです。
 
 このOpen-CLというのはGPGPUなのでグラボの性能を使ったア
クセラレーションになるのですが、AMDはグラフィック性能を主
体とした構成になっているので、そうした点ではこのアプロー
チは面白いなと。

 Intel構成だとムリっぽいのですが(CL使う場合だとグラボで
はなくCPU構成がAMDになるのでAMD FXとかAPUなどになる)そう
したデコード方法もあるようです。

 とりあえず、KarrizoとOpen-CLデコーダの組み合わせやRADEO
N R9 265とAMDのCPU構成での組み合わせでどんな感じに案るの
かが気になる処です。

 PC環境では、表示においてHDMI 2.0というのはドラフト扱い
なので、まだ使えず、実質的に10bit出力などが整っているDis
playPort 1.2環境で接続することで3840x2160/60MHz出力が可能
だったのですが、エイサーがHDMI 2.0対応の4Kディスプレイが
を発表しています。この組み合わせというのはHDMI実装ディス
プレが家電と連携できてたのと同じなので、レコーダーなどの
4K接続の一つの選択肢になりそうですが、価格は不明となって
います。

 4Kディスプレイの場合、グラフィックボードでDisplayPortを
実装しており、4K解像度が複数出せるような物だと安心して1つ
のポートで4K出力が可能になるのですが、こうした4K製品では、
フラグシップ製品から、TNパネルのエントーリー製品まであるの
ですが、IPSパネルで10万切るのも出てる感じですから徐々に流
通価格帯に下がってきている状態はあります。

 この4K製品ですが、Inter Beeでは、放送・政策用パネルとし
てDCIの4K CINEMAの解像度の製品が出ていたのですが、DCI-P3カ
バーの製品が出ていました。Adobe RGBもカバー率は高いものの


 ■ BT.601
 ■ BT.701
 ■ SMPTE-C
 ■ EBU
 ■ sRGB


のようにICCプロフェイルで選べば全て再現可能という状態では
ないものも多いです。例えば先ほどのDIC-P3だとAddobe RGBだと
不足する部分があります。

 業務用モニターの場合、DCI-P3サポートのモノがあるので、こ
の色空間だと大丈夫なんですが、実際の話、この色空間の狭さに
固執してるとロクな事にならないのは確かです。

 基本的にsRGBよりは広いこの色空間ですが、これからの放送で
利用されるのはBT.2020なので、このAdobeRGBよりも圧倒的に広
い物となります。

 そして、カラーも8bitではなく10bitで放送ソースを流すので
もっとハイビットなソースのほうがいいのは確かです。

 となると、


 【 モニターで確認出来ない色が存在する状態になる 】


ので、グラフィックボードや表示機材はさらに上の品質のものを
7年以内にフツーに使ってる状態が好ましいと言えます。となる
と製品はそれよりも前に出る感じになりますから、結果的に数年
後にはその状態が好ましいとも言えます。

 この内容ですが、PC構成と結果で考えると非常にわかりやすい
のですが、この代表的な例が


 【 デジタル暗室でのRAW現像 】


になります。RAWというのは現在14bit RAW記録が可能な製品もあ
るので、色深度というのは深くなっており、政策分野だと10bitに
固執するのはそろそろやめて、色数が足りるのを出してもらいたい
状態になっている訳ですが、実際、こうした内容ですが、


【 家電で見かける後処理ではなく、撮影ソースがその
  状態なので、編集時にはその色数の表現は必要になる 】


状態にあります。パネルを語る時に、

 【 画質 】

という抽象的な表現をするからわかりにくいのですが、放送とか
ではなく、そうした写真分野とかだとそうなってる感じですし、
BT.2020は全く色数が足りておらず、


【 sRGBパネルで14bitのRAWでダイナミックレンジを確認
  する間違いと同じ状態になっている 】


のが今の状態と言えます。そうなると、作る側からすると困る事
はあっても助かる内容は全くないという話になります。

 というよりも、現状のデジタル暗室ですら10bit相当なのでビッ
ト数が全く足りてない状態になりつつありますから、まずは業務
用ソリューションの方向でその辺りはどうにかしたほうがいいの
は確かかなと。br>

 ただ、その状態だとあまりいい状態にない(カラーリダクショ
ンしてるようなものですからねぇ。)のと、このBT.2020に関して
はテレビという視聴者の見る放送ソースなので、結果的にこれに
対応したパネルやソリューションが必要になるのは確かです。

 そうなると、制作側のワークステーションや業務用モニターか
らそうした変化が出てくるようなイメージかと。ただ、2020年超
えてもそれがどうにもなっていないというのは痛々しい内容なの
でまずありえない話になるのは確かです。w

 というのも、オーディオビジュアルのフラグシップ製品っが放
送より品質が劣るというのは論外ですし、ホームシアターがネッ
トのストリーミングや放送以下というのも末期な話ですから話に
なってないで片付く内容とも言えます。w

 そう考えると、BT.2020のソースが流れる前にそうしたモノを表
示するのが可能になってるのがフツーと言えます。というのも、
フラグシップの4Kプロジェクターというのは放送よりも前に登場
していますし、ストリーミングのほうが先ではありましたが、品
質で言うとローカルファイルがストリーミングよりも汚くなるほ
うがおかしいので、品質も上になります。当然、今の家電のサラ
ウンドは11.1chですから、放送よりもBlu-Rayよりも上です。

 また、Deep-colorにしてもトリミナスカラーにしてもsRGBより
も広い色空間や色深度を持っていますから確実に別物なんですが
放送の仕様を見てもYV12なPCのストリーミングを見てもやはりこ
うした、色空間は存在しません。

 となると、オーディオビジュアルの製品と言うのは放送よりも
先に16bitカラーとかを実現しているので別物ですし、音はハイレ
ゾが利用でき、サラウンド対応(PS3はリニアPCMでの24bit/162KH
zのビットストリーム再生に対応しているので、AVアンプをかませ
た場合、その音質で再生可能になります。つまり、ハイレゾの7.1
chサラウンドが可能です。)ですから、既に別物です。また、4Kの
4Dまで登場しているので、これも放送以上ですし、何よりもオー
ディオビジュアルの製品ではプロジェクターまで出てる内容があ
りますから、家電のほうが先を言ってるのは確かです。

 そうなると、再生製品がソレと言う事は、劇場とかで使う物は
それ以上のソースを扱っているので、家電とは別次元の物である
というのは確かで、それが、既存のRAW現像環境のように色数を
ハードウェアが殺してるような状態をいつまでもやるようなモン
ではないのは確かです。というのも人の目は高品位な物には慣れ
てそれに順応しますから。

 そう考えると、やっとDCI-P3で色がまともに出るようになった
というのが現状とも言えますし、あそこまで対BT.2020で差がある
と問題があるのも確かです。

 ちなみに、トリミナスカラー記録のAVCカムとかがありますが、
アレはsRGB拡張なので、14bit RAWで撮影したシーケンシャルを繋
いで作ったような動画にはならないので別物と言えます。

 こうして見てみると、グラボのカラーbit数もそろそろ12bit以
上にして、16bit(RGBで48bit)位まで大丈夫にしたほうがいいよ
うな気もするのですが、実質的にはそうした変化があります。

 現在の業務用ソースだと、EOS Cinema SystemがRAW記録が可能
なんですが、今回のInter Beeでは、VAIOのプロトタイプでその
その内容が語られていたのですが、どうもSkylake世代のIGP構成
では、【 Cinema RAW Development 1.3 】においてカメラRAWの
再生が可能になっているようです。2160/24Fのソースだとそれが
可能になっているというのですから、凄い話です。

 ■ 【Inter BEE】VAIOプロトタイプによる4K24pデモが
   初公開(PC Watch)

   http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20141120_676902.html

つまり、この状態を見ると、それよりも軽いAVCは大丈夫という
事になりますから、この世代以降の製品だとIGPでも4Kは大丈夫
になるという話になります。あくまでも業務用ソースでのデモで
すが、XAVCよりは重たいはずなので、編集環境も変わってくる可
能性は十分にあります。

 4K撮影というと、コンシューマでは先日発売されたNexsus 6が
4K(2160/30p)撮影対応スマホとして登場し、スマホも4Kを撮る
時代に突入したわけですが、このソースのイメージというのは、

【 1080/60pの100Mbpsのソースと同じ重さ 】

なので、業務用の4K/60pのような200Mbpsとかのバケモノソース
みたいなのと比較するとまだ理解の範疇に収まるレベルのモノで
すが、個人的には撮りためてBD-Rとかに焼いておき、ショット
編集は少し後のハードでサックリ編集とかになるイメージかなと。

 現状でも、切り貼りするだけだと動く環境はあるのですが、ス
トレージ回りがHDD構成だと既に終わってるので、SSD必須なイメ
ージになります。

 とりあえず、今年のアーキテクチャから、

 ■ M.2
 ■ SATA Express

というバスが登場したのですが、これは

 【 SATA x2+PCI Expressの排他利用バス 】

で、PCI Express接続のデバイスの情報とSATAのデータ送信の双
方を利用できる物となっています。

 ちなみに、


 □ 実測1GB/sec超! M.2 PCI Express x4接続のSSD
   「Samsung XP941」を試す~システム起動は要注意 
                  (PC Watch)

   http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/dosv/20140604_651576.html


 □ ASUSのプロトタイプで次世代I/F「SATA Express」を検証
   ~SATA 6Gbpsを超えられるのか。そして意外な使い道 
                      (PC Watch)

https://www.google.co.jp/search?q=SATA+Express&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&client=firefox-a


などのレビューが出ていますがやはり劇的に速く、M.2に至っ
ては、mSATAのバスに刺さるような代物なのでケーブルレスな
上にSSD RAID相当の速度ですから、プライマリーでこれを選
択できて構成すれば、速度が速く省スペースで発熱も少なく
4Kの帯域でも足りるような構成にできる可能性があります。

 そうした部分を見ても相当変化があるのは確かです。

 ノンリニア編集やコンポジションの場合だと、扱うトラッ
ク数で重さが変わってくるのですが、元々2160/60pは重たい
のでそれが本数が増えるときつくなる感じがあります。

 その為、帯域も広くないと厳しくなる訳ですが、SSDでも不
足する状態は微妙に解消しつつある感じです。

 表示についてはテレビ・ディスプレイ・プロジェクターと
制作と視聴の双方で存在しているのですが、この選択肢の中
にモバイルも入ろうとしています。既に、4Kタブレットとかbr>
は出ているので、タブレットの4K時代は価格は高いけど近づ
いてくるのは確かですが、スマホでも4Kになりそうな流れが
あります。


 □ 4Kスマホの'16年製品化に向け、シャープが
   IGZO採用の4.1型/2,560×1,600液晶試作 
                 (AVWatch)
   http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20141111_675457.html


2年後というと4K撮影製品も増えてそうですから、コンセプ
トで言うと


【 4Kで表示した画面を見ながら4Kの映像を撮るスマホ 】


とかも可能になりそうな感じなので、そうした内容も気にな
るところです。というよりも、スマホというのはライブビュ
ーモニター+シャッターリモコンとしても使えますから、カ
メラが4K撮影機能を実装してそうした連携が出来る場合だと
4Kで確認して4Kで撮るというのも十分に可能になる内容とも
言えます。

 こうして見てみると、4Kを取り巻く環境は相当変わってお
りHEVCに関しても、今後コレは放送で流れるモノですから、
スタンダードなコーディックと言えます。ネットではnICONI
COがエンコーダ導入したみたいですし、様子が変わりつつあ
るのですが、そうしたコーディックがフツーに利用できる感
じになっていく状態にあるのは確かです。

 そして、そのエンコードもffmpegやDivX Converterなどで
利用できエンコードやトランスコードが可能となっています
から、フツーに使える時代になっています。












<marquee>SuperGTは初音ミクZ4が王座返り咲き!</marquee>




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