■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ HDMI 2.1

2017年01月06日 | ○ Audio-Visual

 現在、PCでは、DisplayPort 1.2aなどで2160/60pの

出力が可能になっており、MACだとThunderbolt 3の登場

でHDMI 2.0とDisplay Port 1.2などを二系統一つのケー

ブルで出力できるようになっています。

 

 こうした変化から、5Kモニターなどの大型製品などを一

本のケ-ブルで出力できるようになったのですが、CESで

は、ついに8Kの企画が出てきました。

 

 HDMIフォーラムは、HDMI 2.1を策定し、2017年の第

二四半期中にライセンス化すると発表しています。

 

 今回の目玉は4320/60p対応の48Gbpsの帯域で、つ

いに【 8K伝送ケーブルの規格の登場 】となります。

 

 これと同時に2160/120Fの伝送も可能なので、左右の

目に映像を送る必要があるVRのようなコンテンツでもハイ

フレームレートで高解像度の映像を伝送できるようになりそ

うです。(ちなみに、HDMI 2.0は18Gbps)

 

 今回の規格では来るべきUHD時代への対応も考慮され

ているようで、HDRの技術も追加されており、

 

【 Dynamic HDR 】

 シーンやフレームごとに、最適な

   ■ 色深度

   ■ ディテール

   ■ 輝度

   ■ コントラスト情報

 などを動的に管理し、映像全体の画質表現力を高める

 

を実装しているほか、ITU-R BT.2020のカバーや、RAW

のような12bit/14bit/16bitカラーもサポートするようです。

 

 オーディオ面では、ドルビーATOMOSで利用されている

オブジェクトベースオーディオなどをサポートするeARCが

追加されました。

 

 更に、ゲームなどの可変リフレッシュレートに対応する

 

【 ゲームモードVRR(Game Mode VRR) 】

 

に対応しています。これは、可変リフレッシュレートでPC等

から出力された信号とディスプレイの同期を取って表示す

ることで、3Dグラフィックプロセッサは、固定された出力や

フレームレートに拘束されることなく、レンダリングされる瞬

間にビデオフレームを伝送して表示できるようなる機能と

なっています。これにより、ゲームにおける遅延の減少のほ

か、フレームのスタッターやスキップ、フリーズやティアリング

(ちらつき)などを抑制できるとしています。

 

 ゲームの場合、表示で応答速度が求められ、スルーモー

ド実装で遅延のフレーム数が少ないモニターが求められて

いますがHDMIの規格でそうしたモノが登場してきました。

 

 とりあえず、来年は、BSでの4K/8Kの実用放送の始まる

年ですから、8Kの伝送方式が規格策定が出来てないと困る

というのもあるので、家電で普及しているHDMIでそうした規

格が策定され来年には登場してる状態になる訳ですが、8K

に向けての流れが加速しているのは確かです。

 

 

 

 

 


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