■ 大波乱の男子400mリレー 日本代表は3位通過

　トラック競技で新記録が刻まれる中、トラック競技は400mリレーの予選

が行われました。前日、人類がもう越えられないかもしれないような記録

が生まれて沸くトラック競技。歓声が物凄い事になっていましたが、競技

も波乱に満ちたものとなりました。

　今日の北京は雨に見回れ、鳥の巣では高跳びなども寒々しい空気の中行

われていたのですが、その余位か何か違う空気がありました。

　塚原直貴選手
　末続慎吾選手
　高平慎士選手
　朝原宣治選手

の日本チームは予選第一組での出走となりました。タイソン・ゲイ選手を

用するアメリカチーム、そして、リチャード・トンプソン選手の居るトリ

ニダード・トバコ。強豪揃いの中、上位3チームが決勝にコマを進めること

ができます。

　その予選第１組のレースは大波乱となります。昨年の世界選手権を制した

優勝候補のアメリカチームは、最後の最後で強脚のタイソン・ゲイ選手への

バトンの受け渡しに失敗し、途中棄権となり、ナイジェリアもミスをしタイ

ムロスをします。

　その荒れたレースで

　塚原直貴選手
　末続慎吾選手
　高平慎士選手
　朝原宣治選手

の日本チームは、


　　『　38秒52　』


をマークし２着に入り決勝進出を決めています。

　荒れたレース展開は、予選２組にも飛び火し英国がバトンエリアを越えて

のバトンの受け渡しをしたとして失格となるなど、何が起きるか分からない

オリンピックの怖さを感じさせる展開となりました。

　この大荒れの予選トップは38秒26をマークしたトリニダード・トバゴ。

そして、ウサイン・ボルト選手を休ませたジャマイカが38秒31で続いていま

す。
　
　そして、日本チームはこの強豪に続く第3位といい流れを作り決勝を向かえ

ます。

　

■　 陸上　：　男子400mリレー　予選総合順位 　 　 １ トリニダード・トバゴ 　キーストン・ブレドマン選手 　マーク・バーンズ選手 　Aaron・アームストロング選手 　リチャード・トンプソン選手 38.26 通過 　 　 ２ ジャマイカ 　ドワイト・トーマス選手 　マイケル・フラーター選手 　ネスタ・カーター選手 　アサファ・パウエル選手 38.31 通過 　 ３ 日本 　塚原直貴選手 　末続慎吾選手 　高平慎士選手 　朝原宣治選手 38.52 通過 　 ４ カナダ 　Hank Palmer選手 　アンソン・ヘンリー選手 　ジャレド・コナフトン選手 　Pierre Browne選手 38.77 通過 　 ５ オランダ 　Maarten Heisen選手 　フース・ホーフムート選手 　Patrick van Luijk選手 　Caimin Douglas選手 38.87 通過 　 ６ ドイツ 　Tobias Benjamin Unger選手 　ティル・ヘルムケ選手 　アレクサンダー・コーゼンコウ選手 　Martin Keller選手 38.93 通過 　 ７ ブラジル 　ジョゼカルロス・モレイラ選手 　Bruno de Barros選手 　Vicente Lima選手 　サンドロ・ビアナ選手 39.01 通過 　 ８ 中国 　温　永毅選手 　張　培萌選手 　陸　斌選手 　胡　凱選手 39.13 通過 　 ９ タイ 　Apinan Sukaphai選手 　Siriroj Darasuriyong選手 　Sompote Suwannarangsri選手 　シティチャイ・スウォンプラティープ選手 39.40 　 １０ フランス 　Yannick Lesourd選手 　マルシャル・ムバンジョク選手 　マヌュエル・レイナール選手 　Samuel Coco-Viloin選手 39.53 ナイジェリア 　Onyeabor Ngwogu選手 　オビナ・メトゥ選手 　チネドゥ・オリアラ選手 　ウチェンナ・エメドル選手 途中棄権 ポーランド 　Marcin Andrzej Nowak選手 　ウカシュ・ヒーラ選手 　マルチン・イエドルシンスキ選手 　ダリウシュ・クーツ選手 途中棄権 南アフリカ 　Hannes Dreyer選手 　リー・ジュリアス選手 　Ishmael Kumbane選手 　Thuso Mpuang選手 途中棄権 米国 　ロドニー・マーティン選手 　トラビス・パジェット選手 　ダービス・パットン選手 　タイソン・ゲイ選手 途中棄権 英国 　Simeon Williamson選手 　タイロン・エドガー選手 　マーロン・デボニッシュ選手 　クレイグ・ピッカリング選手 失格 イタリア 　ファビオ・チェルッティ選手 　シモーネ・コリオ選手 　Emanuele di Gregorio選手 　ジャック・リパレリ選手 失格