■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ UHD時代

2017年01月12日 | ○ Audio-Visual

 昨年、マイクロソフトが、Xbox One Sを発売して、

ゲーム機でUHDTVサイズの映像に対応した端末が

登場したわけですが、Ultra HD Blu-Rayで映像を

視聴できるゲーム機が登場し、高画質時代の到来と

なりました。PS 4 Proは4Kゲームの始まりとなるハー

ドとなりましたが、このUltra HD Blu-Rayでは、

 

■ HDR10やドルビービジョンによる広い階調表現

■ 3840x2160/60pの映像

■ 100Mbpsのビットレート

■ AVCの倍以上の圧縮率のHEVCコーディック

■ 10bit/4:2:0の映像記録

■ ITU-R BT.2020対応

 

など映像部分だけ見ても、相当変わっています。まず、

 

【 プログレッシブスキャンになった 】

 

と言う点ですが、これは各駒が映像で保存されている

方式なので従来の走査線ごとに伝送するインタレース

スキャンと異なり、インタレースでスチル状態で発生す

る像の破たんが発生しません。つまり、そうした破たん

した像が存在しないので、動体の動きが鮮明になりま

す。これは1080/60iのD3と1080/60pのD5では結

果が異なるので全く違うのと同じです。

 

 また、解像度が4倍でとフレームレートが倍になると

映像のビットレートは8倍になりますが、BDの4倍のビ

ットレートで2倍以上の圧縮率のあるコーディックの仕様

でそれを解消しています。とりあえず、MPEG-2_TSより

は圧倒的に上ですし、AVCよりも圧縮率は高いのでそう

した点で異なります。

 

 とりあえず、コンシューマの方式なのでSMPETの方

式でのYCbCrで見た場合だと、4:2:0で4:4:4のクォー

ターと言うのは従来のHDTVと同じなんですが、これと

異なるのは、10bitカラーという事です。従来のHDTV

では8bit/4:2:0の映像ソースなので、グラデーションの

階調は256階調なんですが、このメディアに記録されて

いるのは1024階調になります。

 

 そして、色空間ですが、ITU-R BT.2020対応となって

おり、Cineon相当の色空間とされているDCI-P3よりもは

るかに広い物で記録する事が可能になっています。

 

 階調の残る10bitコンテンツなので、DCI-P3やREC.

709だとつぶれるため、選択できる色数も相当多くなっ

ています。

 

 つまり、DVDからBlu-Rayのような変化よりもさらに

違うレベルで変化しているのがソレになります。

 

 パネルもその条件に見合ったものだと映像は確実に

変わってきそうな流れですが、映像の進化は止まりませ

ん。

 

 総務省は、東京オリンピックを視野に入れて、UHD

の放送を2年前倒し、東京オリンピックの時にぶっつけ

本場にならないような状態を作る事でロードマップを策

定しており、来年から、4K/8K放送の開始をするとして

います。

 

 もう来年お話なのであっという間にその時が来た感

じですが、民放各社のその放送における内容が発表

となりました。

 

 各社がいよいよBSで4k放送の配信に踏み切るわ

けですが、

 

 従来方式の右旋の電波で4K放送を流す事になった

のは

 

ビーエス朝日 BS朝日
BSジャパン BSジャパン
BS-TBS BS-TBS 4K
BS日本 BS日テレ
ビーエスフジ BSフジ
 日本放送協会   NHK SHV 4K 

 

 となっており、今後の主流となる左旋電波については

 

 SCサテライト放送  ショップチャンネル
QVCサテライト QVC
東北新社  映画エンタテインメントチャンネル 
WOWOW WOWOW
日本放送協会 NHK SHV 8K

 

  東経110度CSのND9、ND11、ND19、ND21または23に

ついては、スカパーエンターテイメントの8チャンネルが認定予定

で、ND23については、一般社団法人放送サービス高度化推進

協会(A-PAB)が、試験放送に関わる基幹放送業務の認定を受

けるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 


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