京都府立医科大は2日までに、
【 患者自身の心筋の細胞を増やして心臓に移植 】
を行い、
【 重症心不全を改善させることに、世界で初めて成功した 】
と発表しています。 同大によると、患者は神戸市在住の60歳男性で、今年2月
に重い急性心筋梗塞を発症したようです。
4月に心臓の組織を採取して1カ月余り培養し、心筋細胞の基となる幹細胞を
約4万倍に増やしています。
その後、冠動脈バイパス手術と並行して、心筋が壊死している約5センチ四方
の部位に幹細胞を移植し、その上を細胞の成長を助けるゼラチンシートで覆っ
たようです。
手術から約半月後の検査では、
【 心臓の機能(収縮率)が10%改善した 】
ようです。通常、バイパス手術だけでは3~4%しか改善せず、細胞移植の効果
が表れたとしています。なお、10%の改善があれば、社会復帰が可能で、患者
は1日に退院したとのこと。