コアなオーバークロッカーしか馴染みのないモノに
【 ガス冷却 】
【 ペルチェ素子 】
と言う組み合わせがあります。ガス冷却は、腋窩ガスを滞留させることで、空冷や水冷
よりも恐ろしい勢いで冷やすと言う、冷蔵庫やエアコンの仕組みと同じなのですが、ペ
ルチェ素子に関しては、ご存知ない方もいらっしゃるかも知れません。
これは、
■ ゼーベック効果
■ トムソン効果
と並ぶ 【 熱電効果 】 の一つである 【 ペルチェ効果 】 を用いたモノで、物
異なる金属を接合し電圧をかけると、接合点で熱の吸収・放出が起こる効果を利用して冷
却すると言うモノです。基本的に
【 命がけ冷却 】
のような恐ろしさを感じる作りの冷却構造では、ペルチェ・ガス冷却の組み合わせで恐ろ
しく冷やしていると言うのがその昔は存在していたのですが、現在は、探してみるとガス
冷却セットとかもある時代になっています。
個人的にガスは圧縮されている上に 【 危険が伴う 】 のであまりお勧めしません
がそうした製品もあるようです。
そして、ペルチェ素子ですが、これは市販のCPUクーラーとしていくつか出ています。
そんな構成の製品ですが高いけど冷えそうなケースを出しているクーラーマスターから
その機構を採用した製品が24日に出ます。
クーラーマスター株式会社は、ペルチェ素子を用いたCPUクーラー
【 V10 】 ( 店頭予想価格:17,800円前後 )
を4月24日に発売します。
この製品は、ペルチェ素子でCPUを冷却するCPUクーラーでTECコントローラーと温度
センサーを内蔵し、CPUの温度を最適に保つという。結露防止センサーも搭載しています。
構造としては、CPUの発熱をセラミック基板が吸収し、それをペルチェ素子が放熱フィ
ン側のセラミック基板へと伝えられるようになっていて、3ピースのアルミ製大型フィン
と10本の銅製ヒートパイプからなる放熱部を2基の12cm角ファンで冷却するようになって
います。
ファンの回転速度は800~2,400rpmで、ノイズは17dBとなっています。
本体サイズと重量は
■ サイズ : 236.5×129.6×161.3mm(幅×奥行き×高さ)
■ 重 量 : 1.2kg
となっています。