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夕焼けを見ながらこの冬の小児科を考えた

2020年10月20日 05時48分38秒 | 小児科

職場から見た夕焼け。



影になって見えないけれど、ちょうど男鹿線の列車が走っていた。

きれいな夕焼けを見ながら、この冬の小児科外来はどうなるんだろうと考えた。

小児科は他科と違って、ほぼ毎日が発熱外来。
保育園児とくに1歳前後の子の発熱は普通だし、便秘でも熱が上がる。
不活化ワクチンの翌日の発熱は日常。
そんな中で、どう対応していくか。

まず、「診療・検査医療機関」の申請。
下記のどれかを選ぶ。

(1)発熱患者等の診療及び検査(季節性インフルエンザ及び新型コロナウイルス)を 行う医療機関
(2)発熱患者等の診療及び検査(季節性インフルエンザのみ)を行う医療機関 【他の医療機関と連携し、新型コロナウイルスの検査を行う。】
(3)発熱患者等の診療(※対面診療できる体制を確保)を行う医療機関 【他の医療機関と連携し、新型コロナウイルスや季節性インフルエンザの検査を 行う。】

11月12月のPPEなど感染予防グッズの支給を受けるには、10/21までに申請せねばならなかった。

そして、申請すれば補助金が出るが、
発熱外来7時間に、上限20人で、1人しか来なかったら補助金が25万円ほど/日となる。
20人診れば補助金はゼロ。

「体制確保の経費として補助」、病院の空床保障のような補助金なのだ(これ絶対おかしいと思う)。



そして7時間に他の患者さんを他の診察室で診ると、その1/2が人数に入れられてしまう。
さらに「かかりつけ患者だけを診る」申請をすれば、上限は5人。
うちの小児科では午後は健診とワクチンでいっぱいいっぱいなので、午前のみ。
つまり、上限はたぶん2.5人で、他の患者さんも診るから、補助金はゼロに等しい。

それに、申請すれば新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(G-MIS)に登録され、
日々の報告が必要になりそうな気がするし。

そんなことを昨日の小児科談話会Zoom会議で話した。
そして、今あまりコロナがいない秋田では、申請するメリットは少ないのではと。
もしインフルが流行してきて、コロナも今以上に増えれば、その時に申請しても遅くないのではと。

まあ、今からいろいろシミュレーションして準備しておく必要はある。
先のことは予想できないけれど、備えあれば憂い無し、だものね。

昨日はそんなことばかりで一日が終わった。
今日は県医師会の会議でさらにいろいろ話される予定。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)

 

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