川天使空間

work, write, and fish! __ >゜)))彡  

おねしょの治療

2015年02月28日 05時24分22秒 | 小児科
風邪の診察が終わり、子どもの背中を見送りながら、お母さんがそっと切り出す。
「先生、ご相談があるんですが。おねしょのことで…
 下の子は大丈夫なのに、お兄ちゃんはまだ毎晩おねしょで。
 もうすぐ宿泊研修があるんですが、どうしようかと…」

「だいじょうぶですよ、お母さん。おねしょの子、いっぱいいますから心配しなくても」
と、この冊子を開きながら、説明する。



おねしょは、排尿までの神経発達の未熟性と、尿濃縮力が弱いことと、膀胱容量が小さいことが、主な原因。
尿を濃縮させるお薬(ごくんと飲むより口にしばらく含むほうが効果的)と、尿を我慢する練習が役に立つ。

説明してから、
「ほら、この冊子、こんなにあるんです」



と、たくさんのストックを見せる。
「そうだったんですね。うちの子ばかりかと思って心配で」
と、お母さんは少しほっとして帰っていく。

ミニリンメルトという口内溶解錠とバップフォーなどの頻尿治療薬をうまく使うと、ほんとうに夜尿は少なくなる。
中学生になる頃には、ほとんどの子が夜尿の心配がなくなる。

もし、ご心配があるようなら、こちらのページを。
心配すべき夜尿かどうかわかります。

おねしょナビ

森川成美さまの「妖怪製造機」が毎日小学生新聞で昨日から連載。
なのに、秋田は一日遅れで読めず。
今日、小児科は休診で県小児科医会セミナー。
読めるのが月曜になってしまうのがもどかしく。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする