川の果ての更に果てに

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ペルージャ経営陣逮捕

2006-02-03 21:43:58 | サッカー
何ともショッキングなニュースです。

中田英寿の海外キャリア発祥の地となったACペルージャの元経営陣6人が不正会計容疑で逮捕されたそうです。
日本でもおなじみとなった名物オーナーのルチアーノ・ガウッチは海外(ドミニカ共和国…何しに行っていたんでしょう。バカンスで行くにはちょっと辺鄙という印象がありますが)にいたため難を逃れたそうですが、どうやら逮捕される見込みのようで、彼の息子などは既に逮捕されたそうです。
ということで、ペルージャもう一人の名物男アレッサンドロ・ガウッチも逮捕されたそうです(もう一人のリカルドはあまり知らない…)。 
「小野はベテランのようにのろい」とか偉そうに言っていたアレッサンドロです。小笠原を必死に獲得しようとしていたアレッサンドロです。

何でもペルージャには使途不明金が40億もあるそうで、その中にはヒデがローマに移籍した際に受け取った29億についてのものも含まれているそう。
ガウッチは競馬などで稼いでいるという話も聞きましたが、何に流用していたのでしょうか?
金は持てば持ったでますます必要になってくる、ということなんでしょうかね?

代理人のことをぼったくりと言うオーナーなども多いですが、ことペルージャについてはオーナーまでぼったくりだったわけですね。
やれやれ…
まあ、ロクでもないオーナーでしたけどね。負ければ強制合宿でしたし、監督もコロコロ変えるし。

それにしましても、オーナーに不正会計された挙句破産して降格…
ファンとしてはたまったものでもないですね。
ラパイッチ、ペトラーキ、ヒデ、テデスコ、オリーベらを擁してセリエAで勇躍していた頃のペルージャを思い出すと、少し物悲しくも思えます。そうそう、半ズボンキーパーのマッツァンティーニもいましたね。彼は彼で何か薬物疑惑とかで処分を受けていたような記憶がありますが、さてはて…

ヒデ以降、日本人はペルージャに行きませんでしたが、結果的には正解だったのでしょうね。個人的にはコスミさんの指揮の下働く日本人とか、カダフィ大佐の息子とプレーする日本人も見てみたかった気がしないでもないですが…

まだ揉めてる…

2006-02-03 21:06:29 | 日々のニュース
何か、わざわざそんなことを取り上げなくてもというのを最近の朝日新聞は取り上げますね。何か思惑があるのか、単に意地っ張りなのか。
某皇族がしきりに女系天皇に反対していることをわざわざ社説を使って批判しておりました。
そこまでせんでも、と正直思います。
そもそも、寛仁親王が苦言を呈するのは無理もないことなのです。
何せ女系天皇が認められて、女性天皇が結婚した時点が、彼らは皇族ではなくなってしまいますから。つまり、子供がバカでも学習院に行けるという特権がなくなってしまうわけなのです。自己のアイデンティティを守るために必死になるのは当然。それは何か馬鹿馬鹿しいですが、だからといって当人の必死さを否定するなんて可哀相。
「もう黙ってはどうか」なんて朝日新聞は何て残酷なことを言うのか。

で、何か最近では反対派の国会議員の署名が170人に到達したそう。
と数だけ見ると「集まったねぇ」という感じですが、確か国会議員は衆参両方を合わせて720名強なので、大体20%強。世論調査の結果とあまり変わりません。
仮に潜在的な慎重・反対派が同数いるとしましても350名で半数を超えません(己が保身と伝統を秤にかける奴を政治家として信用するかどうかという根本的な疑問もありますけど[笑])。
まあ、これが衆院に多ければ、衆院で不成立で法案不成立ということになりますし、内心はともかく、政府案に反対したがる社民・共産がいますので否決の目は十分にありそうですか。
もっとも、そうなると、小泉首相がキレて再び衆院解散なんてやるかもしれませんね。それが怖いから、安倍官房長官は「僕の意見は僕の意見、でも僕は内閣の一員だから、閣議の意見にはきちんと従うよ」みたいな微妙な言い回しに終始しているのかもしれません。

まあ、出すなら出すでさっさと変えてほしいし、出さないなら出さないで他の問題点とを優先してやってほしいなと思ったりもします。出来レースでもたもたしていて、本当に改善してほしいところを意図的に置いているのではないか、なんて危惧も抱いてしまいます。

ただ、ブーブー文句言ってる人達にも下のことくらいは冷静に分析してほしいなとも思います。
1.日本は立憲君主制であり、極端な話憲法に則れば天皇がいくら嫌だと言っても制度を変えること自体は何の問題もないこと。
で、憲法には万世一系なんてことを決めている条文はないということ。伝統が国政の根幹に関わるようなことを言う人が多数いますが、憲法にない以上、現実にはそんなものはデタラメであるということ。
憲法がお仕着せだとかそういうことを言うのであれば、しっかりと「憲法1条に万世一系の規定をいれるべきだ」と主張していればよかったものを、今になって何をいわんやというところです。そもそも、今になっても憲法1条を改正して…という意見をほとんど耳にしないのはどういうことでしょうか? 時間は60年以上あったはずなんですけど、その間黙認していたのでは? それとも、事の本質を理解するために60年でまだ足りないんですかね?

2.性急だとか言いつつも、既に愛子ちゃんが生まれてから何年も経過しており、その間十分な時間があったということ。
言うなれば、夏休みの最終日になって突然学校から「宿題をきちんとやっていない人はテストが100点でも5を与えません」とか言われ、「性急だ」と反論しているようなものです。宿題きちんとやってればそういうことにはならなかったということ。
時間が十分にあった以上、こういう展開になることも十分想定しうるはずで、何がどう「時間が足りない」のか。
予測していて何もしなかったのであれば愚かであり、予測できなかったのであれば無能であるということですね。

両側とも基本的には同じ主張に繰り返しで、他の疑問点などもまだ解消されていないですからねぇ。
疑問点など
何か、ただゴネてるだけという感もあります。

ちなみに、私は時間が経つにつれてどんどん容認派になっていますが、それは安倍さんとか麻生さんとか、世襲系議員が「伝統がどうのこうの」と言っているのが非常に気に入らないだけ、という側面が時間が経つごとに大きくなっているというのがありますかね。「つまり自分達の血統も大切にしろということかい」みたいな感じで。

久保1トップ?

2006-02-03 19:27:20 | サッカー
サッカーネタはこれくらいしかないので、しつこく日本代表のネタを続けます。
GKに二人負傷者が出たということで、都築と下田が召集されたそうです。
今日のスポーツ各紙には、アメリカ戦では二列目に小野と小笠原を並べて、久保をワントップで臨むつもりらしいという話がありました。
久保に対するジーコの信頼度をうかがわせる話です。

ただ、う~ん、久保の1トップ…
正直、あまりいい結果は生まないのではないかという気がします。
以前こちらで主張してみたのですが、FWが2人で点が取れない以上、点を取るためにはFWを増やすべきであって減らすべきではないと思うんですね。
前エントリでも書きましたけど、日本の優秀なMFは別にランパードやジェラード、ミンタルのように点を取るための抜け目なさなどを持っているわけでもなく、後方から局面打開のためのパスを出すような選手です。カカやロナウジーニョのような時にワンツーを使ってみたりとか、そういう起用な芸当ができない選手達です。そういう選手を揃えても、「船頭多くて船山に登る」、あまり意味はないと思います。
小野と小笠原を並べて二人にパスを出させる…
久保を殺す気なのか?ということ。
1トップでプレーするなら、正直MFには羽生とか森島を起用してほしいです。直接的に点を取るMFがいるわけでもないのに、単にいい選手だからという理由でMFを並べたところで何も起こるはずがありません。はっきり言いまして、それはレアル・マドリーがポジション適性関係なく、とにかくクラッキを沢山並べれば勝てると勘違いしているのと同じレヴェルの話だと思います。

ただ、アメリカ戦で1トップを起用するというのはいい話かもしれません。
惨敗して、「二度と使うか!」と思わせるいい契機になりうるでしょうから。
もちろん、そうは言いつつも小野なり小笠原が1トップになれば途端に意識改革される、などの特別な作用はあるかもしれません。そうなれば、もちろん使ってみる意義もあるのかもしれませんが、現実的には起点を減らしてますます攻撃の形が少なくなるだけかと思います。
惨敗で良し。変に中途半端な結果に終わって、「ヒデ、俊輔、小野をそろえれば」なんて思うようですと、ドイツでの日本の前途はかなり暗いものでしょう。
個人的にはそう思います。

急ぐ受験生、特急を止める

2006-02-03 06:21:22 | 日々のニュース
受験シーズンも真っ只中という感じですが、東京・三鷹では受験生のために特急が止まるという事態が発生しました。

中央線の停車駅については通常列車についてしか表記されていないので(通常系列なら中央特快でも三鷹に停車する)、受験生は特急「あずさ」が新宿の次は八王子である、ということを知らなかったのでしょう。
受験生の届けを聞いたこの列車、後続列車に影響がなかったようなので、特別に停止させたということ。ちなみにこの列車自体は2分遅れたそうです。

岩国の方では「痴漢です」の被害届を無視して発車させてしまった車掌もいたということで、それに比べてみるといい話、だとは思うのですが、個人的にはこういう受験生って多分落ちるんじゃないかなと思うんですね。

というのも、当日になってあたふた別のことに集中しなければならない人がいざ試験が開始すると集中力を研ぎ澄ますことができるのかといわれると、かなり疑わしく思えるわけですからね。上の受験生の場合には多分駅からも走って行ったのでしょうし、そんな状態でリラックスできるとはちょっと思いにくい。
そもそも、前日少し調べれば特急がどこに止まり、快足なら何分発に乗れば三鷹に行けるかくらいは分かるもののはず。それをしないで当日「乗り過ごす~!」トと慌てていたとしても、それは自己責任。
止まらなかったとしてもJRの運転士には何の落ち度もありません(むしろ止めたことに落ち度を見出す人の方が多いかも)。

私、学生時代に受験案内員みたいなことをやったことをありますが、「どう行けばいいの?」って聞いてくる人が本当に多いんですね。もちろん、そういう人が多いから少なくないお金を出して案内員を用意しているのでしょうけれど(笑)、その度に「当日になって慌ててたらダメだろうなぁ」と思ったものです。
その中には当然間違えて来る人もいたりして、そういう時に。

私「間違えちゃってますね。こっちじゃないですよ」
受験生「えっ、ど、じゃあ、どうやって行けばいいんですか?」
私「行くのはかくかくしかじかですけど、今から行っても間に合わないから試験監督者に伝えて特別に受験させてもらう方が…ってもうい行っちゃった」

みたいなこともあったりして。
滑り止めくらいで受けたのならともかく、本当に行きたい大学でこういうことをやって全力を出し切れないなら(この人の場合は遅刻もするわけですが)もったいない気がします。

勉強するのももちろん大切ですけど、準備も負けないくらいに大切なわけですからね。会場が逃げることなんてのはまずないでしょうし、前日の二時間程度を割くだけで、当日落ち着いて行けるわけで。
当日何とかなると思っている方が甘いんじゃないのかなあと思ったりします。

変なことで悔いを残したりしない受験をしてほしいものです。

なお、JRは東北の方でも同じような措置をとったのだそうです。「二度あることが三度あると思わないで」とも言っているようですが。
「受験生の皆様は駅を間違えないよう、停車駅をよくご確認してからお乗りください。通過したことによる責任をJRは一切取りません」くらいのアナウンスをしないといけないのかもしれませんね。