誤解だらけの年金70才ニュース

今日の確定拠出年金のセミナーでこんな質問が出ました。

「確定拠出年金は60歳からもらえるとのことですが、そのうち70歳からなんて法律が変わるんじゃないですか？国の年金も70歳になるなんて新聞に出ていたし！」

新聞↓に出ていた。ってのはこの話↓

年金受給開始７０歳以降も可　高齢社会対策大綱案の全容判明　６５歳以上一律「高齢化」見直し　６０～６４歳就業率６７％目指す 産経ニュース

さてさて、この質問に対しての回答は、

確定拠出年金の受け取り開始年齢が70歳になるとの改正案は一切出ていません。

確定拠出年金は個人名義で積み立てられていて、
給付額も保証されているわけではないので、
国が法改正をして70歳したところでメリットはないと思います。

また、懐が苦しい国の年金を補完する意味合いが強い制度なので、70歳にすると国にとっても都合が悪いかと。

新聞記事については誤解があるようです。

現在、年金の受け取り開始年齢は65歳で、70歳まで繰り下げできますよ。
繰り下げしたら、ちょっと年金額も増えます。
となっています。

新聞に書いてあるのは、70歳以降まで繰り下げできるようにしようかな。
そしたら、もっと年金額が増えるようにします！

つまり、全員の年金を70歳にすると言っているわけではありません。

もちろん、そんな改正案が出てもおかしくはない状況ですけどね

北見の空。美しい！