人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

キャサリン・サンソム『東京に暮す 1928-1936』(岩波文庫)

2008-11-29 07:42:20 | 読書
岩波文庫にはいいものが含まれている。本書もその一つであるが、どのくらい売れ
ているのか、採算がとれているのか分からない。




戦前(昭和初期)の、ある意味では「よき時代」がよみがえる。一概に戦前より戦
後の方がいいとは言えないであろう。

ちょっと横道になるが、「封建的」とか「民主的」などとレッテルを貼ることは危
険なことなのである。


著者は英国の外交官夫人。
「本書は『東京での生活はいったいどのようなものですか』という友人や親戚の問
いに答えるつもりで書いたものです。 1936年1月」とある。

和辻哲郎が活躍していた、昭和11年のことである。キャサリン53歳。和辻47歳。

(本日から、テンプレートをXmas「もみの木」に変更しました。)


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