酒酒楽楽

酒酒落落という言葉があるらしいですが、私の場合は『酒酒楽楽』で、お酒と共に楽しい人生を送りたいと考えております。

「合併しない町宣言」から「自立していく町」そして『元気な子どもの声が聞こえる町』へ

2006-11-29 20:25:02 | Weblog


長いタイトルになりました。

ここは、数年前に「市町村合併をしない町」を宣言し、全国に知られるようになった町の古びた庁舎です。

11月27日の小雨の降る中、私達は福島県矢祭町を訪問しました。

矢祭町は県の最南端の町で、茨城県境にあります。

町の中心部は水郡線の東館駅で、大子(だいご)駅(茨城県)は二つ目の駅になっています。

人口約7000人の小さな町が、今何故注目を浴びているのでしょう。



商店街です。



8月のことです。

町の商工会で発行しているスタンプ券が、公共料金や税金の支払いに使えるようになりました。

テレビや新聞で知った私達は、その経緯と経過を聞くためにやって来ました。


            (矢祭町商工会会長さん)

北海道新十津川市商店会の方々(4名)と合同での説明会。

会長さんのご挨拶等々。続いて全員の自己紹介などが行われ・・・



行政側から町の自立課のグループ長のTさんです。


矢祭町は合併しない町を宣言してから、『自立していく町』を目指しているために

このような“課”が出来たのです。

今までに600もの団体の訪問を受けているそうですが、お忙しい中にもかかわらず、笑顔で説明してくださいました。


このTさんと商工会女子職員のKさんとの電話のやりとりで

Kさんが「町民号の参加費用をスタンプで払えればいいのにね」と話したのがきっかけだそうです。

注)町民号

 水郡線の存続のために毎年実施している町主催のイベント。列車の中で町民がコミュニケーションをとりながら東京・明治座へ行く


それを聞いたTさんが、税金や保育料金、水道料金など公共料金の全てに利用出来ることにしてはどうかと考え、

翌日さっそく町長に提案すると

「それはいい考えだ、さっそく実施できるようにしよう」

となり、猛スピードで実施されました。


9月17日の敬老会では、80歳以上に贈られる祝い金には商品券が贈呈され、

その後、区長、消防団員の報酬なども商品券で支払われることになっているということです。



「スタンプ」と「商品券」

ウン百万円以上の“オアシ”が町内を駆け回ります。

商店街が潤い、滞納も改善されることでしょう。ゆくゆくは町の活性化へとつながっていきます。



最後に、Tさんに図書館造りについて質問してみました。

たまたまTさんが福島での会合で

「町には図書館がない。欲しいけれども予算が・・・」

と話したことが新聞記者の耳に入り、A新聞、M新聞に取り上げられたそうです。

「お金は一銭もかかってないのです」と。



その結果、善意で全国から贈られてきた本が現在26万7千冊。

ボランティアの方々により、急ピッチで分類作業が行われています。



「環境とリサイクル」が目にとまりました。



それから、こんな本も。



『元気な子どもの声が聞こえる町』がTさんたちの夢です。




<おまけ>



図書が届けられた施設です。

屋根が波を打っているように見えますが、町内の山並みを表現したものです。




心支えた「ブログ」

2006-11-23 17:00:28 | Weblog

      (11月20日付福島民報より)


第18回市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)は、19日白河市総合運動公園陸上競技場から福島市の県庁までの16区間、96.2キロのコースで開かれ、53の市町村が出場しました。

福島駅伝2006



翌日の新聞の見出しは・・・・・

「駆け抜けた新風」初Vの須賀川(注:市の部優勝)

「一丸で悲願達成」町の部初優勝の三春

文字の大きさに比例するかのように監督を胴上げする写真も大きい


それに反し、村の部優勝は

心支えた「ブログ」泉崎(注:村の部優勝)

こちらは文字が小さい上に、写真までも半分程度の大きさ。

が、この心支えた「ブログ」に私の目は釘付けとなりました。


『中学、高校、社会人とそれぞれで練習することが多く、合同の練習時間がなかなか取れない。つながりが希薄となりがちな選手達の気持ちを結びつけるため、選手達が携帯電話などで自由に書き込めるブログを作った。』(福島民報より抜粋)

選手等が練習の状況や悩みを書き込み、監督がアドバイスを書き入れ、

泉崎中陸上部OBらも悩みの答えてくれたほか

一般の人たちも励ましのメッセージを送ったそうです。


『肩を抱き合って優勝を喜ぶ選手を見て、瀬戸主将は「みんなの心をつなぐことができた」と話し、選手の頑張り、住民の応援に加えて、ブログの力が優勝に大きく貢献したと確信している。』


ブログはいろんな面で力を発揮してくれてますね。


またまた思い出しましたよ。日本縦断駅伝。

大学卒業を前に日本縦断駅伝というでっかい夢を描いていた若者達と出会えたのは今年の1月のことで、きっかけはやはりブログでした。

ブログ友の皆さんと一緒にこの若者たちをブログで応援したり、3月11日には須賀川市の沿道で中川君の走りに声援をおくりました。

8人のランナーから感動をいっぱい頂きました。


思えばその8人の若者達も日本縦断駅伝ブログを媒体としてお互いに励ましあっていたのではないでしょうか。

ブログは今でも続いているようですよ。


泉崎村の井上選手(田村高三年)は、ブログを「見ているだけでやる気が出た」と感謝しているそうです。




『ブログの効用』

これからも期待しております。


                            国際千葉駅伝の日に








我が家の食卓から

2006-11-18 22:00:02 | 料理
     

先日、けやきの「あらら日記」しんみこさんから「ジャガイモと玉ねぎと鱈の組合せ」が意外とグーであることを教えて戴きました。

ジャガイモと玉ねぎはどのように切り、大きさはどのようなものかも知らないまま始めてしまいましたが、

出来上がりが結構良かったので掲載してみました。


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①ジャガイモをイチョウに切り、鍋に入れる。水はひたひたの量。料理酒も。

②煮立ったら玉ねぎを加える。

③次に真鱈を加える。

④ジャガイモがホクホクになったら塩で味を調えて出来上がり。

さっぱりした美味しさです。



<鯖の味噌煮>

     

夕べ、お友達から鯖を沢山頂きました。だんな様が海で釣ってきた鯖です。

どのような調理法がいいのか分かりませんので、田舎暮らしさっちゃんに相談しました。

夜遅くまで時間をかけてコトコト煮て、ようやく出来上がったのがこの味噌煮です。

骨が柔らかくなるまで長い時間水煮して、柔らかくなったところで味醂と味噌で味付けをするのがミソです。

これはちょっとミスをしてしまい、尾っぽが切れてしまったものもあります。

残りは竜田揚げにする予定なので、3枚におろして冷凍庫に入れてあります。



<???>

     

実は、掲載しようかどうか迷いに迷ったのがこの作品です。

この間の「ゆうゆうフェア」の時に、お姉様達がバスの中で話していたのを思い出しながら作ってみました。

何分にもレシピがない上に記憶も定かではありませんのでこんな具合になってしまいました。

“豆腐の天ぷら”です。豆腐の水を切り海苔で包み、衣を付けて揚げました。

衣をもっと薄くすれば良いのかも知れません。


<おまけ>

     

映画「フラガール」を観て来ました。

映画館は「ロードオブザリング」以来です。あれは観ているときから疲労感がありました。

今回の「フラガール」は、泣いて笑って最後に心地よさが残りました。とってもいい映画でした。

流石、アカデミー賞の候補だけあります。

一番印象に残ったのは・・・・・

松雪泰子演じるフラの先生が、見切りをつけて帰ろうとしたときに、

駅のホームでフラガールたちが先生に向ってフラの振りで訴える場面。

「先生、行かないで!」

「私達は先生を愛しています!」

「一生懸命練習します!」

フラの振りは良くわかりませんが、多分こんなことでしょう。

涙が頬を伝って流れました。



一人の女の子がフラを諦めて家族と共に夕張へ引っ越していく場面、

しずちゃんのお父さんが落盤で死に、それでも笑顔で踊らなければならない場面なども強く印象に残っています。



スパリゾートハワイアンズ(旧ハワイアンセンター)が出来るまでには、いろんな苦労があったのですね。

つぶやき未歩さん のブログで全国に数え切れないほどのテーマパークがあり、

衰退の一途を辿っているところもあるようですが、

スパリゾートハワイアンズはいい線をキープしていることを知りました。









山茶花の咲くころに

2006-11-11 21:00:04 | 家族のこと


6日(月)の朝、千葉に住む二番目の姉から電話がありました。

長姉の様子がおかしいので見に行けないかと言うのです。

久しぶりに電話をしたら、いつも電話口に出るはずの長姉が出ないで替わりに病気療養中の義兄が出たこと、

その義兄の声に張りがないし、加えて、長姉は吐き気がしているようだとも言います。

     


24年前の悪夢が甦り、落ち着いてはいられなくなりました。

しかし、夫は会議のため出かけた後でした。そのため、私は家を離れられません。

実家のすぐ側に住み、長姉の家にも近い妹に連絡すると、風邪のため病院へ行ったとのことでした。

姪(姉の長女)の携帯に連絡すると、定休日ではあるが、これから講習会がありその会場へ向っているのだと。

OH!万事休す。なんていうことでしょう。



24年前の悪夢とは・・・・・
6月○日   父が脳血栓のため入院

8月○日   父外出の許可が出る

8月○日   父救急車で病院へ戻る  高校野球を見て血圧が上がったらしい

8月○日   くも膜下出血と診断され、兄弟全員が招集されました。

「1週間以内に手術をしなければならない。しかし、手術をしたとしても100パーセント生きられるかどうかは分からない等等。結局、手術をお願いすることとなり、輸血用の血液を集めなければならなくなりました。
親戚、知り合いにお願いしてどうにか手術当日10名の方に輸血のために病院へ来ていただくことが出来ました。

       
8月25日   父くも膜下の手術を受ける

10月19日   いっこんま、帝王切開で娘を出産

10月25日   父退院  私の入院していた産婦人科へ母と弟が寄り、赤子を見る

11月6日    いっこんま退院 実家へ寄り、両親に赤子を見せる

11月8日   仙台の友人二人が来郡

11月9日   母倒れる  頭がが~んと痛くなり、吐いた。

11月10日   くも膜下出血のため手術

11月18日   母死亡



くも膜下出血の初期症状として、「ハンマーで殴られたような頭痛」と「吐き気」があるそうです。

ですから、姉の「吐き気」は大変気になりました。





午前11時、夫が会議を抜け出して帰って来ました。お客様の葬儀に出席するためです。

「あたし、姉ちゃんとこに行ってみるね」

「ああ、いいよ」

携帯で連絡していたので、内容は大体知っています。

(しかし、なんてやさしい人でしょう。感謝してます。)


夫が急いで着替えて葬儀へ行っている間に、私も出かける用意をしました。

姪(姉の長女)と妹にも用事が済み次第、姉の家へ行くよう連絡をして・・・





さて、姉の家へ行くまでの間、私はどんなに心配したことでしょう。

『布団の中で意識がなくなっている姉』と『側でおろおろする義兄』

私の目に写るものは・・・この二つでした。


ところがです。

姉の家に着くと・・・

当の本人は、顔色は悪いが洗濯したり家の内外をうろうろしているではありませんか。


ええ~~っ?!?!


程なく、姪も妹も心配顔で到着しました。


とりあえず、かかりつけの内科で診て貰うことになり・・・・・姪が連れて行きました。



その間、残った3人でおしゃべりをしながらの昼食です。

義兄の日頃の不満を聞いてあげました。




姉の病名はといいますと・・・・・風邪からくる吐き気だということでした。

点滴をしてもらって気分が良くなったのか、ニコニコ顔で帰ってきたのでした。

一件落着です。

この4時間余りの間に心配したり泣いたり笑ったりと幾つもの心の変容がありました。

今は、皆ほっとしています。





24年前の今日、母は未だ眠ったままです。時折右腕と脚がぴくぴく動いていました。

10日間の脳死状態のまま、11月18日の夕方に母は旅立ちました。娘が生まれて一ヶ月後でした。

山茶花の季節になると思い出す悲しい出来事です。



もう一つ。

その頃、義父が孫の生誕記念にとピンクの山茶花を買って来て、鉢植えのそれを陽の当たる縁側において嬉しそうに眺めていました。

その義父も孫の成長を見届けないまま逝ってしまい・・・・・

その後、義父の書類を整理していた時に義父の綴った歌を見つけました。

母を亡くし、悲しみをこらえている嫁を気づかう歌でした。





11月12日の東日本女子駅伝の結果報告

1位 群馬県  2時間20分37秒

2位 福島県  2時間21分30秒
 
3位 茨城県  2時間22分26秒

4位 神奈川

5位 千葉

6位 宮城


3区から一位をキープしていた福島は、最終9区で群馬のアンカー芳賀麻里奈にかわされ、惜しくも優勝を逃しました。

芳賀麻里奈は福島県の出身です。故郷に錦を飾ることが出来、最高の笑顔でゴールテープを切りました。

渋井陽子を擁し優勝候補に挙げられていた東京は、一区で思わぬハプニングがあり、注目の渋井が5人抜きと健闘するも9位に終わりました。



環境に優しい生活 (EMせっけん)

2006-11-04 23:15:27 | 環境問題
10月4日に「EM石鹸つくり」の講習会がありました。作り方をご紹介したいと思います。

以下は、写真と説明文の並べ方の練習を兼ねています。
       

          <EM石鹸の作り方>
EMせっけんづくり①米のとぎ汁発酵液(900ml)にEM-Xセラミックスパウダー(100g)を加えてフタをし、良く振ります。 ②ポリバケツに化成ソーダ(450g)を入れ、①を加えて棒でよくかき混ぜ化成ソーダをしっかりと溶かします。(写真)  注)化成ソーダは手や衣服につくと危険なので、マスクとゴム手袋を着用します。

③化成ソーダが溶けたら廃油を混ぜます。(写真)廃油

EM石鹸つくり<td width=④マヨネーズのようになるまで棒でよくかき混ぜる。(写真)

⑤マヨネーズ状になったら牛乳パックに詰める(写真)EMせっけんづくり





翌日切りやすくなったところを見計ってカッターで切りました。

風通しの良いところで乾燥させます。

本日(11月4日)の写真は下の通りですが、あと2ヶ月経たないと使えません。

       

          来年のお正月開けに初使用となります。



因みに私がかれこれ10年も前から使っている化粧せっけんはこちらです。

本体価格が3,900円です。

          

勿論来年からはEM石鹸に切り替えます。

天ぷら油の匂いなんて気にしません。


          

           

これは、昨夜私が編んだ“アクリルたわし”です。

スポンジたわしの替わりに“アクリルたわし”を使います。

食器用洗剤と水の節約になります。


プロのmさん(おいしいごはん?)には笑われそうですが、

何年も押入れの中で眠っていた毛糸と編み針を引っ張り出して、

「もったいない福島2006」で買ってきた大越町女性部の

「節洗さん」という名のアクリルたわしを参考に編んでみました。

市販のスポンジたわしと違い、手に良く馴染んで使いやすいですよ。





長いことブックマークは開かずの間でしたが、この度ようやく開いてみました。

皆様の承諾がないままブックマークに追加させていただきましたので、どうぞご了承下さい。

本来ならお一人お一人にご挨拶をしなければなりませんが、どうかこの場でお許し下さいますように。

尚、お知り合いになった順にとも思いましたが、一応分かりやすく「あいうえお順」にしましたので、悪しからず・・・