たまやんの「大きい画像の貼れるブログに引っ越したい」

お久しぶりです。ネタバレあります。

「テッド」

2013-01-20 23:08:31 | 映画感想
(2013年1月20日 MOVIX三好 2012年・米 ヴィスタ SRD 106分 R-15+)

友だちのいない孤独な少年ジョンは、神様にあるお願いをする。すると奇跡が起こり、大好きなテディベアのテッドに魂が吹き込まれ、人間のように動いて喋り出したのだ。以来、片時も離れず友情を育んだジョンとテッド。27年後。ジョンはすっかりダメ男に成長し、一方のテッドはエロ熊になっていた。



※少しネタバレあり※

猫、パンダ、ゆるキャラ…皆、もふもふに弱いのか、日本でもまさかの大ヒット!
20日のMOVIXデーなのもありますが、この日は中箱が毎回満員になってました。

「しゃべるクマが一気にオジサン化」のワンアイデアで勝負するこの映画。
ともすれば出オチで終わってしまいそうですが、日本だとドラえもんに置き替えられそうなリアルな友情もの、男子の成長ものとしてキチッと話を作ってるから最後まで入れ込んで観ていられる。
入れ込み…この話は何かに入れ込んでる大人にはちょっと辛いんじゃないでしょうか。
ファレリー兄弟の「2番目のキス」でも同じような問題が扱われてましたが、こちらもかなり辛辣。

更に楽しいのは下ネタとともに全編に散りばめられハリウッドの映画・芸能ネタ。
半分以上は向こうの人でないとピンと来ない感じながら、分かるネタについてはひとつひとつに愛情を感じる。
しかも不意打ちのようにブッこんでくるものだから、どんな映画をパロってるのかは事前に知らない方が絶対に楽しめます。

ボーダーラインは「ダメな方のスーパーマン」がギリギリ笑えるか笑えないかってとこですかねえ。
分かるとメチャクチャ楽しいけど、知らないと…どうなの?
ここで笑えという作りじゃないから、若い人はフラッシュ・ゴードンとかトム・スケリットのくだりとか華麗にスルーしちゃうんだろうな。
もちろん、スルーしても楽しめるのはサスガだと思いますが。
(町山さん監修の日本語字幕も、日本人が楽しむんだからあれでいいと思いますよ)

比較的分かりやすいインディ・ジョーンズのネタは結構細かくやってるのに感心。
個人的に大好きなパロディ映画の「フライング・ハイ」、あれはパロディじゃなくて完コピでしょ!

さんざん笑わせて泣かせた挙句のあのラストは反則!でもあのネタでごはん3杯はイケますわ。


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