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お久しぶりです。ネタバレあります。

映画「鈴木先生」

2013-01-27 20:14:57 | 映画感想
(2013年1月24日 ミッドランドシネマ名古屋空港 2013年・日 ヴィスタ SRD 124分)

理想のクラス作りに燃える中学教師鈴木は、女子生徒小川蘇美をスペシャルファクターに据えた実験教室に手応えを感じ始めていた。やがて、2学期を迎えた学校では生徒会選挙と文化祭の準備が進む中、鈴木先生の天敵足子先生が休養から復帰する。そんな中、ドロップアウトしてしまった卒業生勝野が小川を人質に学校に立てこもるという最悪の事件が発生する。


評価の高かった実験教師ドラマの映画化。
映画単体でも楽しめるとは製作側のコメントだが、やはりこれはドラマ10話まで見ないと物語の真意が見えてこないと思う。

連続ドラマからそのまま続く世界観とテーマ。
何と言ってもタイトルが「鈴木先生 LESSON11」だからねえ。

10話が鈴木式教育メソッドの集大成なら、映画版はそれが外に使えるかの応用編。
今回も生徒たちが行動して先生は見守る展開だから、看板の割には…と、ちょっと不満ではある。
でも、ドラマで少ししか喋らなかった生徒にスポットが当たったり小川さんが活躍したりするので、ドラマファンには嬉しいところもあり。

ドラマのテーマである「今の学校教育は、手の掛からない生徒の心の摩耗の上に支えられている」
から発展した「正しく育った子供は、社会に出ても通用するのか?」が今回。
学校内の問題が公園の喫煙所撤去の要因となり、それがまた学校内の問題となり…と、学校が社会と繋がる構図を描いた脚本が上手い。

映画を意識してか、生徒たちの反応がドラマよりも芝居がかってたのが残念。でも、鈴木先生のフィナーレとしては悪くない。


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