瀬戸屋敷には昭和のはじめ頃から使われている農機具が軒下においてありました。
われわれが子供の頃にはまだ使われていたものがありました。
右手で風を送り左手で籾の量を調節しながら、籾とごみを風力で選別します。籾は手前の
口から落ちてきて、ごみは横から噴出します。主に稲と麦の収穫のときに使いました。
牛や馬に引かせて、田植え前の田んぼの整地に使った道具です。これが使いこなせるには
経験が必要です。牛や馬は人を見る目があって、初心者には言うことをききません。
左は扇風機足でこぎます。豆などの実とごみの区分けに使います。右の車の付いた
細長いものは除草機です。稲の畝の間を引きずり歩いて雑草を取り除きます。
瀬戸屋敷の土蔵の2階で、チョークで描いた絵が沢山展示してありました。チョッと見ただけでは
チョークには見えないくらい素晴らしいものでした。はじめて見る絵画でした。
去年は展示してなかったので今回が始めての展示だと思います。
私は絵のことはまるっきり分かりませんが、素人が見てもひきつけられるので
絵の好きな方には応えられない出会いだと思います。
このような絵を見ると子供の頃の故郷の景色を思い出します。
小田急線開成駅からシャトルバスで約10分、今年も瀬戸屋敷でひな祭りが開催されています。
南足柄市と同時公開なので、ここと資料館とは無料のシャトルバスが運行されています。
詳しいことはコチラ
http://www.kaisei-hinamatsuri.com/
私は先に足柄のほうへ行ってきたので、ここへは1時ころの到着でした。
バスで運ばれて来るお客で室内はものすごい混雑でした。
ここのおひなさんは近所の人が昔使用していたのを持ち寄って披露しているので
あまり古いのはありません。昭和初期のころからのが多かったです。
住宅事情が緩やかなころだからこれほど立派なひな壇が飾れるでしょうが、
私の家では場所がないので、娘のおひなさんはガラスケース入りでした。
資料館は広いので展示品も半端な数ではありません。ただつるし雛は比較的新しいものが多い
ような 気がしたのでこの種類は最近になって製造されたものかなと疑問に思いました。
2月14日より3月31日まで南足柄市の郷土資料館でひなまつりが行なわれています。
開成町の瀬戸屋敷と同時開催ですから一日楽しめます。
詳しくはコチラ
http://k-mask.jp/maruta/index.html
ここは資料館というだけあって、明治時代のものから戦時中のものまで
多数展示してあり、雛に関する資料としても価値のあるものばかりです。
いわゆる変り雛も豊富にそろえています。紙で作ったものや、
石や貝殻で作ったものまで、興味をそそる雛もありました。
小さなものも工夫が凝らされています。写し始めるときりがないくらい沢山の変り雛が
揃っています。古いものから珍しいものまで、時間の過ぎるのがあっという間です。