けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

映画「草原の椅子」(成島出監督)

2014-02-19 18:37:08 | 映画
週末に映画「草原の椅子」(成島出監督)をDVDで観た。



宮本輝さん著の原作は、昨日書いたとおり、既に読んでおり、映画も楽しみにしていた。

出演は、遠間憲太郎役に佐藤浩市さん、その親友の富樫重蔵役に西村雅彦、
遠間が好きになる篠原貴志子役に吉瀬美智子さん。とても魅力的である。

詳細は書けないが、是非、多くの人に見てもらいたい作品である。
原作本と同様、台詞がとても心に響く素敵なものが多い。

「どない理屈が通っていても、人情のかけらもないものは、正義じゃない。」

「足が竦んでも、地に足を着けて踏ん張っていれば、自分の大切なものを見失うことはあらへん。」

「正しいやり方を繰り返しなさい。」

「幸せの気配がちゃんとあった。」

時間的な制限もあり、原作を忠実に再現しているわけではないが、映画は映画として非常に良かった。

特に良かったのは、やはり出演者の演技と監督の演出である。

下記は(超映画批評より転記)であるが、まさにそうである。

『主人公がえらい美人の骨董品店主(吉瀬美智子)に一目ぼれし、いろいろと知ったかぶりをしつつ
 皿を購入する場面。その皿にもったコロッケに(皿につかないように)ソースをかける場面。
 こういう何気ないシーンの間の取り方のうまさといったらない。思わず笑ってしまうし、同時に
 この男に共感してしまう。情けないシーンが続出の佐藤浩市が、とてもいい味わいである。』

また、吉瀬さんは、相変わらずとても綺麗で魅力的であった。



テーマとしては決して軽いものではないが、観たあとに清清しさの残る作品だと思う。




コメント
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