今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

名残りの夏

2012年09月14日 20時36分33秒 | きもの
残暑がきびしいとみんな云うけれど、
寒いのよりよっぽどマシである、
と思っているのはワタシだ。

さて名残りの夏を。



高級花火。
秋櫻舎の押し入れから出てきた。

火をつけて燃しちゃうのが何だかもったない。
火薬を包むのは手すきの和紙で、
なんと染色は草木染め。

プレゼントにいいなと思う。
もらったらうれしいもの。



明日は「青山ゑり華」さんで一日過ごす予定。
湯文字レッスンと美しい胸元づくりレッスンの二本立てだ。
それぞれ定員15名があっという間に
埋まっちゃったというからすごい。
そしてうれしい!

胸元づくりはバストが大きい人に
特に焦点を当てた内容にしているのだけど、
その前にまずは長じゅばんの種類について
比佐子さん、みっちり話すみたい。

長じゅばんには
「ばち衿」「棒衿」「広衿」の3つがあって、
たいていはお客さまが個人的にリクエストしない限り、
どの長じゅばんの仕立てになるかは、
お願いしている呉服屋さんの好みで決まる。

秋櫻舎は広衿派。
写真は向かって左の藤色のほうが棒衿、
右が広衿をひろげた状態(着るときはこれを半分に折って着る)。


お次は足袋の老舗専門店「向島めうがや」さんに
みなさんをお連れしたときの写真。

そう、みなさん、
足袋を誂えるためにここへやって来たのだ。

8月の中旬。
お盆休み直前のこと。






足を採寸中。



めぐみさんが連れてらしたロシア人のヤニーナちゃん。
日本語ぺらぺら、そして着つけができるのだ。
これも自分で着てきたんだって。

感心しちゃう。




白い肌、アイスブルーの瞳、
そして顔がものっっすごく小さいヤニーナちゃんである。
ほんとにちっさい(ゲンコツくらいしかない)。

柄足袋をもって。
すぐにポーズしてくれる。

キュートでしょ?



採寸後はみなさん興味津々で
ご主人の石井さんに質問攻め。


落語聴きの石井さんゆえに
店内には落語好きにはウハウハのアイテムがたくさん・・・。



超素敵な紙切り芸人、正楽さんが切った
各噺家のカレンダー。
かわいい・・・。





芸者さんや芸人さんの千社札が
店のあちこちにぺたぺた貼ってある。

写真に撮った千社札のセレクトがかなり偏っていますが
許してください。




たまきさん。
ブルーとグリーンの配色が涼しげ。



ヤニーナちゃん&めぐみさん。
めぐみさんはアンティークの紗の小紋。
こんなにカラフルな夏の小紋って
今はなかなかないんだよなあ。



姐さんも加わって。

光の強さも、着ているきものも、表情も8月のそれ。
夏真っ盛りのそれ。


くたびれたので、浅草まで戻り
「カフェ・ムルソー」でお茶。



ムルソーは隅田川に面している。
スカイツリーや金の雲を見ながら、
川風に吹かれるのはいいものだ。

我々はケーキやらビールやらを楽しみながら
きもの談義。




というわけで。
名残りの夏でした。

それから本日「KOSMOS」を発送しました。
お手元に届くのは連休明けあたりでしょうか。

今回はここでも取り上げた「めうがや」さんの
誂え足袋について、いろいろ書きましたので、
こちら、どうぞおたのしみに。


それではみなさま、
3連休をお楽しみくださいねー!

ワタシは明日一日がんばろーっと!






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