今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

おやつとトイレ

2010年07月13日 22時04分58秒 | 芸能・アート
今日は横尾さんの真っ赤な「ART PLANET」Tシャツに
黒のストレッチ・パンツという夏の出で立ちだったのに、
なぜか涼しい日で、夕方には肌寒いほど。

暑かったり、寒かったり。
色ーんな日があるけれど、ワタシたちは
生きているので、いちいち全部覚えてなどいない。
「神秘的」ってこういうところですごくおもう。

さて、お中元シーズンということで、
おいしいおやつ第二弾。

またまた京都。
和菓子の老舗「老松」の「夏柑糖」。



これは夏みかんの果汁と寒天を固めたという
シンプルでよくありそーなお菓子なのだけども、
香り高く、固さがすばらしく、なんともうまい。
叶姉妹も大すきというところも素敵。
あと京都の老舗ならではで、ラッピングセンスも美しい。



加えて。
比佐子さんのブログで、歌舞伎や文楽では
女性トイレは長蛇の列をなす一方で、
男性トイレはガラガラとあったけれど、

http://blog.goo.ne.jp/kosmos8/e/c1d8da49fc91e44ee32f817641ea16dc

同じ伝統芸能でも、落語は逆かも。
真逆かも。

女性に人気の噺家の会ならば、
女子トイレもそこそこ混むが、
それでも男性陣のトイレ行列という珍しい光景が
常に見られるのが落語という芸能。
それだけ男の人が多い。

一番びっくりしたのは
TBS落語研究会か。

この会は、伝統と格式ある落語会として大変有名で、
会場はいつも文楽公演をやる国立劇場小劇場。

ふつーの会と大きく違うのは「ご常連席」があること。
月に一度開かれるのだが、ご常連席は年間を通して
同じ席をキープできちゃうのだ。
冬の最中のご常連席発売日は徹夜組が続出である。

で、ステータス感いっぱいのこの会。
一度だけワタシは代理で行ったことがある。
ご常連席の一人が入院しちゃったとかで席が空いた。

「小三治がトリ。来る?」

「行く!」

ふたつ返事で馳せ参じたのだけど、
これがまあ、いやあ、びっくりのし通しで。

まず件のトイレ事情。
この会ではなんと、2つある女子トイレの
1個をつぶして、男子トイレにしていたのだ。

次に、お客が笑わない・・・!すごいから。
全くではもちろんないけれど、他の会なら
軽く笑いが出るようなところでもそうそう出ない。
ちょっとやそっとじゃ笑わない。

いいなあ。
やっぱりね、その人の人生は笑いどころに映るもの。
おかしみっていうのは、決して笑いとイコールにはならないから。

会場を見渡せば、仕立てと生地がよい、
バッジのついた背広を着ている殿方率も多く、
ああ、Tシャツ&パンツで来なくてよかったよと
思ったのも懐かしい思い出。

ちょっと緊張する落語の会は初めてだったけれど、
浮いてる感を覚えるのも初めてだったけど、
それでもワタシは、こういう会があるのはいいなと思う。
オトナの男たちがこっそりと、プライベートで、
そして独りで憩う場ってやっぱり日本から
消えてはならないなあと。


というわけで。
とっ散らかったままですが、
それではまた。