かおりのなんだりかんだり

仙台のパーソナリティー。野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスター。
2児の母の日々なんだりかんだり☆

ボンディファームと秘密の農法

2009-04-22 19:47:25 | 野菜ソムリエ
前回の記事で「フツーじゃない畑」と書きましたが、
それってどういうこと~~~~~


自然環境循環型農法で、
農薬や化学肥料を使わずに野菜を作っている
というんです。

一体、ハリーポッター鹿股さんはどういう魔法…いえ農法を!?!?
謎を解くべく、実際に畑を見せて頂きました







こちらは≪白菜…の菜の花≫
白菜???結球してないし、バッサバサやん
そう、こういうのを『バサナ』と言うそうです。バッサ~となってるから
本来の白菜より、早めに種をまいて、菜の花用に作ったそうです

でも、もっと驚くものが・・・

↑の画像を見て、なんか感じることありませんか



もっとアップにしてみましょう・・・どうぞ↓




草ボーボー

鹿股さ~ん、お手入れして下さ~い


なぬわざと、ボーボー


「へたに草とりをしない」

「うなっているとろと、そうでないところのギャップが大きくない、
 というのが私の有機(栽培)の基本」


鹿股さんがおっしゃいます。


つまり、畑と、その周りの生態系のギャップを作らない
ということを心がけているんだそうです。


案内して頂きながら、目からウロコのお話が次々と飛び出します。




「ほどよく天敵の虫がいて、草に野菜が淘汰されないくらい
 (野菜より一段低いくらい草がある状態)生えてる状態で
 穏やかに育てると、味もバランスのとれたものが出来るんです。」

「味をこくすることは簡単。でもそうすると、ノイズ(雑味)が
 入って、角が立ってうるさくなってしまうんですね。」


つまり、「甘い」など、一つの味が際立つがために、
他の必要な味・酸味や苦味が少なくなったりして、
さらには、変なえぐみが出てしまったりする、ということだそうです。


鹿股さんの求める味は、
それぞれの野菜本来が持っている、バランスのとれた「まあるい味」。


いろ~んな葉っぱを食べて、
そのお味を確かめさせて頂きました




こっちでむしゃむしゃ。



あっちでむしゃむしゃ。

きれいな女性陣も、男性も、
絵本に出てくる【はらぺこあおむし】にへんし~ん




どれも、確かに特別甘い!というわけではありませんでした。
白菜の菜の花は優しい甘みと苦み。

本来、苦味や辛みのある野菜(からし菜など)は、
最初はほんのり甘くて、そのあと、苦味と辛みがきちんとあります。
ピリリっとした大人の味。


これが鹿股さんの言う「まあるい味」なのかもしれません。

鹿股さんご自身は
「ぼんやりした私が作るから、ぼんやりした野菜が出来るんですよ。
 性格が出ますからね。」
なんて柔らか~い表情でおっしゃってました





それにしても、覚えられないくらいたくさんの品種がありましたよ


↑≪三陸つぼみ菜≫




↑≪コウサイタイ≫



↑≪黒キャベツ≫


「一つの品目だけを作ったら、土は疲れちゃうんじゃないかな?」

大きな敷地でたった一人、利益のための多量少品目でなく、
規格にこだわらない少量多品目でやってらっしゃるそうです。




そんな鹿股さんからまたもやビックリ発言

「どの植物も独立しているわけではないんです。
 土の養分を吸ったりするだけではなく、
 おしっこ、うんち、おなら、ゲップまでしちゃうんですよ」

なんですと
ゲ、ゲップ!?!?お、おなら!?!?

 

≪ニンニクの畝≫(土:「ゲフ~」)



≪ニンニクの葉≫ (土:「プゥ~)」


ほんとだ(←聞こえたんかいヽ(-Д-;))

草も「ニンニク、うわ、くっさ!」って感じなのでしょうか

どうやら、ニンニクは揮発成分など、出る作用がより強いから、
草があまり生えないらしいです。


なんだか、土も、草も、野菜も、まるで人間のよう…




そんな鹿股さんが野菜づくりを始めたのは、10年前。

最初の5年はいろんな資材を使ったりしてみたそうなんです。
でも、それはいらないよ~と畑から学んだそうです。

「畑が私の教科書」
「ほとんどのことが、現場でなんとかなるんです」

事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ!!
織田雄二登場でも、心は穏やかで寛容です。


「私が自然に添っていったんですね。」

自然に身を任せてゆったりとした時が流れているようです


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鹿股さん農法 三カ条(勝手にネーミング
 その① 鶏糞、生えてきた野菜をすき込んだだけの
     二本立てで十分!
 その② 必要な分だけ畑を休ませる!
 その③ バランスをとる!

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たっぷりの愛情を注ぎつつも、あまり手をかけ過ぎず、
土の良さが出るように、野菜本来の良さが出るように、
のびのび育てている…ということでしょうか。


なんか子育てみたいですね


とっても理想的に見えますが、
実際、実行するのは大変なんではないでしょうか???


その大変さが、いろんなことを試した「5年」
ということなんでしょうかね・・・

うーむ。
自然相手、そして人間のごとき土や草、虫、そして野菜相手。
一筋縄ではいかないですものね。


でも、地道にやることの大切さ。
そして、その努力は報われるということ。

考えさせられます。


鹿股さんの野菜は、特に、イタリアンやフレンチなどのシェフが
実際、畑に来て、自分の目で舌で確かめて、
取引きしたりしているそうです。

まあるい信頼関係が築かれて、
まあるい輪がたくさん繋がっていきます○○○○○





薬膳の師範・掘 桃さん(桃猫さん)も、身体までまあるくして
コウサイタイを・・・

摘んで、摘んで、摘んで、摘んで・・・・・
 もらって、もらって、もらって、もら~うぅぅぅ~~~
 (あ、円ひろしさんの名前も、円=○!え?どうでもいい?(;一Д一))





「コウサイタイ」と「ルッコラ」

一人ずつ、ブーケにしてキレイですね~

もちろん食べちゃうんですよ

豪華スペシャルランチにつづく



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4 コメント

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じん子さんへ (かおりん)
2009-04-23 12:35:18
はい、一応、タイトルだけ、ハリポタちっくに
なっとります!!
あぁ、良かった~♪
誰も気付いてくれないかな、と思っていました(汗)
次回もそんな感じのタイトルになるかと♪

じん子さんところも、ハコベ祭り開催中ですか~!!こりゃ、公開しないと!!
オープンガーデン、やってくださ~い!!
行ったらハコベがなくなってたりして!?
でも、お花屋さんやりながら、ベランダで野菜
づくりも♪ステキで~す☆私もせっせと…
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いしころとまとさんへ (かおりん)
2009-04-23 12:30:11
ほんと、読者の皆様、ペース早すぎて
申し訳ないです・・・(汗)

ギンギラギンにさりげなく~写真、
気に入って頂いたようで何よりです♪
またボンディの続きで登場しますからね!

いしころとまさん、昨日も楽しかったですね☆でも、最後の方はとてもおねむだった
いしころとまさんZzz…
お相手と連絡が取れて、夜はぐっすり
眠れたことを祈っておりますZzz…

今日は日差しが強い!ギンギラギン買わなきゃ~~~!?(笑)

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続きを読みにきたよ (じん子)
2009-04-22 22:06:12
かおりんちゃん、すぐに読みに来ちゃった。
そっかー
ハリポタ=賢者の
帽子ね!
今タイトルの意味が分かったわ…一号遅いってー

雑草いっぱい
知恵いっぱいの農法、すごい勉強になります
我が家のプランターも
ルッコラやスナップエンドウ、イタリアンパセリにもハコベがたっぷり絡み付いて実践してましたー
抜かなかったのは、モチロンわざとですよ!?
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Unknown (いしころとまと)
2009-04-22 20:43:50
あっという間に最新投稿!!
かおりんあんたは偉い!
かく言う私も
ぎんぎんらぎんにさりげなく~~
って、
前回ではアップアップ!!
かおりんの写真の腕で
シミそばかすその他アラカルトを隠していただきありがとうざんす。

ところで、あれから私はパソコンと格闘。
大事なメールがどうしても届かない。
ファックスにすると、相手はず~~と話し中。
疲れ果てて、、、
今やっとかおりんのブログで
元気が出てきました
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