総会・・・そーかい

昨日は【ベジフルコミュニティみやぎ 野菜ソムリエの会】、
発足２年目の総会でした　　


たくさんの方が集まり、有意義な時間が過ごせました


第一部は『宮城県農業園芸総合研究所』農学博士の菊地秀喜先生を
講師にお招きしての記念講演でした


テーマは≪みやぎの風土と果物栽培～地域密着型基礎知識≫

基礎知識と言っても、しらないことだらけ～～～

へぇ～へぇ～

えーーーっそうなのーーーー

と、驚き＆楽しい連続でしたから

さらには、こんなスゴ技も



東北の地図をスラスラスラスラ～～～っと一筆書き

すばらしいですね～～～

この後は世界地図まで描いて下さいました




私なんか日本地図は、東北・北海道・沖縄以外、
どこにどの県があるかすら怪しいですから




菊地先生、ブロクのハンドルネームは「落葉果樹専門店」様
ですので、その名の通り、果樹のお話は“知識の泉”状態

湧き出る湧き出る湧っき出る～～～
あふれるあふれるあっふれる～～～


バケツを持ってって、おこぼれをもらいたい～～～


興味深いお話が次から次へと飛び出しましたよ



例えば、リンゴ　　　　　



日本は、世界のリンゴ地帯の多くに比べると、
非常に過酷な自然環境なんですって

なぜなら、日本の夏は雨が多いから

雨が多いと、病気が雨の水滴で伝染しやすいのだそうです

『雨滴伝染』というそうです。

だから、日本はその点リスクが高いんですね。

病気が雨で伝染したら、りんごの商品価値がなくなり、
経営にも大きな影響を及ぼしますからね。


特に仙台は、オーストラリアの州都ウィーンや、
アメリカ北西部のシアトル、オーストラリアの首都キャンベラ
なんかに比べると２倍以上夏季の雨量が多い


でも、日本は生産者の皆さんの高い栽培技術で、
品質のよいリンゴを作っているんですね



それと海外との違いは、

海外は小さくたくさん作る、日本は大きく少なく作る

ということだそうです。



枝から出る頂芽からは、花が６つ出来るそうなんですが、
４つの頂芽のうち（つまり花は合計すると２４）、
残す花＝結実させるのは、たった１つなんだそうです


４～５％ですよたったの

もったいないけど、そうするから私たちは毎年おいしい
日本ならではのりんごが食べられるわけです。


ちなみに海外は、各頂花に２つ。

２４の花に、８つ結実させるわけです。およそ３０％

日本の６～７倍ですよ

だから、多く出来るけど、行きわたる養分も分散されるから、
実が大きくならないってことなんですね。なるほど～～～



これは日本の栽培農家さんは大変な重労働ですよね


さらに、さらに


東北６県の中でも、宮城は栽培が難しいそうです。

何故なら、他県に比べて、やっぱり雨の量が多いからなんだそうです。

そして、やませの影響。

春～夏にかけて、東北地方の太平洋側で、冷たく湿った
東よりの風が吹くことがありますよね。

この風のことを「やませ」と呼ぶんですが、
やませが吹くと、沿岸部を中心に気温が下がってしまうんですね

つまり、果樹の大敵、低温と日照不足になってしまうわけです


他県は奥羽山脈や盆地などでブロックされるけど、
宮城はもろに影響を受けるから、夏場気温が上がらず、涼しい


人には優しいけど、果物には厳しい状況。



でも、野菜ソムリエの資格を取ってから、
宮城の果物をよく頂くようになりましたが、おいしいんですよ


おいしい果物を実際に作っていらっしゃる農家さんが
宮城県にもたくさんいらっしゃるわけなんですが、
この難しい自然環境の元で、おいしく作られていらっしゃる
というのは、素晴らしい技術と日々のご苦労の賜物なのでは
ないかと、ひじょう～～～～～に、感動しました



昨日は、蔵王で西洋ナシを栽培されていらっしゃる山家さんも
いらっしゃってましたが、この気候で西洋ナシを栽培されるのは、
本当に高度の技術が必要だそうです。

にも関わらず、その技術は、菊地先生も太鼓判を押すほど
冬にたくさん頂き、西洋ナシってこんなにおいしいのか、
こんなに種類が豊富なのかと、感動の嵐でした



それからリンゴと言えば、宮城県のリンゴ生産者はたくさん
いらっしゃいますが、私が去年大変お世話になった
登米市東和町の『オノデラりんご園』さんですね

ふじと王林、文句のつけどころがない、高品質で
と～～～～ってもおいしかったです
子供たちと毎日食べても、全く飽きない
そんなオノデラさんのところはブドウも栽培されていて、
ぶどうもこれまた絶品


そして、ぶどうと言えば古川の『ぜんちゃんのぶどう畑』
トモさんのぶどう「シナノスマイル」、私、虜になりましたから～
食べて食べて、だんだん少なくなっていくことに悲しささえ覚えました
ロザリオ・ビアンコも美味
ブログを拝見すると、本当に真摯に栽培されていらっしゃって
さらに感動です


はやく来い来い、果樹の季節ぅ～～～～～


菊地先生、ぎゅっと凝縮された、
まるで日本の果物のような実のあるお話、ありがとうございました


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１：１５から始まった総会は、その後、新しい部会を作ったりで
５時半まで続き、新しい出会いもあり、そのあとの懇親会では
『キリンビアフェスタ』でお料理をしこたま頂き、
もうそれはそれはおいしくって、大満足の一日でした


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えぇ、ここで終わってればですがね。



総会後にあることがっ



少女に何が起こったか


もとい、おばさんに何が起こったか



昨日、ベジフルマイスター協会のホームページにある、
自分の会員ページを見たら…









マイスター二次試験、不合格

そーかい、そーかい、ああそーかい。

総会当日に分かるなんて、おっもしろーい（←微妙に不機嫌？）


でも、やっぱりか～って感じです

周りの皆さん、

「しゃべりの仕事してるから二次は余裕でしょ～」

っておっしゃるんですが、ノンノンノン



そう甘くはございやせんでしたよ　　　　　　



試験（プレゼン）直後、課題の研究結果を読み間違えたことが判明


しかも時間もオーバーしゃべりすぎ～

しゃべりだすと、原稿にまとめた以外のことが、
勝手に口から出る出る出るで～


誰か私を止めて～～～～～

スイッチ切って～～～～～


ってなわけで、しゃべりの職業が災いしたのでしたとさ



当日に結果が見えた感じだったんで、ショックは当日半分、昨日半分。

分散されて、よかったといえばよかったかも～


やっぱり一筋縄ではいかないですね。

でも、とりあえず、自分でやるだけやったので後悔はないです

これがあたしの実力だったわけですから～～～（←泣いてるじゃん）

だって、しゃべりの仕事してるだけに、
しゃべりのプレゼンで落ちるのは正直、ちとイタイですからね…

でも、さすがに研究結果を説明する機会はないので、
いい勉強になりました


また頑張りま～～～す


皆さま、こんなあたくしめに、愛の手を～～～～～


では、こんな私に自分で慰めの言葉を・・・

試練多き自分へ、何度も贈った大好きな言葉。

『失敗した事実は貴重な財産であり、
　　　非常に価値のある後世への文化遺産』
　　　　　　　　　　　　　　　　ｂｙ．医学博士 國米欣明

やば～い、あたし、文化遺産作っちゃった（違うだろっ！）




そして、以前、頂いた菊地博士のお言葉。

『苦労した過去は、
　　　　　自分の先生となって導いてくれる』


ほんとに、自分の先生が、もういらん！ってくらいいっぱい
誕生してますが、今回もありがたく殿堂入りして頂きましょう


皆さまのあたたかい応援と慰めのおかげです。

慰めて下さった先輩方、そしてダライラマ様ありがとうございます


ＰＳ．ダライラマ様、今日は気を遣わなくていいですよ
　　　ケーキなんか頂けると、より元気になるとおもいま～す



ながーーーい記事にお付き合いいただき、ありがとうございました