みつばちマーヤ＠ミュージカル

ブロードウェイパペットミュージカル
　『MAYA THE BEE～みつばちマーヤの冒険～』

娘にミュージカルを初体験させよう！
と連れて行ったんですが(息子は保育園)…
子供向けミュージカルなのに、あたしの方が大爆笑

あの“ネズミ＠夢の国”を運営するオリエンタルランド企画演出らしく、
大人も楽しませてくれる世界づくり、いやはやさすがですね

ところで、皆さま～、お話、覚えてますか～？

わたくしもちろん
すっかり忘れてました～


誰かに「『みつばちバーヤの冒険』見に行くんだ」などと
言ってしまったような
ばあやの冒険…ある意味見てみたい。

さて、忘れてる皆さま～
あらすじでーす

好奇心旺盛なみつばちのマーヤが「自由になりたい」とお城を
　　飛び出し、大冒険。いろんな虫たちに出会うのですが、ある時、
　　ミツバチのお城の危機を知り、仲間たちを助けに戻っていく…


思い出してきました～？
ドイツ生まれの作家の作品なんですが、実は、ニューヨークでは
約８年もパペットミュージカルとして公演されてるんですって。

そのブロードウェイ版ではパペットを操作する俳優を見せないように
しているようですが、日本版では、なんとびっくら、
ま、まる見えです
黒子の格好して、サササーッと…、ではないのです

主要キャスト４人で、いくつもの登場虫（？)を、時に、パペットを
身に付けるシーンなども見せながら、全身で演じていくんです。

そんなわけですから、わたくし、パペットの虫たちより、
俳優さんたちが気になって気になって…。

えイケメン俳優がいたんじゃないか
…そうなんですよ～
イケメンの～若い子がいて～

って、決して「イケメン好き」なわけではありません
そのイケメン、体と同じくらいの長さがあるバッタを演じていたんですが、
うまい体全体、表情、そして気持ち、自分の全てで演じてました。

バッタ始め、彼が操るパペットたちは、皆、命が吹き込まれたかのように、
動き出し、歌い、踊り、そして表情にまでいろんな心情が見えてくる。

パペットと俳優…一体なんだけど、でもそれぞれ別に
「ちゃんと生きている」って感じです。

で、だんだん、両方に愛着がわいてきて…。

こんな楽しみ方が出来るミュージカルは初めてです

そして登場キャラがいい


「♪休みなくても給料なくても働くぞ～♪命のかぎり働くぞ～♪」
エサをエッサとかついで、ステージを歌いながら、
ただ通り過ぎていくだけのアリさんたち。


タコのような赤い口、ギョロッとした目、うっす～いパヤパヤの髪の毛…
強烈なデザインでインパクトありすぎの、不気味極まりないクモ女。


スーツ姿にネクタイ、インテリでナルシストなアゲハチョウくん。


「悲しげだけど美しい」とマーヤに誉められ、
“悲しげだけど美しいソング”を歌う、地味～な蛾。


「もう会うのは終わりにしましょう」と、恋する女性にフラれ
「仕事じゃなく私の中身を見てほしい」と嘆く…





フンコロガシ。

確かに、どうみても、ついさっきまで糞をお転がしに
なっていらっしゃったかのような汚れ方…


シュール～


これはですね、虫世界に投影させた人間界の不条理を描きながら、
同時に、生きていく上での“大切なこと”を教えてくれる、
深～い作品でございます。

それを、わかりやすいドリフ的なギャグという形で見せてくれる、
懐の大きさが、魅力です。

ゲラゲラ笑いました～

子供目線だと、ステージバックにうつしだされる美しい映像の中、
次から次へと登場する虫たち…
その世界を、子供ならではのイマジネーションを膨らませながら
楽しめます。ちっちゃい子は泣いてましたが…
でも、一緒にジャンプしたり、客席まで来てくれたり、観客参加シーンも
いくつもありました～。
娘もマーヤ＠パペットに握手してもらって、目がキラキラり～ん


昨日の“突然の来客”でもあるお友達＆お子ちゃまと
一緒に行ったんですが、帰りは子供二人で、
「それゆけみつばちマーヤ！(マーヤ！)」
テーマソングを大合唱


大人二人は、
「フンコロガシが…！セミ…！あのクモ！」
と話が止まらな～い


予想を超える面白さでした～。
虫、苦手だけど、みんな愛すべきキャラだったな～。

でも、私の一番のお気に入りキャラが、
“バッタ”だと気づいてびっくり。
実は、家についてパンフレット開くまで…


キリギリスだと思ってたんです
イケメン舞生ゆうさん、ごめんなさ～い
でも、魅力あふれる生き物でした


ブロードウェイパペットミュージカル
『MAYA THE BEE～みつばちマーヤの冒険～』公式HP
http://www.mayabee.jp/

バッタ＠舞生 ゆう 公式HPhttp://www.maiki-you.com/