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うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

阿修羅展

2009-04-11 17:21:20 | Weblog
今日は国立博物館の阿修羅展に行ってきました。

それにしても上野は相変わらずすごいヒト!

桜も終わりなのに、さすが土曜日。

阿修羅展も入るまでに40分待ちの入場規制でした(^^;)

ま、かつて京都の国立博物館に鳥獣戯画展(大絵巻展)を見に行った時の
炎天下での2時間待ちよりは相当ましですけど…

でもやっぱり素晴らしかったです!!

1年半くらい前に興福寺に行った時に阿修羅像も観ているのですが…

違いますね、やっぱり。

国宝館に整然と並んでいた展示品チックな阿修羅像でも十分神々しく
美しいお姿だと思ったのですけども…

さすが国立博物館。

やっぱり演出が違います(^^)

メインはやっぱり阿修羅像。

阿修羅像1体が安置されたお部屋まで続く薄暗い通路…

それを抜けると

目の前には一段下がったところにスポットライトを浴びた
阿修羅像が浮かび上がります。

さすがに回りはすごい人が取り囲んでじっくりと
お姿を眺めています。

興福寺では、ガラスを通して平面的にしか眺められませんでしたが、
こうして、

ナマのお姿を

下から少し見上げる感じで

真横からも

後ろからも

すこしななめ45度くらいからも

自由自在に眺められるなんて

本当に素晴らしいです。

そしてやっぱりあの表情…

憂い顔とよく言われますが、

まっすぐな視線は本当に何を見つめているのでしょう…

興福寺で見るよりも、演出やライトアップのせいもありますが、

ずっと大きく、神々しく、存在感が感じられました。

他にもたくさんの仏像が来ていらっしゃって、

本当に大迫力の展示でございました!!

しかし、本来お堂の中で拝むべき方々も

こうして展示されると

美術品になって手を合わせることも忘れてしまう…

…なんか、恐れ多いことではないでしょうか(--;)