中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

笑うべき、愛すべき・・・摩訶不思議な中国の日常!

2011-06-02 07:05:03 | 中国
中国、中国人の日本人とは違う奇行を、面白おかしく話すだけで、書籍が成立してしまうような気もしますが、いい加減3年も中国は上海を軸に過ごしている私でも、やっぱり、え~?と思うことは日々あります。

まずは先週の出来事。よく上海の地下鉄では、みすぼらしい身なりをした人が、お金を乞う姿が見受けられます。あきらかに無視をする人、一瞥してみてはやっぱり無視をする人、たまにわずかばかりの募金?をする人、様々ではありますが、これだけ発展している上海でも、このような物乞いの行動はよく見かけることです。

先週、びっくりしたのは、隣の車両あたりから、聞き覚えのある曲が、けっこう大音量で流れてきました。皆が視線を注ぐ先には、みすぼらしい格好をしたお母さんらしき人の後ろに、ごく普通の格好をした若い女性が、首からスピーカーを吊り下げて、何やらカラオケを歌っていました。よく聴いてみると、その曲は私の18番、林志の「単身情歌」でした。さすがに心得のある曲だけに、どんなものかと聞き入ってしまいましたが、そもそも、地下鉄の物乞いで、それなりに立派なカラオケシステムを持ち込んで、地下鉄を縦断する・・・これって、あり?と思ってしまいました。芸は身を助くとでも言うのででしょうか?何人かがおひねりを入れていました。

さらに今日、事務所開きにあわせて、カラオケ練習用の薄型テレビやDVD、さらには冷蔵庫を近くの蘇寧電器に買いにいった時のこと。当初、定員が1,199元でOKと言ったので、了承して会計を待っていると、「ごめんなさい、実は1,199元の価格にはすることができず、実際は、1,249元、50元高くなるんです。」と言ってきました。また騙しやがって的な感情になりましたが、店員は明るく、じゃあ、50元分のサービスします。鍋とまな板をプレゼントしますが、どちらがいいですか?と聞き返されてしまいました。鍋?まな板?確かに50元くらいの価値はありますが、自分のミスはどこにいったものやら・・・それでも屈託のない笑顔に流されて、まな板をもらいました。

いずれも、日本的には。「うそでしょう?」と言う感じではありますが、逆に日本人は、ある一定の守備範囲でしか、真実と認めない。ありえないことが日常茶飯事の中国では、精神に支障をきたすこともあるかも?

それでも、どことなく彼女らの対応や行動が、愛すべきと思ったのは、私だけでしょうか?上海の街にも色んな人が溢れていますが、人間模様と言いますか、一人ひとりが色んな背景を背負っているんだろうなと思いながらも、総じて皆、どことなく楽しそうに生きていたりします。していることは物乞いでも、そのパフォーマンスに個性が出ていたり、大手量販店の店員さんの不思議なおまけ。この先も色んな中国人に出会うことでしょう。




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