【むら】
村、屯、邨 / 邑 / 斑
村
形声。音符は、寸。寸には、忖(ソン)の音がある。
古くは、邨につくり、屯 と 阝(邑) とを組み合わせた形。
屯は、織物の純飾り(へりかざり)の形。織物を留めるところを結びつけて固めた形。糸を集めるという意味。
邑は、囗(くに、城壁の形)と巴(跪く人を横から見た形)の組みあわせた形。城中に人が居るという意味。
「みやこ、まち、むら」の意味
邨は、人の集まり住む「むら、いなか」の意味に。
村は、邨の形声の文字。
「邑」に構造が似た漢字紹介
正 一(囗(くに)を偏平にした形)+ 止
囗(くに)は、城壁に囲まれた集落
止は、足の形で進むことを示す。
相手方の囲いに進軍することは、正しいことであり、
正儀的な事柄から、「正」の字ができた。
衆 古くは、囗(囲い)+乑。
後に、罒(目)に変わり、血に変化した。
∴ 罒は、監視下にあることを示すかも知れない。
眾は本字 衆は俗字
屯
象形。
織物の縁の糸を結びとめた房飾りの形 ⇒ 屯
「あつめる、たばねる、
とどまる、たむろする」の意味
屯は、純の原字。
訓読み:「たむろ、たむろする」
<ちなみに>
織物の糸のとどまるところ、糸飾り ⇒ 純
<部首「阝」の用い方>
右側にくる(旁)「阝」は ⇒ 邑
左側にくる(扁)「阝」は ⇒ 阜
「阝:阜」~俗に神が陟り降りする梯子
∴「段」もよく似ている
中国語
村・邨(cun1)
(村儿)〔量詞:座〕村.
田舎じみた,粗野な [~野]同前.[~气]田舎っぽさ.
邑(yi4)
都市:[都邑]都会. 県.
以上から
「村(屯、邨)」と「邑」の規模の違いは、
「邑」の方が大きい
<ちなみに>
むら :斑~まだら=斑・駮・駁、
まばら=疎・踈・稀・馬原
むらがる:群がる、羣、叢、樷、
簇~ささだけのように小さい竹を集めた
=しんし~洗い張りする時に使うはり
欑~竹を束ねた杖、樹木がむらがり生える
「むら」は、寄せ集めた様子の共通点がある。仮説(蜻蛉)
ピンイン
邑 :yi4
村・邨:cun1
屯 :tun2
春 :chun1
篆書体(漢字表記出来ない)では、芚と日との組合せ)
寸 :cun4
よって
cun-tun-chun は、「屯」を共通要素に持っているため、un の音を持っている。
村、屯、邨 / 邑 / 斑
村
形声。音符は、寸。寸には、忖(ソン)の音がある。
古くは、邨につくり、屯 と 阝(邑) とを組み合わせた形。
屯は、織物の純飾り(へりかざり)の形。織物を留めるところを結びつけて固めた形。糸を集めるという意味。
邑は、囗(くに、城壁の形)と巴(跪く人を横から見た形)の組みあわせた形。城中に人が居るという意味。
「みやこ、まち、むら」の意味
邨は、人の集まり住む「むら、いなか」の意味に。
村は、邨の形声の文字。
「邑」に構造が似た漢字紹介
正 一(囗(くに)を偏平にした形)+ 止
囗(くに)は、城壁に囲まれた集落
止は、足の形で進むことを示す。
相手方の囲いに進軍することは、正しいことであり、
正儀的な事柄から、「正」の字ができた。
衆 古くは、囗(囲い)+乑。
後に、罒(目)に変わり、血に変化した。
∴ 罒は、監視下にあることを示すかも知れない。
眾は本字 衆は俗字
屯
象形。
織物の縁の糸を結びとめた房飾りの形 ⇒ 屯
「あつめる、たばねる、
とどまる、たむろする」の意味
屯は、純の原字。
訓読み:「たむろ、たむろする」
<ちなみに>
織物の糸のとどまるところ、糸飾り ⇒ 純
<部首「阝」の用い方>
右側にくる(旁)「阝」は ⇒ 邑
左側にくる(扁)「阝」は ⇒ 阜
「阝:阜」~俗に神が陟り降りする梯子
∴「段」もよく似ている
中国語
村・邨(cun1)
(村儿)〔量詞:座〕村.
田舎じみた,粗野な [~野]同前.[~气]田舎っぽさ.
邑(yi4)
都市:[都邑]都会. 県.
以上から
「村(屯、邨)」と「邑」の規模の違いは、
「邑」の方が大きい
<ちなみに>
むら :斑~まだら=斑・駮・駁、
まばら=疎・踈・稀・馬原
むらがる:群がる、羣、叢、樷、
簇~ささだけのように小さい竹を集めた
=しんし~洗い張りする時に使うはり
欑~竹を束ねた杖、樹木がむらがり生える
「むら」は、寄せ集めた様子の共通点がある。仮説(蜻蛉)
ピンイン
邑 :yi4
村・邨:cun1
屯 :tun2
春 :chun1
篆書体(漢字表記出来ない)では、芚と日との組合せ)
寸 :cun4
よって
cun-tun-chun は、「屯」を共通要素に持っているため、un の音を持っている。