≪これまでのツケを払う時期が近づく≫
日本は協力国でありながらRoHS指令同等法を
設けていない、かなり消極的な国です。
そんな国が国際的に意見できるのだろうか。
やじうまながらそう心配したことあります。
台湾そしてUAEがRoHS指令同等法を設けました。
そこで共通するのが、分析データ提出が必須な
こと。これについて思うことを書きます。
無責任な立場で意見するのはおこがましく
やめておき、商売影響のみ推測します。
今の日本は公式ガイドで分析データ不要とは
言ってませんが、CEマーキング申請には
成分表と各パーツの適合証明書があれば合格
できると認識してる企業が多い。
信用ベースで科学的かといわれれば弱い。
しかしながら、社内管理が圧倒的に簡単で
済むのでこの楽チンシステムに乗っかって
RoHS指令登場から今日までずっと成分表と
不使用証明書入手だけしてきた企業が
多いように思います。
もし、その企業が台湾やUAEに製品出荷し
続けたいと希望したとき、およそほとんど
の購入部資材の分析データを追加収集する
とともに、新システム導入が要ります。
経営者は問題に気づけるでしょうか。
やじうまだから気楽に書ける次の展開
ポイントは次の2つ
①EUは分析データ必須とするか
EN50581が求める申請資料は次の3構成
成分表(FMD)
各パーツのRoHS適合証明書
各パーツの分析データ
日本から提出されたセルフ審査を認定する
のはEUですから、分析データレスで合格
させてきたEUの責任もあります。
今のEN50581はフタレート追加前のもの
なので見直すかもと思っています。
まずEUはフタレートを環境ホルモンに認定
してます。これは世界に先行してます。
輸入される成型品のフタレート分析について
議論してるようですし、最近ECHAが公表した
製品分析結果で、REACH規則等で規制あるに
もかかわらず、玩具などフタレート含有が
多く、運用面の弱さがあぶりだされており
、総合的に政治判断されるとみてます。
②EUは完成品管理徹底を持ち出すか
フタレートを持ち出すまでもなく、完成品
の状態を審査するのがRoHS指令です。
レシピ材を分析すればいいとはどこにも
書いてません。RoHS6物質だからそんな
乱暴が通ったこともあるようですが、
完成品の移行汚染エビデンスが必要な
フタレートには通用しません。
完成品を自分の手で分解して分析用サン
プルを用意するのですが、その手間が
面倒にされたケースもあるでしょう。
いわゆるグリーン調達と呼ぶレシピ材管理
しかしてこず、出口管理をしてなかった
企業は見直しを迫られるかもと見てます。
※細かいことを言うと、EN50581が求める
分析単位はパーツ毎。日本のほとんどの
企業はそれより細かく均一材料毎で分析
しており、個人的にはその差がどう解消
されるか関心あります。
日本は協力国でありながらRoHS指令同等法を
設けていない、かなり消極的な国です。
そんな国が国際的に意見できるのだろうか。
やじうまながらそう心配したことあります。
台湾そしてUAEがRoHS指令同等法を設けました。
そこで共通するのが、分析データ提出が必須な
こと。これについて思うことを書きます。
無責任な立場で意見するのはおこがましく
やめておき、商売影響のみ推測します。
今の日本は公式ガイドで分析データ不要とは
言ってませんが、CEマーキング申請には
成分表と各パーツの適合証明書があれば合格
できると認識してる企業が多い。
信用ベースで科学的かといわれれば弱い。
しかしながら、社内管理が圧倒的に簡単で
済むのでこの楽チンシステムに乗っかって
RoHS指令登場から今日までずっと成分表と
不使用証明書入手だけしてきた企業が
多いように思います。
もし、その企業が台湾やUAEに製品出荷し
続けたいと希望したとき、およそほとんど
の購入部資材の分析データを追加収集する
とともに、新システム導入が要ります。
経営者は問題に気づけるでしょうか。
やじうまだから気楽に書ける次の展開
ポイントは次の2つ
①EUは分析データ必須とするか
EN50581が求める申請資料は次の3構成
成分表(FMD)
各パーツのRoHS適合証明書
各パーツの分析データ
日本から提出されたセルフ審査を認定する
のはEUですから、分析データレスで合格
させてきたEUの責任もあります。
今のEN50581はフタレート追加前のもの
なので見直すかもと思っています。
まずEUはフタレートを環境ホルモンに認定
してます。これは世界に先行してます。
輸入される成型品のフタレート分析について
議論してるようですし、最近ECHAが公表した
製品分析結果で、REACH規則等で規制あるに
もかかわらず、玩具などフタレート含有が
多く、運用面の弱さがあぶりだされており
、総合的に政治判断されるとみてます。
②EUは完成品管理徹底を持ち出すか
フタレートを持ち出すまでもなく、完成品
の状態を審査するのがRoHS指令です。
レシピ材を分析すればいいとはどこにも
書いてません。RoHS6物質だからそんな
乱暴が通ったこともあるようですが、
完成品の移行汚染エビデンスが必要な
フタレートには通用しません。
完成品を自分の手で分解して分析用サン
プルを用意するのですが、その手間が
面倒にされたケースもあるでしょう。
いわゆるグリーン調達と呼ぶレシピ材管理
しかしてこず、出口管理をしてなかった
企業は見直しを迫られるかもと見てます。
※細かいことを言うと、EN50581が求める
分析単位はパーツ毎。日本のほとんどの
企業はそれより細かく均一材料毎で分析
しており、個人的にはその差がどう解消
されるか関心あります。