金沢発 あれやこれや

-ヒントをくれる存在に感謝しつつ物語をすすめます-

永源寺ダムの放流タイミング

2017-09-19 23:57:40 | 滋賀の日々
以下は私が滋賀県土木防災システムで見た情報
で考えた私的考えです。

永源寺ダムは利水目的なのでムダに放流しない
管理だと見てます。
そのダムが放流するのは、放流しないとダムが
危険になるほど大雨が降ったとき。

放流したときの様子を土木情報管理システムの
サイトでこれまで2回見ましたが、いずれも
氾濫注意水位を超え、先日の大雨では、
避難判断水位を超えて、私の携帯にも市からの
避難地区指定を伝えるメールが届きました。
2回とも100ミリ近い豪雨のときでした。

このことから推察するに、永源寺ダムが放流
やむなしと判断し放流開始したときは、氾濫
注意水位を超える可能性が高い。

もちろん放流するにあたり、消防団が土手
をまわり、人がいないか確かめたうえだろう
し、その手順には問題ない。
問題は愛知川が放流した水が氾濫注意水位を
絶対超えずに安全に流しきれるだけのキャパ
を恐らく持ってないこと。

東近江の上空にどれくらいの雨を降らせる雲
がきてて、それがこれから15分きざみに
どれだけの水をダムに注ぎ込み、愛知川が
15分でどれだけの水を琵琶湖に流せるか、
そして途中の支流から流れこむ量がどれだけ
になるか、すべてを完璧にシミュレーション
できる手法はたぶん無く、長年この川の
防災に携わってきた方の経験と勘にたよる
部分もあるのだろうなと思ってる。

放流水が15分ほどかけて御幸橋に到達し
そこにある水位表示が上がる様子を観察し
て避難判断してるとしたら、川沿い住民
であれば、切羽詰りすぎであり、避難する
時間が稼げる改善を求めると思う。

東近江市民のひとりとしてひとつ望みを
言うならば、何時何分にダム放流開始見込み
か決めたのなら、メールで知らせてくれると
行動の参考になりありがたい。市民は
土木防災システムのダム情報でしか放流開始
したと知ることができず、その後起こること
を考えるととても心細い。
放流してからその水が御幸橋に到達するまで
15分ほどかかる。その時間が貴重。

※落ち着いて計算すると、流速が時速50
キロでもダムから御幸橋まで20分は
かかる。この時間を避難準備に使える
のは貴重。10/22の避難情報メール
では放流開始が連絡してもらえた。

※川沿いに誘致工場多いなか今の運用を
続けると、誘致企業より地元農業優先
かと疑問を持たれかねず、中国四国で
被害をもたらした規模の大雨がきて
同じ放流管理すると下流は全滅して
しまうので県防災機関と連携した
放流運用が望まれますね。
コメント
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